[110602]

48V DC電源を、24V ACアダプタ2個で作成しました

実は、無線LAN「802.11a」と「802.11b」を両方同時に使えるAP(アクセス・ポイント)を買ったのですが、それに必要な電源48V,0.4Aの手持ちが無かったので、先にそれを(改造で)製作しました。

流用したのは、日本橋で入手した24V,1.4AのACアダプタのジャンク2個。(左写真<クリック> \600/2個税込み)

途中、失敗したけど、最後は上手く行きました!(左写真)
両方は、ACコード並みのビニール線2組で結合したので、2個を特にテープなどで固定する必要が無く、しっくり&スマートに仕上りました♪
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前準備
これは、先ず中を確かめようと、“叩き割る方式”で始めたのですが、どうもヘン?(今回は、大失敗でした!)
途中で、特殊ビスを1本抜かないと、分解出来ないのに気が付いた!(ドアホっ!)

ネットで調べ捲くったら、この特殊ビスは、“スーファミ”などにも使われていて、専用の(高価な)廻し工具もあるらしいことが判明。(千四百円以上?高っ!)

更に捜すと、代用工具のアイデア/創作記事があったので、これを参考にさせて頂きました。せおぼんさんの処 感謝!<(_"_)> 

ただ、近くのホームセンタには適材が無かったので、代わりに汎用の「突き合せスリーブ B-5.5」 (\148/5個)を買って来て、4mmφのドリルで孔を広げて、4mm六角レンチの頭に叩き込み。(左上写真<クリック>)
これで、特殊ビスを上手く抜き出す事が出来ました。(左上写真)

レギュレータの制約
中を調べて、あわよくば、簡単に24Vを48Vまで上げられないかと思っていたのですが、レギュレータIC TA76431AS(左写真の丸印)の上限電圧が36Vだそうです。(alldatasheet.jp TNX!)

これなら、ICや電解コンを交換して48Vを得る小細工よりも、素直にアダプタを2個直列にする方が、安くて早い?!

そこで、DC電源ケーブルなども外して、手持ちの適材品と交換。(左写真クリック)
外ケースは、少し加工して、そのまま使う事にしました。
(百五円の透明ケースに、両方を入れる事も考えたけど、無駄なので止めました)

叩いた後遺症
念のため、出力電圧を確かめたら、叩いて開けようとしたアダプタの出力が出ていませぬ。orz

見ると、あちらこちらでパターンが剥がれて、場所に拠っては切れてしまっています。“叩き外し法”の副作用/後遺症?ですね。(左写真)とほほ!

半田の盛り直しが必要な箇所や、ちゃんと配線を足さないと駄目な箇所などがあって、叩いたのは大変拙かった!
(内蔵物の固定が十分なアダプタなら“叩き法”も可能でしょうが、これみたいに、叩くと中で音がするようなアダプタは、避けた方が良さそうです・・・反省!

固定強度が低い、大き目のトランスなどは、余計に被害が大きかったようです。左上写真<クリック>
これらの不具合パターンを補修したら、やっと、出力が出るようになりました。ホッ♪

直列並置
AC入力側は「並列」に接続し、ACメガネ・ケーブル一本だけで済ませるようにしました。
DC出力側は「直列」に接続して、出力を24V+24V=48Vになるように結線。(尚、AC側とDC側は分離されているので、接続に関しては、特に問題は無いですね)
出力電圧は、無負荷だと、約50V出ています。(左写真)

両アダプタを繋ぐ線は、ビニールACコードを使い、カバーの横を半田鏝で溶かして、コードを通す溝を作りました。このコード群で、両方はしっかり連帯!(左写真クリック)

最後は、上手く仕上がったので、バンザイ、三唱!!!
(本体の無線LAN-APの方は、後日記事にする予定)

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