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独り言集 令和二年六月版




  空気清浄機? 買い   「6月19日」

+++ 効果有無、分からず! +++

以前から、室内の棚や装置類の上に、“塵・埃”が積もって来るので、しょっちゅうハタキで払い落としてはいるのだが、これを何とか自動的にやれないものかと考えている。
ネットで「空気清浄機(TEP-IK103)」なるものを見て、使ってみたくなった。
写真で見ると、なかなかスマートだし、集塵能力もある(?)らしいので、試しにジャンク品を買ってみた。(¥881送料込み)

手を入れる必要があったが、一応動き出して、数日使ってみてはいるのだが、これの効果は、実は怪しい!(図1)
ブレードに埃を集めている様子も無ければ(図2<クリック>)、空気をイオン化している気配も無い。

ネット上の評判を見ると、皆“期待感”ばかりで、具体的な結果や効果については、殆ど無い?
所謂、「なんちゃらに効くサプリメント」と同じ類か?!(皮肉)
今では、(私は)“これは、只の玩具だ!”と思っている。


+++ ファン廻らず、分解 +++

電源は付属していないことが分かっていたので、5V,1Aを、わざわざ用意した。
(DCプラグの合うのが無かったので、加工して、合うプラグに付け替えたのだ)
ところが、電源を入れても、ファンが廻っていないらしい(?)ことに気が付いた。
(良く見ないと分からないのだが)

で、分解してみたのだが、何処も悪そうな箇所は無い。(図3)
(ただし、分解した時に、“留め支柱”が3か所、剥がれてしまった。元々だったのかどうかは不明)
何気無く、ファンに息を吹き掛けたら、おっ!廻り出した。
どうやら、印加電圧が5Vでは、低過ぎるようだ。

そこで、7V,1.2AのACアダプタに替えてみたら、電源SWを入れ、FAN-SWを入れた直後から、難なく廻り始めた。
(実は、この2段構えのSWの意味が良く分からないのだが、説明書が無かったので、疑問含みのまま)

その後、3〜4日程廻しているが、内部に塵が溜まる様子も無い。
もしかしたら、(無声放電を生じさせる)“高圧放電回路”の方が壊れているのかもしれないが。
まぁ、こんなちっちゃなファンでは、“多少でも良い効果”を、期待する方がおかしいのかも。

出来れば、この高さ程の“シロッコ・ファン”でも使っていれば、もう少しは吸い込めると思うが、如何せん、こんなファンではなぁ...。




  ベアリング・モニタ 処分   「6月15日」

+++ 数値化の意味? +++

どんなものか興味があったので、「ヤフオク!」に出ていた「ベアリング・モニタ」(Lubtech-II)というものを買ってみた。(総費用¥1,101送料込み)

“潤滑油膜厚”を測る方は、多分、十分役に立つのだろうが、(私が知りたかった)“振動(騒音?)”を測る方は、“まぁ、こんなもんか...”といった感じ。
装置全体の程度は良く、プローブ類も揃っていて、拙い買い物ではなかったとは思うのだが、如何せん、単に私の好奇心を満たしただけのものになった。

電動ドリル」の振動を、私が“これは振動が大きい、騒音も酷い!”と感じているが、これで測ってみると、“そーですね、大きいですね!そろそろ、危険ですね!”と表示する(だけ)。
測り方によっては、“危険です!”と出て来るが、それを緊急とみて今直ぐに廃棄するか否かは、こちらの思惑次第だから、折角の数値化も無意味になってしまうわけだ。

他の電動工具類を彼是と測ってみたが、数値比較して意味がある!とまでは行かなかった。
高級計器だが、私の“アマチュア的判断基準用”としては、勿体無いに過ぎる。
それに、置き場所と使用効果の比(パフォーマンス・レシオ)も良くないので、早々と処分した。売り値¥100(税込み?)




  ディスク・グラインダ 手入れ   「6月5日」

+++ 騒音&低減策 +++

此の所、使う宛も無いのに、「ディスク・グラインダ」のジャンクを買ってみては、騒音が激し過ぎるなどとして、廃棄しているのだが、今回は、このグラインダ「SDG-100D」を買ってみた。(図1 ジャンク7点纏めて¥671だった中の一つ)
実は、昔から使って来た「電動ドリル」の騒音のこともあって、何故、こんなに音が激しいのだろう?という疑問が、頭から離れないもんで。

勿論、ギヤしか音の出る場所は無いはずなので、もしかしたら、“ギヤ欠け”か?と、“ギヤ・ボックス”(?)を開けて、グリースを全部拭い取って、眺めてみた。(図2<クリック>)
ふーむ、“モータ側の傘型ギヤ”がゆるゆるで、出入りがあるが、これだと、“相手側の傘型ギヤ”と噛み合う時に音が出るのは当然か?!

まぁ、これはこんな構造なのか!とは思うが、“スプリング”か何かでお互いを押し付けるようにすれば、もう少し改善出来るのではないか?
今は、こうした機械の知識は殆ど無いに等しいので、実際に確かめるのは、もう少しあれこれ勉強してからにしたい。




  ハンド・ドリル 修理   「6月3日」

+++ 修理は簡単! +++

「ディスク・グラインダ」を含む全7点で¥671のジャンク工具群を買ってみた。
(重そうだったし、近郊だったので直接、車で取りに行って、送料を節約!)

この「ハンド・ドリル(EARTH MAN 70W)」は、その内の一点で、ACプラグを差すと、いきなり廻り出し、「レバーSW」を下に押し下げると止まるが、そのまま引くと(普通に)廻るという、妙な故障品/ジャンクだった。
調べてみると、「レバーSW」部のプラスチック枠の上部板が剥がれて“支え”るものが無く、「レバー」が勝手に持ち上がる為に、「SW」が導通してしまうらしい。(図1)
恐らく、此処に“支え板”があり、それが“レバー・ストッパ”を兼ねていたのだが、使用者が強い力で無理矢理、その“ストッパ”を押し潰したんだろうな。
それで“ストッパ”諸共、“支え”が折れて剥がれてしまったようだ。

ジャンク箱から黒い約2mm厚ほどのプラスチック板の端切れを見付け、それを加工して、その“支え板”にしてみた。
それの固定は、「ホットメルト・ボンド」を半田鏝で熔かして塗り付けた。(図2<クリック>)
これで、正常に操作出来るようになった!
この“ドリル&ドライバ”は、(私の感覚では、)“ドライバ”としては良いが、“ドリル”とするには、70Wは、少し力不足の感じがした。
使い分けしてみるために、暫くは、処分せずに置いておこうと思う。




  波形観察器−OEM版 淡白!   「6月1日」

+++ キーボードに機能無し!(至極、淡白) +++

以前買った「波形観察器 HDS1021M-OEM版」のキーボードに空きがあるので、ここに部品を載せたら、機能が増えるのではないかという淡い期待をして、「面実装抵抗」や「押しボタンSW」などを買い込んで、搭載してみた。(チップ抵抗103x50¥398送料込み、331x50¥398送料込み、微小タクトスイッチx8¥621送料込みなど)
...結果は、(部品を並べる途中で分かってしまったのだが、)キーボードは、F1〜F5キーだけの為に付けてあるもので、他のパターンに、全然意味は無かった。(図2<クリック>)
一応、抵抗103/10KΩは全部付け、押しボタン・スイッチとLEDは2個ずつ付けてみた。
押しボタンは押しても効かず、LEDは点灯しっ放しだった。(図1)
ということは、ROM内容は極めて淡白な内容だったということらしい。

結局は、私の勘違いで、新旧の生産品の手法が、もう大きく異なっていることを考え損なっていたというわけ。
昔は、ちょっとしたマイナ機種の注文を受けた時、新たに機種を起こすのではなくて、主力生産品を少し手直ししたり、部分的に省いたりして、対応するのが常道だったように思う。だから、ソフトの中身は相当に詰まっていて、それを上手く引き出せれば、汎用機に変身させられたりもしたような記憶がある。
今は、少量多品種にも余裕で対応出来るよう、受注・技術・製造の体制がちゃんと出来ているのだろう。
そして、使えそうな他機種の部分(今の場合、キーボード基板)があれば、設計・製造の手間を省いてそれをそのまま使うということのようだ。
そうすれば、金型費用は省略出来るし、搭載部品や製造コストも省ける。
この「波形観察器」の“キーボード”は、多分、他機種のものの流用だろうが、プログラム/ROMデータはOEM専用に作り直したのだろう。
もしかしたら、新人技術者の最初のテーマだったのかもしれない。


ま、そんな私の勝手な想像はさて置いても、中身は(期待したような)“お宝”ではなかったということだ。(少しだけ、残念!)
でも、捨てる前に、もう少し良い“使い道”を考えてみるかな?



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