[090602]

VAIOディスプレイ用DVI変換器を、作りました

先日、デスクトップVAIO-PCV-LX53/BPの修理の余禄?で、15型ディスプレイが余りました。
少し“表示欠陥”はあるけど、使えなくも無い。しかし、コネクタが標準型VGAではないので、そのままでは使いたくても使えない!
そこで、(SONY)専用コネクタ−標準DVI用コネクタ変換器を作ってみました。
結果、思いの外、上手く出来ました!v(^^;?

工作に当り、さるサイトの端子配置資料が大変参考になりました。感謝!<(_"_)>
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端子部の切り出し
標準DVIコネクタにする場合、一番手っ取り早いのは、元の専用コネクタを外して標準型コネクタに付け替える手ですが、やはり何だか勿体無い気もします。
ジャンク箱の中にあった“短ケーブル付きDVIコネクタの片割れ”を玩びながら、考え付いたのが“変換器”。

幸い(?不幸にも!)不良マザーボードの方は使うに使えないので、これからコネクタ部を切り取って流用しても、何処からも文句は出ないでしょう。
専用コネクタ端子からの配線を追っ掛けてみると、必要な信号線群はコイルLxx端子に繋がっていて、ある範囲の基板ごと切り取るのが得策のようです。(左/上写真&<クリック>)

結線
専用コネクタの信号端子配置を実験的に探し出す事は、出来ない話ではないでしょうが、楽ではない。

大変有り難い事に、上記の資料が見付かったので、利用させて頂きました。
左図のL33〜L40L19〜L22への接続信号名は、上記資料に拠ったものです。(実配線状態は、左写真<クリック>)

尚、色名は、単にDVIコネクタのケーブル内の線の色なので、汎用性は無かろうと思います。(特に、5Vに黒!、GNDに赤!を使っている処など、尋常ではない!?)

基板上で2箇所見損なったのは、DDC CLK,DDC DATA(L20〜L22端子)で、これらは多分隣り合わせだろうと思い込んでいたのですが、違ってた!(互い違いになってた)
(ここで間違っていたため、始め全然写らず、暫く考え込みました。orz)

キーボードやマウスの結線は、ケーブル類が蛸足になるし、今は必要性が薄いので使用しませんでした。
また、ディスプレイ用電源+12Vは、ACアダプタを用意してこの変換器に直付け(赤太線)。

容器
変換器を作ったのはいいが、そのままでは使用にも、保存にも具合が良くありませぬ。
そこで、入れる箱探しに、“百五円ショップ/百均”へ。
(本当は、ノイズ抑制などの面から“金属容器”の方が良い事は承知しているのですが、今は無視して、大きさだけ選んで、)トランプ用プラ・ケースが利用出来そうだったので、買って来ました。(\105/組 税込。これを見ながら、“近頃は、実!トランプを、しなくなったなぁ”と感無量。で、つい余分に1組買ってしまった)

このケースは、裏に指入れ用の丸孔があるので少し気にはなるのですが、プラ厚みが約1mmで、そこそこ強度もあります。(図らずも、丁度合う容器になりました)
(左上写真<クリック>で、横のコネクタ面。IEEE1394端子は不使用)

使用例
DVIは、接続しておくと、電源投入時にDDC通信線で確認されるようで、自動的に表示が出ました。

表示させて見ると、(気分的に?)大層鮮明な感じ!
(通常のアナログと違って、直接デジタル信号で駆動するからでしょう。でも、日頃ノートPCの画面を見慣れていると、“ま、こんなものか!”と云った程度。失礼!)
しかし、やはりこれはジャンク品でした。中央下部に黒い影が見えます。無地画面だとかなり目立ちますが、致し方無し。

ところで、これを繋ぐ本体側のDVIコネクタは、近時代のデスク・トップでは標準装備のようですね。
先日、日本橋で“アナログVGA+DVI両用”AGPボードのジャンク品を見掛けたので買っておいた(\480税込)のですが、これを試用するまでもなかった。
左写真の最上部:両用AGPボード,上:IBM NetVista,下:NEC Mate
(それにしても、このディスプレイは横幅がデカイ!これは、当苑では“困った部類”に属します。どう使うか?が悩ましい!)

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