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[151009]

自動運転用電源を、改善した:其の二

先回製作した「オーディオ信号で駆動する自動運転用電源」が少し非力だったので、改善した。
12m級小型電車(ジャンク品)にジャンク品の動力ユニットTM-01を使ったのだが、動力(モーター)の電力消費がやたら大きいらしくて、今回作った電源では動かせないことが分かった。
他の動力車は問題無いのだが、これだけを除け者にするのもシャクなので、電源部のパワーアップをすることにした。(図1)
方法は、単に、電流を多く流せるパワートランジスタを一個追加しただけだが、こんなことが出来るのは自作だから!
っでも、こんなことをしなければいけないのも、自作だから!(笑)
ひとつ心配のネタは、このパワートランジスタを放熱器無しで働かせているので、何時昇天しても可笑しくないことだ。
ルール違反、マナー違反もいいところだが、これも自作だから出来る無茶!?(こんなことを製品でやると、即、天罰が下る!)
アマチュア的には、兎に角、数分間でも走らせられればよいわけ(図2<クリック>)で、プロのやるような「ショウ展示」のように一日中走らせ続ける必要が無いのが有り難い♪
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電源回路の変更(追加)
実は、先回(改造前の状態)では、消費電力の見積もりが甘くて、負荷によっては最終段のパワーが不足するなどと思わなかったのだ。
(尤も、そんなことは起きた時に対策を考えればよいだけで、事前に考え過ぎていては、仕事が捗らない...と最近、思うようになった。昔は、そうした割り切りが出来ず、始めるまでに、随分時間を費やしていたのだが)
以前のでも、Bトレイン・ショーティなどは、走らせる能力は十分あったので、油断していたのは事実。

それで、今回は、パワーアップを図ったので、消費電力の大きな動力車も動かせるようになった。(その回路図が、図3)
勿論、今回のパワーアップ電源で、従来通りBトレイン・ショーティもOK!(図4<クリック>
この電源は、一応これで完成!

...なのだが、どうもリレーを使うと、機械的にバタバタするのが、良かったり悪かったり。(苦笑)
一度、音楽曲を通してみたら、電車が前後にダンスをする様子が面白かった♪
勿論、こんなことは邪道だろう...だが、もっと優雅に発展させれば...
もう少し検討してみたいのだが、それにはリレー使用がネックになりそう。

新規電源の案
リレーを使わない方法として、トランジスタ、ICだけで構成することだが、一つの端子からプラス・マイナスの電圧を無理なく出力させるには、専門家が設計したICを使うのが一番だろうな。
昔、“オーディオ世界”で、OTL(Output Trans Less)方式という、出力トランスを使わない方式のアンプが流行ったことがあり、DC(直流)まで流せるICがあったことを覚えていたので、探してみた。
ところが、ネットで調べた使い易そうな品番のICを日本橋で探したのだが、もうどの店にも置いていないという。
(オマケに、ネットで注文しようとした品物は、“在庫確認が済むまで、代金は払い込むな!”とあったものの、申し込んだ後は“なしのつぶて”) 止む無く、日本橋で在庫放出特価としてあったLM3886TFを買って来た。(図5 \900税込み 特価なのにこんな値段か?!

更に、電源ケースも追加で、ジャンク品を1台買った。(\1,201送料込み)
...ところが、これ、所々に錆が見えるが、中味は結構しっかりしているので、何だか壊すのが惜しくなって来た。(笑 図6<クリック>
でも、残しておいても無駄なので、これも改造を考えているのだが、結果を気にせず、あれこれ考え、やってみられるのは、大変愉しい♪
(只、消費ばかりの生活なので、“一億総活躍”には寄与出来ず、多少気は引けるが...)

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