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[2017年12月23日]
ナビ機CH-4304ジャンクを、買った 

KAIHOU製で)VERSOS(ベルソス)社扱いのCH-4304というハンディ・ナビ機(4.3型)の地図SDカード入り中古(ジャンク?)を買ってみた。(¥540送料込み)
ネット上での短評では、「車用としては不適」なんだとか。
でも、“ウォーキング・モード搭載”だそうだから、(私の)“徒歩携帯用”には、“もってこい!”だ。(笑 図1)

小型(約80x120mm2)・薄型(約12mm)で、内蔵バッテリも、まだ健康そう(3時間以上保持)だし、それに補強用として、14500(単3型 750mAh ¥724送料込み)を2本パラレルに抱かせたら、実に6時間の動作継続(バックライト輝度:中程度)が出来た!(図2<クリック>

地図の年代は不明(2012年製か?)だが、新しく出来た“高速道路”などはどうでも良いし、“(歩ける)小道”は標準的な地図と変わりないようだから、私にはこれで十分!
(集団バス・ツアーなどで、他の人達と違う変則コースを歩いても、これがあれば、ちゃんと自力で指定場所に戻って来れるだろうし、また山中で“藪コギ”をしても、方向を大きく間違えることもないだろう。笑)
性能・機能ともに気に入ったので、暫く、これをせっせと使ってみようと思う♪

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分解と内部
結果的には、中を開けてみる必要性は皆無だったのだが、“名目ジャンク品”ゆえ、中を看ずには居れないので、開けてみた。

失敗だったのは、4本のビスを抜いた「裏側」を、先に引き剥がしてしまったことだ。
開けて分かったのは、こちら側は(プラ爪を溶融して)固定してあって、本来外すべきは「表側(表示パネル側)」だった。
(尚、剥がした爪部は、後で手直しした)

今回は、珍しい構成・構造を見た。
FFC接続コネクタが、2箇もある!
低コスト製品だと、コネクタ1個でも無駄に載せられないはずなのに、余裕で2個?
こんな無駄をしている理由は、何だろう?
本来の「液晶パネル」の供給が、出荷時期に間に合わない?あるいは、途中で「液晶パネル」を切り替える?ことを考えていたのかな?
タイミング良く新製品を出そうとすると、技術・製造担当は大変らしいが、往々にしてこうした苦肉の策も必要なんだろうなと思う。

まぁ、内蔵Li-ionバッテリが膨らんでいないか?増強用バッテリをどのように結合すればよいか?を看ておくだけでいいのだが。

内蔵バッテリでの充・放電時間
内蔵バッテリの劣化・膨張は無さそうだし、少し充電をしてから「電源ボタン」を押したら、素直に立ち上がって来た! ・・・ ふむ、このまま使えそうだな!
そこで、満充電をして、長時間運用テスト(静置状態)を試みた。
ナビ用マイクロSD」の存在を確かめた後、ナビ・モードを起動して、その持続時間の記録を採った。

内部バッテリだけでの使用(放電)可能時間は、約220分間だった。(図3)
また、USB端子経由での充電時間は、約120分間弱だった。(図4<クリック>

よくは分からない/知らないのだが、ナビ機は、静止状態だとあまり頻繁に計算動作はしていなくて、消費電力はかなり少ないのではないかと想像している。
だから、静置状態での放電は、かなり少なくて、3時間以上も保てるのではないかと思う。

それは兎に角、内部バッテリだけでも、結構長時間の運用が出来るぞ♪
でも、ここで満足していてはダメ!更に、上を目指そう!(笑)

補強バッテリとの結合
持ち歩くには、やはりネックス・トラップの付いた「携帯バッグ」が必須で、「スケてるメッシュ・ケース」のA7版が丁度合いそう。(図7)
しかし、そのままだと画面の下半身が隠されてしまう。
それを持ち上げるためには、適当なサイズの「増強バッテリ」を下に噛ませば/置けばいいだろう。
だが、18650タイプだと太過ぎてダメだし、板状のLiポリマは画面の嵩上げが出来ない。
そこで、単3型相当のLi-ionバッテリ14500 2本を新たに買ってみた。
ヤフオク!では様々な容量のものが見られるが、大きな数字のものは、大抵、中華・韓国式の贋の誇大数字が多いから、それらは避けて、極く控えめで標準的な750mAhを選んだ)

この2本をバッグ下部に置く/敷くと、“ナビ画面”が「携帯バッグ」のちょうど透明部にまで持ち上がる。
単3型バッテリ・ケースは、嵩張り過ぎるので使わないことにした。

筐体から外への結合の為に、試験的に「ミニ端子」を付けてみた(図8<クリック>)が、外側の端子が、「携帯バッグ」に押し込む時に、邪魔になることが判明。。。なので、この方式は止めた!
あれこれ考えた末に、バッテリ群は、内部からの結線も含めて、全部“半田付け方式”にした。(図7)
これだと容積的に余裕が出来るし、携帯中にショックでバッテリが外れ、電源が瞬断することも無かろう。

内蔵+補強バッテリでの動作維持時間
結線などの準備が出来て、「携帯バッグ」に収納後、バッグの横のUSB端子部に、カッターナイフでコの字型の切れ目を入れて、それを捲りあげ、USB端子を差し込んで充電(数時間放置)しておいた。
本体の「LED赤点灯」が消えた時点で、満充電と解釈した。
電源を入れて、「バッテリ管理」の「パワー管理」を見ると、バッテリ・マークが全部緑色に。(消費が進むと、黄色、更に進むと赤色になる)

満充電後、“連続運転”で、これを首から掛けて外出し、数時間持ち歩いた。
帰宅後は、あまり移動はしなかったが、そのまま首に吊るしたままで、動き回った。

5時間後、「パワー管理」では、およそ40%ほどの残存量に。(図9)
6時間後、“充電要求(画面)”がフラッシュするようになり、「パワー管理」のバッテリ図では、20%ほどになっていた。(図10<クリック>

今回は、持続時間の試験だけだったが、後は、機会がある度に持ち出してみて、これの実用性を調べる...というより、実際に使ってみようと思う。

地図と道や目印(建物など)を見るだけなら、もっと小型の本体でもいいと思うが、内蔵バッテリの容量をこれ以上小さくするのは、商品として問題だろうから、やはり、この4型前後が一番いいのではないか?
5型、6型は、徒歩携帯用には少し大きいし、7型は携帯には“ちょっと二の足を踏む”感じ。この辺りは、やはり、車載専用かな。



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