[041107]
古乾電池の電圧変化を、測ってみました.
消耗した乾電池、そのまま捨てるのは勿体無いので充電したら繰り返し使えるかなと思って、何度か充電して使ってみました。Coolpix2100で、雑用を含めて数回分は使えたのですが、段々息切れが酷くなって来たようです。
もう捨てるしか道は無いようなので、最後に“息継ぎの様子”を見ておきたいと思い、デジカメの諸操作での電圧変化を採取してみました。
さほど役に立つデータでもなさそうですが、負荷/無負荷時の電圧変化が相当大きくなっている様子がよく分かります。
データ採取には、以前作成したロガーを、(無聊をかこっている)PC110メイン機に繋いで、使ってみました。
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冶具作成.
始めは、実電池の両端子から直接リード線を引き出す方法を考えていたのですが、店で「偽電池(?)」を見掛けたのでそれを使う事にしました。
これの中継細板を途中で切ってここから(フレキを割いた)リード線を引き出し、実電池は外に置きました。
フレキ・リードを使ったのは、デジカメの電池押さえの隙間から引き出し易くするためですが、やってみると、Coolpix2100の場合、削り込みなどはやらずに済み、問題無く引き出せました。
左写真、<クリック>で、実電池を外側に置いた様子。更に<プッシュ>で、外へ引出した端子で測定。
カメラ操作と電圧変化の様子.
充電後、電源ON時:
Coolpix2100は、電源を入れると否応無しにモニタ表示が出るので、これで電圧が急速に低下。
その途中で、フラッシュ発光で撮影すると、更にガクンと低下します。でも、この辺りではまだ電池には余力があるようで、「電池無し警告」は出ません。
モニタ表示OFF時:
電圧は急に跳ね上がって、回復して行きます。
途中、フラッシュ無しで数回撮影しましたが、その度に電圧は下がっては戻ります。
電源はONのままで暫らく放置。その後、撮影を再開し、時々フラッシュ有りでやってみました。それで、瞬間的にかなり電圧が低下します。
モニタ表示ON継続時:
やはり、これが続くと相当堪えるようで、数分後には(1.3V辺りで)敢え無く“降参!”で、「電池がありません!警告」が出ました。(それで、幾つかの機能を停止させるのでしょうか、少し電圧が戻っていました)
ズーム操作:
これによる電圧変化は、意外に目立ちませんでした。モニタ表示ON時などではキツイかなと思ったのですが、変動が殆ど分かりませんでした。むしろ、撮影時のシャッタ操作などによる変化の方が大きいようですね。
尚、ロガーのCH2,3が電圧測定端で、CH3は10倍表示にしてあります。CH1は、(一応)室温です。横軸は時間で、設定した1秒毎のサンプリングでは全幅で7分になります。
終末の消耗電池.
よく知られているように、電池が消耗して来ると内部抵抗が増えるんだそうですが、やはりそれでの電圧降下が大きくなるようですね。
また、(電荷の湧き出しによる?)電圧の回復も、かなり“もっさり”です。
充電しても、「警告」が出るのが早くなって来たら、もうダメでしょうね。(勿体無いけど、そろそろ成仏させてやりましょう)
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