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[二〇十六年三月十七日]
ジャンク・プロジェクタを調べた

(自分でも、珍しいことに)液晶プロジェクタEPSON EMP−750)のジャンクを買ってみた。(¥500税込み)

元々、「プロジェクタ」は、仕事ではよくお世話になったし、別に嫌いでもないのだが、実用性の点からはあまり高くは評価していなかったこともあって、中身まで触ったことが無い。

今回、中身や動作を知りたいと思ったのと、また「LEDランプ」で明るいものが出て来ているので、それを“ランプ代わり”に使えないか?という疑問が湧いたので、ちょっと調べてみた。

まず、「車用LEDルームランプ」なるものを買った。(2個¥1,062送料込み 図2<クリック>) ・・・ これ、見た目には、結構明るいが。(図1)

やっぱLEDではダメか?
何はともあれ、実験だ!とやってみたが、まったく投映像が見えない!
ちょっと、画像の明るさ&コントラスト処理を施して、枠が見えるように加工してみたが・・・(図3)

本来は、「EPSON」という文字が見えるはずなのだが、近過ぎて焦点が合っていないので、それも見えない。
(距離を離して拡大すると、背景の明るさに埋没してしまう!悲鳴)

理屈を考えてみると・・・
光源には、100W以上の電力を消費する(水銀)ランプを使うらしい。
このLEDランプは?というと、約12V,0・1Aほどで、約1・2Wだ。(図4<クリック>

となると、LEDランプの電力消費そのものが、2桁以上高くなければ、光量的にも太刀打ち出来ないわけだ。
(ま、やってみてから考える「叩き大工」の実験って、こんなものだ。自嘲)

状況&中身は?
取り敢えず、LEDランプを使い、周囲を真っ暗にしておいて、電源を投入すると、一瞬(内蔵データ信号による)「EPSON xxxx」という文字が投影される。
だが、その後は薄暗い何かが投影されているだけで、外部信号による画像が表示出来るのかどうかは分からない。
「電源LED」が緑から赤に変わって、「ランプLED」は赤の点滅状態になっている。
(「押しボタン」は、どれも効かず。コンセントを抜かないと、何も出来ず)

やはり、「正規ランプを差しておかないと、使用禁止です!」というのが、「定められた仕様」なのかも。

それで思い出したのが、「プリンタのインク切れ」で一色でも無くなれば、プリンタが動かなくなる例の“愚者拒否モード”、所謂、「フール・プルーフ・モード」または、「フェイル・セーフ・モード」だが。

ついでに、中身を分解してみたが、大体予想通りの構造だった。(図6<クリック>
まぁ、中は、光学的な構造物は別として、光源ランプの為の「冷却ファン」だらけ!
「プロジェクタ」は、動き出すと騒音の塊と化すわけだ。(苦笑)

無駄なので、これに正規の(高価な)ランプを差して使うなんてことはしないでおこうと思っている。(尤も、廉価なものが発見出来れば気が変わるかも)


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