[表紙頁]へ  関連記事の目次へ
[140329]

不良SATA-400GBの分割使用を、実験中

先回の検討・実験では、「エラー」が多くて実用にはならなかったSATA-HDD 400GBだが、今回は“パーティション分割”をやや精密?にして、何とか無欠陥の領域だけを選び出して2つのパーティションを作ったが、それらは実用的に使えそうな感触を得た。(左図<クリック>)

ただ、その内の第2パーティション(=Dドライブ 左図)は、(基本|プライマリ・パーティションにしても、)別OS(WinVista)の組み込みは、(なぜか?)不可だった。
(OSが組み込めないというより、それをブート出来ないということらしいのだが)

現在は、PC-VY17M/R-1に載せて、第1パーティション(=Cドライブ)にWinXpを組み込んで、第2パーティション(=Dドライブ)は「データの保存用」として試しているが、未だ“読み書き遅延”や“誤動作”などのトラブルは発生していない。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
細かな領域分割
前回は、およその(目分量的)パーティション分割で試していたのだが、それだと動作中にエラーが多発して使い物にならなかった。

それに懲りて、今回は、まず欠陥の無い第1パーティション(約20GB)を作り、そこにWinXpを組み込んで、それの「ディスク管理」を利用して、後部のパーティション分割を試みた。
その際、「HDD SCAN」で、小領域ずつ「欠陥セクタ」の有無を調べ、有れば削り落して、無欠陥の領域だけを集めるようにした。(左図<クリック>)

今は、使用中に、欠陥セクタ群の範囲が勝手に広がらないということを前提にしているのだが、もし欠陥が広がるようだったら、このディスクは使い物にならないってこと。
...今の処、それらしい兆候は無い。

第2パーティション(=Dドライブ)の実状
Dドライブにデータを貯めるだけでは、(無エラーの確認には)不十分だろうと思うので、何とかOS-WinVistaを組み込もうとしているのだが、これが上手く行かない。
ブート・マネジャの段階で、エラーが出て止まってしまう。(左写真クリック)
指定通りに、幾度やり直しても、まともには立ち上がらず!?

試しに、FD入り「MBM」を走らせてみたけど、(Error : Partitioning rule violation っていわれてもなぁ。何処をどう直せばいいのやら?(左写真)

尚、この表ではNo.2となっている「多欠陥セクタ領域」は、(手を変え品を変えて)「基本パーティション」にしたり、「拡張パーティション」にしたり、また、「無割り当て」などにしてみたけど、いずれの場合でも同じで、拙い結果しか得られていない。orz

動作状況
現在、第1パーティション(Cドライブ)にOS-WinXpを組み込んだ状態で動作させてみているが、それだと、問題は発生していない。(結構!)
YouTube動画の再生なども、スムーズ。(左写真)
また、「HDBENCH」を走らせて、Dドライブ 2GBを使ってHDDの状態も見たが、特に変わらず、並みの速度のようだった。(左写真クリック)
ALL値35Kと、30Kを超えており(当苑での)性能は十分だ!

結局、この不良HDDは、先頭パーティション(今の場合20GB)には「OS」を組み込めるが、後の(飛び島的)パーティションには「OS」は組み込めず、「データ保存領域」としてしか使えないらしい。
こんな(不良品として廃棄されるはずの)HDDを、部分的にでも生かして使えるのは、私のような貧乏暇人ジャンカには有り難いし、面白い話ではある♪
...だが、こうした不良HDDに投資した金額や労力の“回収効率”から考えると、とても引き合うものではない...殆ど、無駄な作業だということになるが、まぁ、大局から見れば、クリーンだとか云って、“回収効率”の良くない「太陽光発電」や「風力発電」の方に流されて行くのとあんまり変わらないと思う。あれも、(言っちゃあ悪いが)“廃品回収”の一種だからなぁ。(苦笑)

[表紙頁]へ  関連記事の目次へ