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[二〇一六年十一月十二日]
DTN-5500ジャンクが、壊れた/壊した

このDTN-5500用の携帯バッグを作って、持ち出してテストしてみようと考えていた矢先に、“電源入力部”の配線を整理しかけていたら、本体が壊れた...電源が入らなくなってしまった!?

開腹してみたら、「USBレセプタクル」傍の「セラミック・コンデンサ」が火膨れしていて、パネル裏(天井側)にススが付着している。(ギョ!図1)

この火膨れしたモノが、「コンデンサ」であることが分かったのは、他の類似の基板群と照合してみた結果(図2<クリック>)だが、これって耐圧不足が原因だったか?!

...だとしたら、大変だ!
他の機種(DTN-X600/601)なども、(外部)電源供給の仕方を考え直さなくっちゃ!
取り敢えず、“泥縄式”に、“百均グッズ”などで「5V供給アダプタ」を作ってみた。(後述)

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カバーを外して探索

「コンデンサ」が火膨れした原因は、“耐圧不足”でリーク(電流)が増えて、そのパワーで発熱・暴発した為だろう。また、発煙は、傍の接着材が燃えたものかもしれない。
基板上のシールドカバーを外して、他に、見える問題は無いかを調べたが、見当たらず。

このことから、芋ズル式に、(自分の)色々なミスに気が付いた!
まず、電源電圧に7V以上のものを、動作するから良し!と平然と使用していたことだ。

これは、通常の電子機器なら電源回路には、バッファとなる「インバータ/コンバータ」などが入っているだろう...と思い込んでいた為だが、
5V系だとそんな余裕は無い...かもしれない!とまでは考えが及ばなかったことだ。(愚か!)

「CMOS−LSI」などは、結構、高い電源電圧にも耐性があるように思うのだが、「コンデンサ」の方は厳しいだろうな。 従って、電源電圧は、幾ら高くても20%増し(120%)を超えてはいけない!ってことらしく、それだと、「6V未満」かな。
ああ!それなのに、7.4Vなどを加えてしまっていた。(でも、もし50%増しなら、7.5VまではOKなんだがなぁ...)
厳しい、反省事項だ!
壊れた/壊した本体は、一応正常な「コンデンサ」と取り替えてみたが、他の部分にも波及したのか、回復する兆しは無かった。(理由は不明)

5V供給アダプタ

(自らの迂闊さに腹を立てながらも、)急いで「5Vを供給出来るアダプタ」を作ることにした。

先ず、「5V変換用コンバータ」には、百均グッズで格好のモノがある。「車載用USB電源」の中味だ。(図6<クリック> 中央下)
これの中味を取り出して、パーツを外し、基板を削れるだけ削って、小さくして使う。

放電&充電切換の為に、どうしても「切換スイッチ」が必要になるが、それを支えるのに、「オーディオ端子」のGND側だけを使う事を考えた。
これも削り捲くったが、まだ長さが長過ぎるかも。(もし、出力用に使うことがあれば、中のショートが怖いが)

「USB端子」と「オーディオ端子」を渡すように作れば、コンパクトに纏められるが、
DTNシリーズは、主基板が同じなので、「USB端子」と「オーディオ端子」の間隔も同じだから、共通的な構造・構成に出来そうだ。(図5)
...しかし、もう少し垢抜けしたものにならないものか?と考えているんだが。


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