[110308]
PC-MC1-3CC表示不可ジャンクを、買いました
先日馴染みが出来たPC-MM1-3CAの仲間のPC-MM1-3CCの表示不可ジャンクを見掛けたので、買ってみました。(左写真クリック \1,500税込み_
商品的・家具的には「騒音公害品」で好ましくはないのですが、『修理対象』としては面白そうだったので。
調べたら、表示不可の原因は「インバータ」で、外部インバータだと、ちゃんと光ります。(左写真)
そのインバータを修理出来ないかと観察中ですが、ICの補充が難しそうなので、“別のインバータ”との入れ替えも考えています。
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搭載品
この機種は、騒音ジャンクの上に、「表示不可」&「バッテリ無し」の二重苦なので、もっと安価でもいいのにと思ったのですが、40GB-HDD&512MBメモリ付きだったので、ま!いいか♪
(左写真&クリック)
それに、いよいよダメだったら、_上記_PC-MM1-3CAのパーツ補充用に出来ますし。
_でも、そちらの方も、補充パーツが必要になる程、ガシガシ使い込む事もないでしょうけど_
敢えてソロバン勘定をすれば、40GB-IDEと512MB-PC2700単品での現相場が両方で約三千円前後だから、それ程損にはならない。_しかし、目的が違う!_
不具合箇所の確認
以前、“表示不可ジャンク”を良く調べもせずに、蛍光管/CCFTを新品に替えてから、後で「インバータ不良」が分かったという“オソマツさ”を避けるため、今回はまず、外部インバータで点灯してみたら、正常に点灯!_上述_
そこで、次に、本体側の問題では無いことを確かめるために、現用のPC-MM1-3CAからインバータだけ外して入れ替えてみました。(左写真クリック)
結果、期待通りちゃんと点灯して表示も出たので、「インバータ不良」だけの問題だったのが確認出来ました。_左上写真_
一瞬の動作
「インバータ不良の追及」は、毎回腰砕けになっていますが、今回は何とか片を付けたいものです。
動作チェックには、シンクロスコープ/オシロが一番ですが、回路が小さい/狭いとなかなか難しいですね。
幸い、このインバータ基板は以前のものに比べると、割合シンプル/簡素で、調べ易い。それに、取り付け箇所や位置が、“チョウドイイ♪”(左写真クリック)
片手でシンクロのプローブを押えながら電源SWを入れ、他方でカメラで撮影したのが、左上写真。
_現象が見えるのが一瞬なので、十数枚撮影して、これ1枚!端子は10番/11番で、振幅は1V/div_
回路読み出し
「インバータ」は、主に制御回路、発振回路、高圧発生から成っていますが、最近の制御回路は殆ど1個のIC_これでは、OZ965R_で賄えるようです。(高圧発生部は、別)
_けど、実際には、周りに抵抗やコンデンサは幾つもぶら下がっていますけどね_
フィードバック回路があるので、その辺りのパーツ不良が邪魔をして、発振が止まっているかもしれないと思い、一応現物の回路を読み出して描いてみました。(左写真クリック)
これで、異常個所を予想しながら、チェックして行きましたが、何せ一瞬の変化だけで終ってしまうし、その理由もよく分からず。やはり、最後は“IC OZ965Rの不良化”だろうとの結論に。
このICの、妥当な値段での通常経路からの入手は難しそう!さりとて“本体二箇一”を考えるのも無駄!
課題
手持ちインバータの中に、このIC搭載品が無いかどうか見たのですが、やはり物が古いため旧式のパーツ搭載品が殆どで、同じ物が無い!_残念!_
後、対策するとしたら、_同じようなインバータを搭載している_
⇒ 別ジャンクの入手まで待つか?
⇒ ICだけを探し捲(ま)くるか?
⇒ それとも、別のインバータに替えて点灯させるか?
など幾つかの選択肢があります。
最もコスト・パフォーマンスの良い方法を採らないと、勿体無い気分になりますから、もう少し考えよう!
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