[090413]
NetVista 6290ジャンクの、電源を補修しました *廃棄['10.06]
デスクサイド機にも搭載出来ず、沢山余って来たマザーボードを何とか消化出来ないか、小型の箱だけ買って、それに入れて実験が出来ないか、と考えた。
_“下手な考え、休めば、お得”_!_なのに、余計な事を考えたばっかりに、更に無駄な投資や作業をやっちまった!_
箱だけでも結構高価なので、どうせ買うならと、中身付き不動品NetVista 6290-44J を買いました。_\1,700税込。約6Kg持ち帰り_
不動原因は“電源入らず”で、調べると単に電源ユニットが不良・不動でした。
専用電源単品での手当ても考えたけど、それ程の価値は無いと判断し、内部ユニットのサイズがほぼ同じものと、中身だけ入れ替え、同時に、電源コード群も入れ替えました。そしたら、見事に動作開始!w(^^;
しかし、3個もあるファンの音が騒々しいですね!f(--; _...さて、これ、どう使いましょ?_
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実験用収納箱としては?
マザボを使って色々実験するには、最低限度電源ユニット、HDD、CDD、FDD、キーボード、ディスプレイが必要ですが、バラックでやっていると何かと不便だし、不安全。
出来れば、他の部材をセットしておいて、ボード交換も容易で、簡単に作業の中断・片付け・再開が出来る一体型ケースが欲しかった。_勿論、小型でなくてはいけませぬが!_
昔、HDD,CDD,FDDが一体でパタンと持ち上げられ、それを支えておけば、中のボードが一望・細工出来る筐体構造のものを見た事があるので、そんなのを期待したのですが。
今回のNetVistaは、残念ながらそんな構造ではなかった。むしろ、一つずつ取り外さないと最後のボードが出て来ないので、実験には不便!
左上写真は、他の臓物を全部外した状態。microATX基板ギリギリの大きさ。
左上写真<クリック>のように、これで実験しようとすると、単品群を並べるよりも嵩張るし、むしろ筐体は意味が無くて、単に邪魔になるだけ。
でも、折角ですから、取り敢えず、これの修復を試みました。
不良原因の確認
不良症状は、“電源入らず”なので、先ずは手元の幾つかの電源の一つと差し替えてみました。(左写真クリック)
そしたら、素直に立ち上がってしまいました。
明らかに、内蔵電源ユニットの不良で、これを何とかすべし。
_でも、ここからが、大変面倒だった!_
最初は、内部を開けて、回路を少し追っ掛けてみましたが、気力が伴いません。単純片面基板なので、回路図などは直ぐに描き出せそうに思えたのですが、続かずに断念。
そこで、専用電源ユニット_AcBel APl-1PC10_が安くで無いかとオークションを探し回ったけど、どれも高値で手が届きませぬ。_何で、あんなに高いんだろう?_
次善の策は、同じような薄型電源から、中身を入替移植する方法でした。_まぁ、単純労働的でがす_
電源ユニット入替大作戦
Aptivaで使ったのと同じ薄型電源を、また手に入れたので、それで“中身入替大作戦”を敢行。_電源 POWER MAN IW-P240F1-0 今回は\480税込_
“そのまま置き換え”ではなくて“中身入替”にした理由は、高さ・奥行きは適当なのにファンが横に出張っているため、そのままではどうにも無理だから。_左写真<プッシュ>_
_出っ張りを潰し、ファンを後部に設ければ、何とかなるかもしれませんが、このファンはサイズでか過ぎ!_
また、コード類の長さが随分と足りません。(左写真クリック)
こんなに短いと、“使えない!”と同義語ですね。
電圧/電力 | APl1PC10 | IW-P240F1-0 | 色 |
全電力 | 150W | 225W | |
+5V | 10.8A | 20.0A | 赤 |
+3.3V | 6.1A | 18A | 橙 |
+12V | 9.3A | 16.0A | 黄 |
-12V | 0.1A | 0.3A | 青 |
+5VSB | 1.0A | 2.0A | 紫 |
-5V | − | 0.2A | 白 |
それぞれの電力容量は、左表の通りで、置き換えても能力的には充分余裕があります。_下2桁目は、四捨五入_
それにしても、電圧によってコードの色が決まっているのは、_工作好きには_大変有り難い事です。
_余計な詮索ですが、電流数値の下2桁まで表示してありました。でも、これってどんな意味があるのでしょうか?謎_
コード入替中作戦
コード類の長さが足りない事がはっきりしたのですが、これらの総入れ替えは大変だろうと云う思いが先行したので、大分迷っていました。
でも、やり始めたら、作業はスイスイ!?(左写真)
電流の少ない線やセンス線などは、挿し間違いを減らす意味もあって、“切り接ぎ方式”にしました。これだと、色が同じ線同士を繋げば間違えなくていい。(左写真クリック)
このコード群入れ替えでも、やはり長さが不足する線群_12V赤_が出て来ましたが、これは止む無く、太い線を追加して伸ばしました。
結果&小トラブル
さて、周辺の用意をして、最初電源を投入した時、全く反応が無い!_こりゃ、弱ったなぁ〜_
でも、暫くCMOSクリアのジャンパを繋ぎ替えたり、ボタン電池を入れ直したりしていたら、やがて電源が入るようになり、ちゃんと立ち上がって来ました。結構、結構!(左写真)
そこまではよかったのですが、HDDに加えCDDを繋ぐと、両方とも“組み込まれてない!”と表示され、再度、泡を喰った。
結局、これもフラット・ケーブルの接続順序が問題で、ボードに近い側をCDDに、端の方をHDDにするのが、正解のようです。
騒音のこと
今まで、裸のマザボと戯れていた間は、HDDの回転音やファンの廻る音・風切り音などはあまり苦にならなかったのですが、これに蓋をして起動させた時、“スリム・デスクトップとは、何と騒々しいものか!”と改めて驚嘆。
“不快な記憶は、直ぐ忘れる”と云いますが、以前に棄ててしまった同型機種も、こんなに騒々しかったのかなぁと記憶を探りつつ、これの末路を、今は考えないようにしています。
マザボのケースの方は別途、何か考えないといけませぬが。
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