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[2018年5月16日]
FMV-E8250を、看視系に使ってみた


先日から、いずれ廃棄するつもりで「FMV-E8250」ジャンクを調べていたのだが、これは、“三重苦”を背負っていた。
まず、“液晶が暗い”こと、次に“電源が入り難い”こと、それに“電源が切れ難い”ことの三っ。
それを散々苦労しながら、対策を施して、何とか使えるようにした♪(図1)

液晶モジュール」は、比較的明るかった「FMV-E8230」から取り外して、類推と運天任せで取り替えたら、素直に表示が出てしかも随分明るくなった!

電源が立ち上がらない原因は、どうやらUSBポートの負荷が重過ぎる点にあるらしい。(図2クリック)
PC後部でUSBプラグを抜き差ししないで済むように、「スイッチ付きのUSB-HUB」を増設して、電源投入時には、_重い方の_USBラインを切り離しておく。
また、電源を切る前に、その“スイッチ”で、USBラインを切り離しておけば、本体を、素直にシャットダウンさせられるようになった。
これらの現象は、ジャンクPCの“USB電源系統の弱さ”なのか、USBカメラを“多数台”繋ぎ過ぎている所為か、はたまた、“USBカメラ・ドライバの不具合”が元凶なのかは良く分からず。でも、いずれもUSB系が重く関係していた/いるわけだ。
兎に角、あまりスマートなやり方ではないけれど、一応の対策_スイッチ付きUSB-HUB使用_で、_明るくて大きくなった画面で、_USBカメラ看視系が動かせるようになった!
今まで使って来た、DELL D430は暫く休憩だ!

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+++ 液晶部の入替 +++

まず、この「FMV-E8250」ジャンクが使えるかどうかは考えずに、「FMV-E8230」との「液晶モジュール」の交換が可能かどうかに興味があった。

「液晶モジュール」の交換だけなら、表示部の前枠を外せば、楽に出来るはずだし、どちらも、表示能力はWSXGAWXGAなので、信号線の本数も然程変わらないだろうとみた。
ところが、「FMV-E8230」のコネクタに繋がっている_信号_線の方は、ずっと少なかった。(図4クリック)
_「FMV-E8250」の方は、端子が全部埋まっていたが、写真を撮り損ねた_
しかし、4組のLVDSペアは、どちらも同じ端子位置にあったので、先ず間違いは無かろうと、「E8230」の「液晶モジュール」を「E8250」に繋いでみた。
入替成功!で、ちゃんと、明るい表示が出た!(図3)

_だが、一方、「E8230」の方は表示が出なかった!?...でも、どうせ暗いから、もうイラナイ!_

+++ 元凶はUSB?! +++

“シャットダウン表示”が、何時まで経っても終わらない?
痺れを切らして、電源スイッチで強制終了をしていたのだが、ある時、自動復帰したかと思うと、Windows OSが妙なメッセージを吐いた!(図5)

これを何の気なしに見て、Win7が壊れたのかな?と勘違いしていて、幾度もインストールをやり直してみたが、改善された様子は無かった。
...後刻改めて、“9fエラー”をネットで調べたら、どうやら“ドライバが電源OFFシーケンスに正しく応答していない”ということらしい。
殆どは、“ディスプレイ”関係の話らしいが、今の場合は、“USBカメラ”のドライバ群が問題なんだろう。
そりゃまぁ、素性の怪しげなUSBカメラを幾つも、使っているからなぁ。(苦笑)
でも、そんな理由だけで、今更、据え付けたUSBカメラを外したくはない!

電源をOFFする前に、USB系を切り離せればいいだけなら、「スイッチ付きのUSB-HUB」を使えば簡単だ。(図6クリック)
そのHUB用の電源は、別途供給出来るようにはしたが、無くても構わないようだ。_むしろ、その方が面倒が無いから、有り難いが_

これで、_小修正と小改良を加えて来た_「自作プログラム(UCam10.exe)」と併せて、一画面で周囲を見渡せる「USBカメラ看視系」が出来上がった。
「自作プログラム」も、途中で勝手にダウンすることも無く、一日中働かせておいても問題は無くなった。
暫くは、このままで、様子見としよう!

・・・ しかし、もっと改良すること、例えば、1台のPC上のUSB系を、2系統に分けて、それぞれを別ラインとして扱って、4窓共に動画表示にするとかいったことなども、考えてみたい。
以前、2台のPCを使い、一方をリモート接続で看る方法は、既に試みたことがあるが、やはりPC 1台だけでは難しいかなぁ?


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