[120708]

PH/ORPメータを、購入しました.

実は、先般買った「アルカリ・イオン水生成器」で、酸性水(やアルカリ・イオン水)を作って利用して来ましたが、本当に仕様書の値(範囲)通りかな?と疑問が湧いたのと、アルカリ・イオン水や酸性水のイオン濃度≒酸化還元電位の経時変化(劣化!)が気になって、簡易型の計測器[PH/ORPメータ HANNA HI98121]を買ってみました。(並行輸入品\14,350送料込み 「メイド・イン・モーリシャス」だそうです!

これは、PH(ペーハー)ORP(酸化還元電位)の両方を、ワンタッチ切替えて測れるスグレモノで、「PH校正」も標準校正液(STD buffers or NIST buffers)を使って、1点または2点の校正で済むようです。
これと出会う前に、国産のものも色々調べていたのですが、“高価で、測定に手間が掛かり、信頼性に欠ける”というので半分諦めかけていました。
ところが、HANNA社の他機器の記事で、“改良プロセッサの採用で、測定の高精度化や測定の簡素化が出来た!”というのを見掛け、これでも、一応実用になるかな?...なる!と判断しました。
PH値は、精度の点から温度補正が重要だそうですが、温度センサを付けて、補正機能も内蔵しているそうです。(左上写真<クリック>)
一方、ORP値の方は、内部自動補正らしい。(どんな風にやってるのか興味はありますが、果たして、その仕組みが私に理解出来るかな?)
(このPH/ORP計、比較的安価でしたが、当苑での実験内容や使用期間から考えると、コスト・パフォーマンスはあまり良くないかも)
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測定の様子
実は、「酸性水」はプラスチック・ボトルに入れてますが、「アルカリ・イオン水」の方は金属製断熱風ボトル(?)に入れて飲んでいるので、“イオン水の電荷”が簡単に抜けてしまわないかな?と気になっているわけです。
他方、PH値が「10」以上の水は、飲用に適さないらしいから、それさえ超えなければ、いいと思っていました。(が、一寸測ってみたら、何と「10」を超えていた!ん?これは校正しないとイカン!)

その他、一般の生成器では、あまり高強度の酸性水は出来ないらしいから、今使っている「酸性水」の酸性度(PH)がどの程度なのかも気になります。

そこで、生成器で生成したイオン水を、ガラス・コップに入れ、PH/ORPを測ってみました。(左写真&クリック)
やはり、値は安定せず段々変化して行く「水」もありますね。ま、適当な処で[測定値]として採りました。

予備測定
取り敢えず、どんな値が出るか一通りざっと調べてみたら、PH値(左図)、ORP値(左図<クリック>)のようになりました。

PH値は、まだこのPH/ORP計をきちんと校正していないので、何とも言えませんが、イオン水もPH計もどちらも、まぁまぁの範囲にあるのではないかと想像してます。(早く、校正しとかなくっちゃ!)
ORP値の方も、こんなものかな!と思いましたが、実は「原水=水道水」の値を測ってビックリ!&ガックリ!
水道水(原水)でも、PH≒6.77ORP≒450ではないですか!

これでは、この生成器で作った「酸性水=6」と水道からの「原水」とは、殆ど値が変わらないってことですねぇ。
今まで、「皮膚炎の手当て」に使って来たのは、“只の水道水と同じかぁ♪”(はっは、呑気だねぇ...いやいや、測定値の間違いだろ?)

その他
実は、飲用の「アルカリ・イオン水」は、金属製ボトルに入れて、直ぐ手が届く所に置いてます。が、果たして、金属製のボトルで良かったのかどうか?(左写真の左端)

酸性水」は、「美肌水」と一緒に使うので、百五円ショップで買った噴霧式のプラ・ボトルに入れてありますが、一回の使用量がそれ程多くないので、減らない!(左写真の中央、右端)
折を見て新しい液と入れ替えるのですが、一週間毎がいいのか、毎日がいいのか判断が出来ないので、PH/ORP値の変化を見ようとしたわけです。

しかし、(未校正の)PH/ORP計の値だと、「酸性水」も「水道水」も“同じだ!”と出てしまった。
やっぱ、校正した後で、もう一度気合を入れて測らないと!

さて、このPH/ORP/温度計(左上写真<クリック>)、値の精度は、それぞれ±0.05PH,±2mV,±0.3℃ だそうですが、問題は『水』の方が、ちゃんと安定して測らせてくれるかどうかでしょうね。(見ている間、値が変化して留まらないようだと、測定はやり難い!)


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