我楽多苑 VersaPro VY16E/R-1 ジャンク 静音化
[130312]
VersaPro VY16E/R-1ジャンクを、静音化しました
夏場、軽自動車がクーラを掛けたまま停車していると、頻繁に間欠的にエンジン音が騒々しくなりますが、あれと同じように、ノートPCの「冷却ファン」が周期的に最大回転数で廻るのは、五月蝿くて敵わんのです。
冷房≒低定温制御に関しては、色々高度な技法があるように思うのですが、“強力な冷却機能”を備えた「単純なON-OFF制御」では、温度上昇・下降がノコギリ歯状になり、“不快さ”を生じ易いので、あまり芸|能が無いような気がしますね。
(今のメイン機などでは、騒音は殆ど気にならないのですが、)このVY16E/R-1は、ファン周りを清掃したり、CPU伝熱ペーストを塗り直してみたけど、ファン騒音が一向に減らず。(左写真)
そこで、「ファンの電源系」に直列抵抗を挿入して電流を減らし、回転数を落としてみました。
低回転数だと、ファンは結構静かになりますね。
このマシン_のファン_では、通常の回転数は4000rpm以上で大変騒々しいのですが、電源に直列抵抗27Ωを入れると、回転数は約2400rpm位になり、十分静かになります♪_その代わり、CPU冷却能力もやや落ちるけど、IntelCoreDuoの発熱・冷却や如何に?左上写真<クリック>_
その状態で、Superπで3355万桁連続計算をさせたら、CPU最高温度は62℃_室温15℃、mobmeterで_まで上がった!
そうした数値は兎も角も、これで十分実用的で満足出来る状況になりました。w(^^;w
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抵抗で回転数抑制
以前にもやったことはあったのですが、今回もファンの「騒音抑制」を狙って、ファンの「低速化」を試してみました。ただし、CPUの温度上昇は許容範囲?に納めるのが条件ですが。
他に正攻法もあると思いますが、アンチョコに、当苑の手抜き手法≒ファン_のモータ_電源に直列抵抗を挿入する方法にしました。
最初は、150Ωの可変抵抗器を使って、良さそうな値を探しました。(左写真)
先ず、抵抗を大にしてファンを極低速にし、高負荷でもCPU温度が60℃以上にならないかどうかをみました。
極低速では大変静かですが、他方冷却能力が不足するので、CPU温度は70℃以上になりそう。そこから、段々抵抗を減らしてファンを高速にして行き、騒音にならない範囲を探りました。
大体の抵抗値の許容範囲は約50〜10Ωのようですが、50Ωだと静かだけど高負荷_Super πを使用_では60℃を超えそうだし、10Ω位から“ファン騒音”が分かるようになります。(左上写真クリック)
抵抗の固定化
可変抵抗器で、適当な抵抗値を決めたら、もう値はあまり変えることもないだろうと思ったので、固定抵抗_1/4W型_に替えることにしました。
当初、抵抗値約47Ωでやってみたのですが、やはり状況が厳しい|悪いとCPU温度は62℃近くまで上昇。
それならと、いきなり約27Ωにして様子をみたら、60℃は超えないようになったし、ファン音も小さいので、それで“手打ち!”(左写真)
後、熱収縮チューブやビニール・テープでカバーをして、半田付け部が上のアルミ板と接触しないようにしました。(左写真クリック)
モータ回転信号
ここまでは、殆ど「mobmeter」と「Super π」のお世話になっていたのですが、実際のファン・モータの回転数は見ていませんねぇ...ちょっと、確かめておきましょう!
ファンの電源プラグは3端子形式で、中央の白線は“モータからの回転出力”のはずなので、それをオッシロスコープで観測。(左写真)
抵抗無しの場合、出力周波数は約134Hzで、回転数換算では約4020rpm。
抵抗27Ωの場合、出力周波数は約80Hzで、回転数換算で約2400rpmでした。
_ただし、1回転に付き2周期矩形波出力と考えて換算_
抵抗47Ωの時は、測っていなかったのですが、恐らく1500回転前後ではないかと思います。
送風能力がかなり低くなっているようで、CPU温度は、高負荷時62℃まで上昇していました。_左/上写真<クリック>_
温度上昇の確認
高負荷の実験では、Super πを連続で使用していましたが、まぁ、そんなケースは、当苑では稀だろうと思います。
他の高負荷で思い付くのは“映像鑑賞時”ですが、YouTubeの動画でも、左程高負荷にはならないみたい。(左写真&クリック)
因みに、左写真の映像は「Riverdance」で、このついでに“アップ”されていた幾つものダンスを眺めていましたが、ホント素敵だ♪...昔から、“タップ”は好きで、米国産のミュージカル映画はよく見ていたけど、他方、近頃の“ラップ”には、まだ十分馴染めていませぬ。
・・・ で、CPUの温度上昇は、幸いにして51℃前後だし、余計なファン騒音は聴こえず、快適に_整然と賑やかな_“タップ・ダンス”が愉しめました。(笑)
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