[110214]

オーブン・トースタを、修繕しました

超長年使って来て、まだパリパリ現役のオーブン・トースタSHARPKZ-30E1)、それの下側石英管が、掃除の際に折れてしまいました。(左写真)

「もう、見送ってやろうか」と、家人と相談して、新しいのを探し回ったのですが、同類のがまったく見当たらない!
(うっかりミスで買ってしまったのが、左写真<クリック>のもので、これでは横幅が狭過ぎ!らしい。\3,195税・手数料込み)

元々、内側横幅約40cm以上は必要だというので買ったもので、グラタン皿2枚を入れるのに適しているんだそうです。
今では、そんな料理は、レンジでやってしまうらしいので、こんなオーブン・トースタなど、お呼びでない?

探しても見付からないし、無いと不便だし、それ程、難しくも無さそうに思えたので、修繕することにしましたが、やはり四苦八苦!でも、結果は上々! ... かな?
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接続部材の準備
実は、当初、高温/耐熱接着剤/材を使いたいと思ってネットを探したら、世の中には色々あることまでは分かったのですが、安価で直ぐに手に入りそうになかったので、方針を変更。

機械的保持方式」でやることにして、ホームセンターで買って来たのは、13mm径の「鉄サドル」と5mmφの「ビス・ナット一式」(左写真、費用\180税込)

構造イメージ”としては、サドル1個を平らに引き伸ばして、これを横木/板にして、両側の石英管サドルを巻き付けて留めるつもりでした。(左上写真<クリック>)

石英管が脆(もろ)かった
ところが、実際にサドルを丸型にして、石英管に巻いて締め付けたら、パリパリとひび割れが伸びて、崩れてしまいました。
やがて、中間部分が無くなってしまった!(左写真の矢印箇所)

横板の長さが限られていたので、焦ってしまったのが、余計に事態を悪くしてしまったようです。
最後は、どう足掻(あが)いても届かなくなっちゃった!

そこで、長い横板を使う事にして、鉄製の板を探したのですが、手持ちにはアルミ製アングルしか無い。(左写真クリック)

アルミ材は、柔らかくなるので、高温度環境では使わないのが常識ですが、“アングルだから、多少強度は維持出来るだろうし、やってやれないことは無かろう!”と、これを横板にしました。(左上写真)

結果は?
この修繕で、当初の課題だった「ニクロム巻線の垂れ下がり」を避ける事が出来ました。(左写真)

ただ、幾度か温&冷を繰り返すと、締め付けていたサドルが段々緩んで、全体が垂れ下がって来るので、“(両側への)突っ張り度”を増した上で、ナットの増し締めをしました。
(実は、サドルを巻く際に、間にグラスウールなどの緩衝材を使うべきだったのですが、“節約&手抜き”をしてます)

修理を終えて、改めて全体を眺めると、完全に廃棄物の風情♪ですねぇ。(左上写真<クリック>)
でも、これだけ老化していても、ちょいとタイマのメモリを変更設定すれば、充分使えるそうですから、有り難い事です。(やはり、老体だとて、馬鹿にしてはいけませんぞ)


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