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[2018年3月9日]
古18650バッテリ充電に、四苦八苦 

これは、以前、BuldFutureというノートPCのバッテリの制御基板として利用出来ないかと買ったジャンク・バッテリ・パック(¥300税込み 図2<クリック>)の中のセル(18650)群の話。
結局、“制御基板”の方は、役に立たなかったのだが、それの“セル群”は、別途利用出来るだろうと考えた。

その前に“充電”を始めたのだが、既存の充電器(中華製)では、どれもダメで、一晩掛けても充電が出来なかった。
最後に、最も原始的(?)な方法・・・直接、可変電源を使い、電圧と電流を見ながら充電する方法を採った。
“安全性”の方は、時々、バッテリを手で触って、温度上昇が酷くないかどうかどうかを見るだけ!(充電中の“爆発や発火”ってのは、主に、“急激な熱膨張による破裂”が原因だろうから)

4.20Vを超える充電電圧は、“バッテリ劣化”の原因になるらしいので、それを超えないようにしてゆっくり充電をした。
でも、一度に2本ずつしか出来ないので、まどろっこしいこと甚だしい!
目下鋭意充電中(?)だが、何とか充電出来そうだし、再利用も可能だろう...と思う。

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(中華製)18650充電器の特性
18650群の充電に、手持ちの(中華製)充電器を総動員!(図3)
赤LEDの点滅が何やら、曲々(まがまが)しい感じだが、兎に角、充電出来ればいいや!と、それらにセットして一晩放置。
ところが、翌朝、バッテリ端子電圧を測ってみると...あれっ?どれも3.77〜3.78Vしかない!(図4<クリック>
念の為、充電器にバッテリを装着した状態で充電器の端子を測ると、やはり、3.77〜3.78Vだ!

一方、充電器だけをオープン状態で測ると、4.28Vほどあって、十分な電圧だ!
つまりは、負荷(バッテリ)が標準的な場合は、十分な電圧が出ていて充電出来るはずなんだが、今回のように負荷が重過ぎると、出力がカットオフ状態になってしまうようだ。

この充電器、負荷の軽重は、電流で見ているのだろうが、これらのバッテリでは、4.0Vも掛けると、電流は1Aを超えるようなので、当然“重過ぎ〜る!”って悲鳴を上げて、"カチン/オフ!”ってわけだ。
充電器の安全設定という点では、まぁ合格なんだろうが、今回のような“重負荷充電”には使えないってことで、ジャンク品(¥50税込み)になってしまったのだろう。(苦笑)

(中華製)「デジタル電圧・電流計」のウソ表示
作ってみた「自作バイク型充電器は、意外に“へなちょこ”だったので、結局、使っていた制御回路は外して、今は単純な電圧・電流計にしてある。

その際、“電圧表示値”を、「ミニVR」を調節して、「デジボル(デジタル・ボルト・メータ)」の表示(4.0)に合わせておいたので、3Vから4Vの範囲なら、ほぼ正しい値を表示してくれているものだと思い込んでいた...ところが。

ふと見ると、その表示が、何時の間にか4.33Vになっていたので、慌てて、充電を中止しようとしたのだが。(図5)
“ん?...まてよ!電流の方はそんなに無茶苦茶な値ではないから、デジボルで確かめてみよう!”と、TR-6355Cで調べてみた。
そしたら、やっぱり、4.10Vで、安全圏内ではないか!(図6<クリック>

この「中華製デジタル電圧・電流計」には、好感を持っていて、そこそこの精度安定度を期待していたのだが、こんな“裏切られるような状態”では、もう見切るしかないな!
やはり、こんな簡便なものは、3V〜4V±0.5V程度の精度しかないと見た方が無難らしい。(やれやれ〜)


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