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[二〇一六年十一月十四日]

ユピテル YPL502siジャンクで、大失態

近頃は、スマホなどより、ポータブル・ナビに興味が移って、様々なジャンクを調べては愉しんでいるのだが、気の緩みか?はたまた歳のせいか?ポカをやることが多くなって、自分で壊してはその修復に追われている。

今回も、初めて買ったユピテル YPL502siジャンクを分解するのに、うっかりの早合点で“隠れビス”を探そうとして、「タッチ・パネル」の表層まで剥いでしまった。(図2<クリック>
DTN-5500ジャンク共での総購入費用¥1、700送料込み)

“覆水盆に帰らず”で、「タッチ・パネル」の修復は不可能だったので、結局、DTN-X610廃ジャンクのパネル部と入替えて、本体を修復した。(図1)

このジャンク本来の不具合(電源時々しか入らず)の原因は、「USBレセプタクル部」の半田剥がれで、其処を再半田付けしたら不具合は解消し、後は機嫌良く動作している。

拙いことに、これの地図(MAPPLE?)には、私が歩いた小道が無い!
でも、これで東名高速を“デモ走行”させてみて、少し道路交通の知識が増えた。
「Nシステム」、「Hシステム」とか「ループコイル」などの言葉や意味を、始めて知った!(図1)
幾十年来、そんなもののお世話になったことが無く、このナビで出て来たので、知った次第。
(ったく、私も浮世離れが酷いってことか?苦笑)
 
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失策と分解

このジャンクの不具合は、“時々しか電源が入らない”ということだったが、手元に来てから調べたら、「USBプラグ」を軽く持ち上げると“電源が入る”ことが分かった。

これはもう、“不具合の定番”で、“半田付け剥がれ”であるコトは、ほぼ間違いない!
ということで、分解に掛かったのだが、殻割するにも取っ掛かる「割れ目/裂け目」が全然見えない?!

つるりと手から滑り落ちるし机上からも落ちてしまうしで、焦った挙句、先に分解に梃子摺ったDTN-6000の記憶が蘇って来て、“隠れビス”を確認してやろうと、パネルの前シートを剥した。(図4<クリック>
気が付いたら、タッチ・パネルの表層まで一緒に剥してしまっていたのだ。(アレー!)

その後、四苦八苦の末、筐体を少し捻って隙間を見出し、そこを抉って、やっと殻割りが出来た。(図3)
タッチ・パネル剥し”は、まったくの無意味・無駄だったし、後の修復で大汗をかいた。

不具合の箇所と修復

分解してみると、元々の「不具合箇所」は直ぐに分かった。
半田外れに依る「USBレセプタクル」の浮きだ。(図5、図6<クリック>

これらの箇所の“外れ”は、電気的には問題無いのだが、これが浮くと、中のピン群が浮いて接触不良になってしまうようだ。

これらの箇所を半田付けし直したら、不具合は起きなくなった。
動作も正常なようだ...ただし、タッチ・パネルの表層を剥してしまったため、操作が出来ない。
最初の分解の仕方さえ間違えなければ、簡単に直ったものを!と悔やんだが。
...改めて、さぁ、ここから仕事(修復)の始まりだ!と思えば、次の難題にも取り組めるってことだ♪

タッチ・パネルの修復は?

タッチ・パネルを剥しても、表示は正常だし、むしろ(皮肉なことに)“画面の鮮明さ”は増す。
...でも、操作が一切出来ない。

何とか間に合わせでも操作が出来ないものかと、導電ペーストを塗り足し/塗り繋ぎをしてみたが、ダメだった!
挙句に、別のタッチ・パネルは接続出来るか否か?と、端子部を開けてみた。(図8<クリック>
此処を見ると、半田付けを外せば、他のタッチ・パネルと入替えは出来そうだ。
割れていたDTN-6500)でやってみたが、割れパネルだった為か?反応無し。(図7)

...けど、「タッチ・パネル本体+液晶パネル」は、ほぼ一体化しているので、電気的には入替え可能でも、物理的・機構的に剥すことが極めて困難!なので、“外付け”は“仮付け”にしかならないんだが。(苦笑)

パネルの入替え

タッチ・パネルだけの修復は諦めて、別の同じサイズ(5型)のパネルと入替えることにした。
(不幸なんだが)幸いにも、壊れた/壊したDTN-X610廃ジャンクのパネルが、これに使えそうだ!と分かった。

だが、そのままでは「枠」が合わない。
その「枠」を下手に外すと、またタッチ・パネルまで剥すと使い物にならなくなる。

そこで、慎重々々に、表面シートだけを剥し、「タッチ・パネル+液晶パネル」を「枠」から外して、こちらへ移したらピッタリ!(図10<クリック>
「コネクタ」を接続したら、「動作・表示」も「操作」も、正常だった!やった!(図9)
(これで、修復出来たわけだが...何だか苦い勝利だなぁ。苦笑)


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