[表紙頁]へ  関連記事の目次へ

[二〇一六年九月二十九日]
物干し台を、更新した

遂に、その日がやって来た!
約30年前に立てた「庭の物干しの支柱」の根本が錆びてぐらぐらだったのが、とうとう折れてしまった!

これの修理・更改を、歳に託(かま)けて業者に頼むことも考えたが、まだ気力(体力?)は有りそうなので自力でやれるところまでやってみることにした。

「コンクリート台座」の処分に、当初頭を悩ませたが、旧「錆柱」の根っこを抜いてみたら「台座」は再利用が可能だったので、新「支柱」を差して、完成!

買って来た更新用の支柱(ステンレス製)は、175cm長、直径32.5mmのもので旧品とほぼ同じサイズなんだが、見掛けよりずっと軽いのに驚いた。(図1 ¥2、780税込み)
実は、195cm長のが欲しかったのだが、通販だと日数が掛かり過ぎるし、近くのDIY店2店には、モノが無かったので、止むを得ずこれにした。

作業では、元の錆びた“支柱の根っこの取り出し”と“支柱の切断”(廃棄のために、50cm以内)で、体力の多くを消耗したが、かいた汗をシャワーで流したら心身ともにサッパリした。(図2<クリック>
 
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
道具類

錆びて分離した「根っこ」を、全部取り除いた後で気が付いたのだが、支柱が折れる前に、柱全体で引っこ抜けば、すんなり抜けたのかもしれない痕跡があったんだが...

しかし、当初は、「根っこ」を「コンクリート台座」から分離して取り出す事しか考えず、道具として、タガネ類、金槌などを用意した。(図3)

また、柱類を廃棄する際は50cm以内にすべし!という自治体の要請があるので、電動ドリルとステンレス柱を切る回転砥石板を用意した。(図4<クリック> 砥石板8枚+取り付け金具(マンドレル/アタッチメント)¥2、827税込み)

この砥石板は、当初2枚で足りるかな?と甘く踏んでいたのだが、とんでもなく消耗するので、後で6枚を買いに走った。(苦笑)

根っこ抜き出し

「支柱の根っこ」と「コンクリート台座」の間にタガネを打ち込んで「根っこ」を内側に押し潰して、抜き出し易くした。
その際、塩ビ製(?)のスペーサーが挟まっていることに気が付いたので、それを出来るだけ、傷付けずに残すようにして、タガネを打ち込んで行った。(図6<クリック>

最後の引き抜きには、電工ペンチを使ったが、何とか4本全部を引き抜けた!

「コンクリート台座」に残った孔を見て、「支柱」はセメントなどで固定されてはいなかったことが分かった。スペーサは健在なようだし、孔の周囲は綺麗なもんだ!(図5)
だから、折れる前の柱ごと力任せに引っこ抜けば、簡単に抜き出せたかもしれない。

...が、それが分かっても、“後の祭り”だ!
次の、30年後?には...いや!次にこれを触るのは、果たして誰だろう?(笑)

切断

“廃柱(支柱)”は、廃品回収業者なら、そのまま持って行くだろうが、そんなのを待っていられないので、「月末の定例ゴミ回収」に間に合わせるべく、「電気ドリル」と「回転砥石板」で、切断・分離することにした。

「支柱」は2本組みだし、留め具が錆びていて取れないので、そのまま切断した。(図7)

“切れ具合”がスムーズではなかったので、全8箇所を切るのに、「回転砥石板」を8枚も消費してしまった。
「砥石板」の「取り付け孔」が、取り付け具(マンドレル)の径にピッタリでなく、かなり大きいのが大問題!
真ん中に取り付けておいても、切断を開始すると軸ブレしてユレ&ズレが酷くなって、ガンガン飛び跳ねる状態になってしまい、「砥石板」が擦れて磨耗するというより、撥ね返ったショックで壊れる分の方が大きかった。

「ドリル」が弾かれるのも危なっかしいが、まぁ、作業を注意してやれば、どうってことも無さそう。
「工作用ゴーグル(確か¥350だっけ)」だけは付けていたが、手袋無し、防護具無しなので、ドリルは慎重にしっかり押さえて作業をしたが、特に危害は無かった。

「回転砥石」が軸ブレで弾かれるのは、買ったマンドレルが“安物”なのか、それとも“間違ったモノ”を買ってしまったのか?
...でも、DIY店では、電動ドリル用として適当な留め具は、これ以外には見付けられなかったもんなぁ。
...それに、「回転砥石」に合う専用の切断工具を買うほどのコトでも無いし。(笑)

仕上がり

旧柱の処理は終わったので、新しい「支柱」を据えるべく、「コンクリート台座」の孔を(水抜きはしなかったが、)丁寧に掃除をした。(図10<クリック>

残しておいたスペーサーのお蔭か?32mmΦ2本並べの「新支柱」は、すんなり入った。(図9)
そのまま思い切り押し込んだら、かなり深くまで入ったし、ガタツキも少ないので、(追加の)楔などは不要かもしれない。
暫く使ってみて、様子をみようと思っている。

この「コンクリート台座」を見直してみて、“(詐欺話の)一本千円!十年前のお値段です!”...じゃなくて(笑)、30年前の「物干し台」だけど、“支柱取替え”を考えてスペーサを入れてあるってのは、真に良いアイデアだし、私もそれに早く気が付くべきだった!と反省している。

反省と言えば、早めに必要長さの「支柱」を探して入手しておいて、引っこ抜き易い時に抜いて入替えておけば、作業の手間は半分で済んだはず。
それに、「廃支柱」は、切らずにおいて、後で廃品回収屋にでも持って行かせれば、更に手間要らずだったかも...などと、“タラレバ話”を思い浮かべてた。(苦笑)



[表紙頁]へ  関連記事の目次へ