我楽多苑 CDラジカセ カセット部修理 ジャンク 
[130415]

CDラジカセのジャンクを、買いました

普段のBGM(古語か?)として、音楽CD(主にクラシック)を流しているのですが、それぞれもう何十周も聴いている(左写真クリック)ので、偶には、“日本のポピュラー曲”でも♪...と思ったけど、生憎カセット・テープ版しか無い!
ところが、それが聴ける「車載用カーステレオ・メカ部」を、以前に、邪魔だ!って、捨ててしまっていました。それに、CD再生もIBMCD-20X+外付けSP Boxだもんで、耳も可哀相!

そこで、この際、「CDラジカセ」(カセット部不良の)ジャンクを買って、修理して使うことにして、ヤフオク!で落札。(総費用\1,500送料込み)
(CD部不良は修理が難しそうだけど、カセット部なら、多分、“ベルト交換”位で直るだろうとの甘い期待で)

届いたモノは、外装はコンパクトで結構綺麗だし、CD部やラジオ部は問題無し!
で、カセット部も、分解・試動してみたら、何と無く直ってしまいました♪(モータの回転速度調整部は、少し弄りましたが)

その後、丸一日聴いていましたが、悪くなる様子も無いし、ずっとこのまま使えそう!
(ちょっと不格好だけど、)これ、愛用しようと思ってます。w(^^; (左上写真)
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分解と線類外し
このジャンク、カセット・テープを差し込んでも、動いている様子が無い。
ただ、音量を上げると微かな(ブーンという)ハム音が、聴こえるので、アンプ回路側は活きているようですが、テープが動かずで、恐らく“ゴム・ベルトの不良化”だろうと、予想しました。

兎に角、分解して様子を調べねばなりませんが、最近は全然家電機器を触っていないので、分解はおっかなびっくり!(でも、左程難しくも無かった)
これは、上部2個、下部8個のタッピング・ビスを外すと、下側を分離出来ました。
下側には電源部が入っていますが、その電源用コネクタ(左写真)を外せば、上下は完全分離出来ます。

ただ、カセット部を調べるには、それごと抜き出す必要があり、そのために、コネクタ類や邪魔になる線類(の半田付け)を外さねばなりませんでした。(もう、記憶力が衰えているので、接続箇所を間違えないように、一々メモをしてました。苦笑)
実は、当初、押しボタン頭を、それぞれ単独で外上へ抜き出せないかと、散々苦労したのですが、構造的に無理だった!
結局、このジャンクのカセット部は、“頭”を付けたままで、抜き出し|出せました。(左上写真<クリック>)

カセット部とモータ駆動部
カセット部は4個+1個のビスを外せば、筐体から外せます。(左写真)

これに繋がる線類は、モータ部:3本、再生・記録ヘッド部:1束(4本)で、ビニール被覆が固くなっているので、半田付け箇所が切れ易いですね。(あちこち、何度も切れました!)

さて、取り出したカセット部ですが、メカ部は「押しボタン」をガチャガチャやってみて、特に異常の無い事を確認しました。
で、肝心の「モータ」や「ベルト」ですが、外部電源(12V)を加えてみたら ・・・ うむ!ちゃんと回ってますね!(左写真クリック)
「ベルト」を一旦外して状態を見たのですが、まだ、どちらもそれほど伸びている様子はないし、それによる伝達や回転トルクも、まだ十分なようです。

回転の確認、調節
各「押しボタン」を押して、回転方向を確認しましたが、特に異常は無い。
念の為、カセット・テープを乗っけて、テープが巻き取れるかどうかも調べた。(左写真)

少し、もたつくような気がしたので、外部電源の電圧(10V〜14V)を少し変えてみたり、モータ後部(中)にある「回転数調節器」を弄ってみました。(左写真<クリック> ・・・ あ!この“いい加減な調節”は拙かったのが、後で判明。オヨヨ)
そうこうしている内に、モータは安定して回るし、テープはちゃんと送れるようになっていました。

でも、これ?何処が可笑しかったのでしょうか?良く分かりませんでした。
(もしかして、モータの“グリース固化”だったのかな?)

調整の前後(ビデオ)
専門家なら、モータの回転数を弄った後は、ちゃんとテープ走行速度を「測定機器」などを使って調べておくのが常道でしょうが、こちらは素人作業なので、至って“適当”に!
でも、組上げた後で、テープ送り速度が、速過ぎる事が分かりました。

面白いことに、クラシック曲では気が付かなかったのですが、歌手の声だと一発で分かりますね♪(左写真<クリック>で、ビデオ・ファイル再生 ・・・ ちょと誤魔化しあり
(蛇足:そういえば、クラシック曲は、指揮者によって“一曲の長さ”が違うという事を読んだことがあります。当然、演奏速度が違うのですが、聴く側もそれで納得して聴いているわけ)

慌てて、また分解して、モータの回転速度を再調整を!
でも、全体を再分解せず、モータは定位置のままでやりたかったので、それには、細長〜いドライバが必要でした。 ・・・ ですが、生憎それが行方不明!
止む無く、道具箱の中に残してあった「竹皮付き串棒」の先を細く平たく削った代用品で、何とか調整が出来ました♪
(“竹皮”無しの通常の割り箸だと、ちょっと弱いかも)

外形と切替スイッチのこと
改めて、このCDラジカセを眺めて見たら、何となく愛嬌がありますね。
元々、私は“四角張っている形”の方が好みで、こんな“へんちくりんな丸型”は好きではなかったけど、自分で触って動くようにしてみると、結構愛着が湧きます。
まぁ、傷も汚れも無くて綺麗なので、余計にそうなのかも。(左写真)

ところで、この機種は、「切替スイッチ」の位置や機能が、妙ですね?(左写真クリック)
「切替スイッチ」の中央が「テープ」なのですが、これは、“CD・ラジオ切”と兼用になっています。これだと、「ラジオ」と「テープ」が同時には“ON”出来ない!...のかな?
おや?「ラジオ」側にしておいても、「テープ」は動いてるぞ!
しかし、信号系は「ラジオ」側のみだから、“ラジオからテープに録音すること”などは、不可能でした!(笑)

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