[090703]

CPUクーラの効き目を、“AD11ボード”で調べてみました   *最後にボード壊れ!

元々、DeskSide機の整備_安定化、静音化、高速化_のために、常々実験で確かめたいと思っていたのですが、丁度、マザーボード_AD11_を裸で動かせる状態だったので、これ幸いと“CPUクーラ/ファンの効き目”を調べてみました。(左写真)
_モルモット!_CPUは、AthlonXP 1700_1.46GHz_のジャンク。

一応、概略のデータは得たけど、終り頃になって小さなクーラの段で、不覚にもCPUを焼いてしまい、ボードも壊しちゃった!あぁ、勿体無い...(左写真クリック)

クーリング効果は、_当然ながら_“アルミ・フィン”が大きい方が良いようですが、“ファンの回転数”の効き具合はもうひとつみたい。
“CPU温度は多少上げてもよいから、クーラを小さくファンを静かに出来ないか?”に関しては、今回はまだ、はっきりした結果は得られませんでした。_でも、“CPU温度60℃”を許せば、可能性はあるかな?_
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クーラ_Alフィンとファン_
Al_アルミ_フィンは左写真のような3種を考えていました。_が、一番小さいのは、CPUとボードが壊れてしまったので調べられず_
 *フィン大:外形 80x60x40mm3
 *フィン中:外形 65x60x25mm3
 *フィン小:外形 60x50x30mm3
大と中フィンには、羽根直径55mmΦのファンがそのまま付けられるようながあるので、ファンをこれに押し込み。固着力が弱い時には、ビスで追固定。
左/上写真<プッシュ>で、フィンのCPU面。<クリック>で、試したファン群

数値の読み取り
ボードのビデオ出力は、DeskSide機と共用/切替の液晶ディスプレイに出しているのですが、左写真&<クリック>は、その表示例。

CPU温度、ファン回転数は、このAWARD BIOSの「PC Health Status」から、読み取る事にしました。

CPU温度は、電源投入から変化が無くなるまで約10〜20分間ほど置いた後で、記録。
ファン回転数は、最大値と最小値の両方を採り、適当に切り上げ/切り捨てしました。

クーラ_フィン&ファン_の効果
左図は、採取したデータをグラフ化したもので、同じフィン上で、ファンを取り替えて採ったデータと、異サイズのフィンに替えて、同様にファンを取り替えて採ったデータ群です。

_面白い事に_同じファンでも、_フィンが小さくなって_CPU温度が高くなると、俄然回転数が上がるようです。_一様に、右上にシフト_
_これは、ボード側があたふたと対処したからなのでしょう。でも、悲しいかな!それだけでは、追い付かないようですねぇ。尤も、目標値が幾らなのか、分かってるようにも見えないが_

結果は、“羽根の形、枚数”の効果はあまり見えず、“回転数の多少”はやや効果があるようですが、それよりも“フィンのサイズ大小”の方が、効果が大きいようです。
しかし、このフィンは“CPUへの重し”でもあるので、本音は小さく、軽くしたくて仕方が無いのですが。

おお!みすていく!!
試しに、“フィン小”で実験してみようとしたら、CPUが焼け焦げてしまいました。_多分、取り付けミスだったのでしょう。焦げる臭いがしていたのに、一寸ゆっくりし過ぎだッ!左写真_

CPUは勿論ダメになりましたが、同時にボードの方も_電源は入るけど_正常動作しなくなりました。orz
そのため、“フィン小”のデータは、採れず。_恐らく、58〜56℃辺りになるのではないかと思っていましたが_

まぁ、CPUの方はまだ幾つか残っていますが、テストに使えるボードが無くなったのが、辛い!
ジャンクを買い足すにしても、先に「Health Status」の有無を調べないと。
_マザボにその気?が無ければ、汎用の“CPU温度表示ソフト”だけ!では、片想いにしかならない模様_

もっと軽量フィン低速ファンでは、どの辺りになるかも調べたかったのですが、当分お預け!

騒音
ついでに、_ファンの近くで_騒音の方も見ました。
自分の耳では相当喧しく感じるファンの音も、騒音計で見るとそれ程大きな数値にはなりませんね。
周囲音は45db前後でしたが、ファンが回っていても65db前後で、70dbを超える事は殆ど無し。
ボード類を、箱などに入れて半密閉状態にすれば、もっと低い値になるでしょうね。_だから、後は神経戦 か_

_尚、60dbの範囲で“普通の会話”、“静かな車内”、70db以上だと“騒々しい街頭”、“騒々しい事務所内”だそうです。参考資料_

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