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[令和元年九月十四日(2019/09/14)]
PC110 FlashROM用変換ソケット 改造

毎日、気候が蒸し暑くて、手が付かなかった「変換ソケット」の“大改造”が、やっと出来た!
だが、これは未だ最終版ではない。(図1)

というのは、ピン配置は、出来るだけ昔の「紫外線消去型PROM」の端子配置に近付けたが、不足する端子もあって、全端子が適合にはなっていないからだ。
今当苑にある「PROMライタ Minato-1890A」は、昔の「紫外線消去型PROM」専用らしく、このFlashチップ(E28F002BX-T)の書き込み用として使うには、ある端子(WE#)が欠けている。
(詳しい説明書でもあれば、何か解決策が見出せるかもしれないが、現状では無理)

なので、別途、FlashROM書き込み用の「自家製PROMライタ」を作ってみようと考えている。
もし、そうした「PROMライタ」を作るなら、この「変換ソケット」をわざわざ配線替えする必要があったかどうか?なのだが、それはYES!だ。
計画している「自家製PROMライタ」は、「紫外線消去型PROM」も扱えるようにしたいから、これとそれ、どちらにも適合出来るようになる。

ということで、今回の「変換ソケット」の“配線替え”の苦労は、“無”にはしない/にはならないだろう。

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+++ 手配線替え作業 +++

この「チップ・ソケット」の脚ピンは、3段に分散して配置してあるので、狭い箇所でも“ピン間隔”は0.5mm(恐怖の狭さ!)以上になっている。
なので、普通の耐熱電線(外径1.0mm)を使って半田付けし、相互結線が出来た。(図3)

両方の金属端子に半田付けをする為、小基板に4個の孔を開けて、其処を通して配線した。
不恰好この上ないが、これが一番確実な方法だと考えた。

結線は、始めるまでは逡巡していたのだが、始めたら直ぐ終えられた。
しかし、出来上がって、下の小基板と併せてみて、何となく違和感があった。(図4<クリック>)br> 果たして、下になる「ピッチ変換基板」は、本当に必要だったんだろうか?という疑問を持った。

キッチリと詰めて、1枚基板では出来なかったのか?商品にするなら、そうした、丁寧な仕上げはしなかったのか?
やはり、この「変換ソケット」は、日本人のやり方とは違う『仏を作って、魂を入れず』型ではないかな。
先般から話題になっている、“日本製「フッ化水素」の純度の高さ”なども、製品・商品は、どうあるべきかを示す好例のように思う。


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