[050101]

Lメータ・キットを、LCメータに改変しました.

今はもう販売されていない(?)「デジタルLメーター」(秋月電子通商のキット)ですが、それを少し手直しして、C(キャパシタ)も測れるようにしました。

物置から真空管やバリコンなど古いパーツを掘り出して来たついでに、L(インダクタンス)メータにしていたキットを、LCメータとして改めて新しいケースに組み直してみました。
思いの外、上手く出来たようです。(2箇所ほど孔を開け損ないましたが。f(^-^;)
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歴史.
かなり前ですが、値の消えたコイル(インダクタ)や手巻きコイルのインダクタンスを知るために、上記のキットを買いました。(\4,600+送料+税。結構いい値段だったのは、デジタル電圧計との組合せだったからでしょう)

これをバラックで組んで、当面の課題であったコイルのインダクタンスをせっせと測ったり、巻いたり、解いたりしていました。しかし、VHFの実験などが一段落したら、PCの方に興味が移って来たので、このメータも暫らく物置に入ってました。
最近また真空管ラジオなどに興味が出て来たので、これも必要になるかなとゴソゴソ引っ張り出して来ました。

改造&復活.

L測定とC測定は、正弦波電源とボルトメータさえあれば、似たような構成で作れる事を知っていましたので、機会があればやってみたかったものです。

今回、部分改造し製作したのが、左上の回路図。
真中の回路図は、それを各々単独の図にしたもので、測ろうとしてものが解るようにしてみました。Lメータではインダクタに電流を流した時に発生する電圧を、Cメータではキャパシタに電圧を加えた時に流れる電流を(下の1KΩの端子電圧として)測るってわけ。

本機内部は、写真右のように至極簡素。LとCの切換は3連スナップSWで、レンジ切換はロータリSWでやっています。
組み上げてからの校正は、LEADERLCR-745で測って来た基準インダクタとキャパシタを使って行いました。(でも、100PF未満のキャパシタは、インピーダンスが高いせいか、値表示が安定しませんね)

疑念.
それぞれ8個ずつの基準品をかわりばんこに測って、合っている事を確かめながら、ニンマリ。

しかし後で、SW-3が本当に必要だったのか気になり始めました。回路構成から見れば100KΩでフィードバックを掛けてある方が素直そうなので、(100KΩを端子に接続したり、切り放したりして)調べてみたのですが、どちらがいいのか判然としませんでした。
一応現状の回路で調整してありますので、(明快に判るまで)このままにしておきましょう。

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