[二〇二〇年三月十一日]
PC110用FDDジャンクを、買ってみた
今、作業使用中の「(不良状態から復活した)PC110」+「(さるフリマで買った)ポトリ」系(図2<クリック>)用として専用で使えるFDDが欲しいと、ずっと思っていたのだが、先日同じフリマで、「PC110用FDD」(「IBM P/N:84G8499」)というのを見付けたので、急いで、娘に頼んで買って貰った。(図1右側 ¥360送料込み)
この系用FDDとして、過去に2台(「IBM P/N:48G9896G」、「不明:FD-05P2」)買ってあったのだが、いずれも適合せず。(図1左側)
今回のは、まず間違いなかろうとみたのだが、今度のも動作・適合せず、だった。(残念!)
これで、「PC-DOS」のFORMAT A:などもやってみたが、最後の最後で「ブート・レコードを書き込めません」で、オワリ!
ただし、当該系のOSを「Win95」に替えると正常に読み書き出来るようだが、そのFDだけを取り出して、別のマシンで読もうとするとエラーで読めない。(かなり、癖が強いというか...)
過去に買った2台も、正常な別の系には適合することが分かり、やや“儲けた気分”になった。
(怪我の功名ということ?!でも、「当該系」には適合しないので、物足りないのだが)
ついでに、別途、他の「PC110」群の“動作の現状”も確認したので、一種の定期メンテナンス回(21回目?)にもなり、総合的に考えれば、悪い買い物ではなかったのかもしれない。
(それに、単に相性が悪いだけなら、もしかしたら、気候が変われば適合するようになるかもしれないので、このまま保存だ!)
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今回のFDDの状態は?
+++ 現作業系「(不良脱出)本体+ポトリ」で検証 +++
まず、最初は、当該系(復活PC110と拾物ポトリの系)で、このFDDから「PC-DOS」が起動出来るかどうかを試した。
が、結果は、NG!
次に、同系で、CFから「PC-DOS」を起動した後、ドライブA:をアクセスしてみた。
これも、結果は、NG!(図3)
更に、別の系に繋いで、このFDDをアクセスしてみたが、やはり、NG!(図4<クリック>)
コトコト音はするのだが、セクタ・データが読めていない感じの“空音”しかしないし、幾度やっても“エラー表示”は同じ。
ところが、CFを替えてOSを「Win95」にすれば、1.44FDのフォーマットは出来るし、データの読み書きも出来るようになる。(図4<クリック>)
かといって、その1.44FDを他のマシンで読めるかというと、そうでもない。(ったく、分かり難いFDDだわさ!)
別の「本体+ポトリ」で検証
+++ 別の「PC110+ポトリ」と以前の「FDD群」は、OK! +++
今回買った「FDD」が、「当該系」に適合しなければ、私にとっては何のメリットも無いのだが、かといってこの「FDD」が不良品だと断定するわけにも行かず。
そこで、系を替えてみた...だが、結果は同じ、NG!
そのついでに、(以前の不良?)FDD群もその系で試してみた。(図5)
・・・ななななんと!2台とも、ちゃんとFDが読めるではないか?!(図6<クリック>)
ダメだと思い込んで、ちゃんと試しもせずに仕舞い込んであったのだが、思い掛けない結果・成果だ。
(でも、こちらの系では、余分なだけなんだけどなぁ。それに、取り外しは出来るが馬鹿でかい「コネクタ」が、ちょっと邪魔!)
素ドライブの検証
+++ 素ドライブの入れ替え +++
買った「FDD」の何処が悪いのかは良く分からないが、「素ドライブ」のヘッド辺りがいかれているのではないかと、「素ドライブ」を取り外してみた。
「素ドライブ」は、「TEAC製 FD-05HG」で、別にヘッドが壊れている様子も無さそう。(図8<クリック>)
念の為、ヘッドをアルコールを付けた綿棒で消毒してみたが、やはり結果は、NG!
別のFDDの中身を開けて「素ドライブ」が、これと同じだったので取り替えてみたが、それも変わり無し。(図7)
どうも、「素ドライブ」の不良でもなさそうな気配。
やはり、年代モノの機器「本体」−「ポトリ」−「FDD」間の相性の問題なのかもしれないと思うこの頃だ。