[040710]
マルチ・カードリーダのジャンクを、買いました.
またまた、変なジャンクを見掛けたので買って来ました。6種のメモリ・カードが扱えるカード・リーダ/ライタBOX。しかし、「設計不具合で、CFカードが挿せない」と明記されていました。(\500税込)
眺めると、簡単に改善できそう。(以前のUSB-HDDケースはちゃんと使えたし、これも多分何とかなるのではないかと)
やってみたら、手直しは簡単。まだ2種のカードしか確かめていませんが、問題のCF(コンパクト・フラッシュ)カード、それにSM,SDカードはOK。
でも、MD(マイクロ・ドライブ)は挿せずで、NGでした。
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小細工.
ちょっと観察したら、CFカード・スロットの前面が、上下逆の設計になっているような風情です(実は誤解デシタ)。
前面パネルは引っくり返すわけにはいきませんが、角の余分な出っ張りを削れば、CFは何とか挿せそうです。
で、2本のビスを外して分解。
後は、CFスロットの前面にある出っ張りを、角型ヤスリで削りました。
これで、CFカードは挿せるようになりました。
結果.
前面の刻文字は、「SM,MS,MD/CF,SD/MMC」の6種ありました。つまりスマートメディア,メモリースティック,マイクロドライブ/コンパクトフラッシュ,SDメモリカード/マルチメディアカードって具合です。
CFは、口の出っ張りを削って使えるようになりましたが、MDは基本的・構造的にダメです。
SDカード以外は手持ちが無いので確かめられませんが、物理的には挿し込めるようなので、多分使えるでしょう。
試しに、このBOXをTP240XのUSBソケットで使ってみました。
USBのドライバをセットアップした後、USBにケーブル経由で挿したら、4個の「リムーバブル・ディスク」が現れました。(メディアを挿したら順にダイナミックな割当てで出て来るのかと思っていましたが、どうやら固定方式らしい)
CF,SD共に正常に読み書き出来ました。
因みに、USBは2.0対応。
設計ミス?
ところで、CFスロットの入れ口の出っ張りを削って済ませましたが、これはどんな設計ミスだったのでしょう?
MDを片手につらつらと眺めていたら、どうやらケース図面の引き間違いではなくて、部品の調達ミスか生産での組立てミスが原因のようだと読めました。
本来は高床式のCFソケットを使うはずだったのに、間違って低床式を付けたようです。もし、高床式ソケットが付いていれば、出っ張りを削らなくてもよく、またMDも素直に挿せるはずだからです。
(或いは、2段式のCFソケットでも使うつもりだったのでしょうか?それ用のパターンも見えますからねぇ)
いずれにせよ、本生産に入る前に確認を怠ったのが敗因のようです。(こちらは結構なのですが、あちらは口惜しいでしょうね)
(今直ぐにやる気はありませんが、適正なソケット部品があれば付け替えてみても面白いかな、と考えたりしてます)
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