[060703]

HDDピン折れを、修繕しました.

"もっと安い1GBか2GBのCFが無いかなぁ...”と日本橋中を徘徊後、疲れ果て(?)最後の店に寄った時、この8.5mm厚HDDと遭遇。

これを見て考えたのは、廃棄か修復かの瀬戸際にある(リブポインタが不調の)Lib60の試験用に使ってみること。(その件については、別途)
4.3GBMK4313MAT)で\980(税込)だったので、現状ではそれ程高い買い物ではなかろうと、即買って帰りました。

ところが、使おうとしたらピン折れ事故発生!
余程、そのままお蔵入りさせようかとも考えましたが、ダメモトで修繕してみました。
結果、ピン移植手術成功! マスタ/スレーブ設定用のピンを代替品にして補修したら、ちゃんと使えるようになりました。w(^o^)w
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
事故発生と対策案.
このHDD、中身を準備して、Lib60に差し込んだのですが、何だか感触が妙!?・・・ 取り出してみると、案の定ピン曲がり。(完全に直角に曲がってた!)
恐る々々ピンセットで戻したのですが、ちょっと行き過ぎたので少し戻したところで運が尽き、ポキリと折れてしまいました。
ここで色々考えた。(・・・面倒なので即時廃棄?・・・ピンがGNDなら..?いや違う!・・・古いHDDからコネクタ部だけ取って入替え?・・・いや、類似品から基板ごと入替えか?)

制御基板を外してコネクタ部を見ると、流石に薄型!ゆえ簡単に入替える案はどれも見込み薄でした。(左/上写真)

が、幸いピン位置が手前だったのでその1本だけを入替える事は、可能かも知れないと(愚かにも)考えた。
それに、代替ピンは、殆ど使わないマスタ/スレーブ設定用のピンが流用出来るかも。(と調子付いた)

ピンの取外しと再埋め込み.
後は我武者羅(がむしゃら)に半田鏝を突き立てて、ピンのあるプラ成型部を溝状に溶かし、ナイフで穿り、取れそうな頃合を見て半田付け部を外して、ピンを取り出しました。(しかし、1本折ってしまった!)

ただ、成型部を溶かす半田鏝は表面が膜で覆われるので半田を上手く溶かせません。それで、半田鏝は2本使いました。それと濡れ雑巾は必須でした。(左写真、および<クリック>で、半田鏝と雑巾)

この「ピン取外し作業」が一番厄介だったのですが、入替えた後の再埋め込みは1本だけですし、比較的楽でした。
ピンはほぼ適正位置に収める事が出来て、根っこを半田付けしたら、しっかり留まりました。

後は、両方の箇所の清掃とショート有無のチェック。「呼び水」ならぬ「呼び半田」をしたため、半田が盛り上がっている所があったので適当に除去しました。

コネクタ抜き差しテストも(一応)合格です。ソフト的にも問題ありませんでした。(美的にはやや不満ですが、あまり見える所でもないし、結果は大満足!)

煙い/臭いの我慢と根気が要るんですが、「HDDのピン折れ」はもしピンが手前(外し易い側)だったら、修繕する自信が出来ました。

[表紙頁]へ  関連記事の目次へ  [一言板]へ