[060103]

AD11-H1に、ファン・コントローラを取り付けしました.

以前、AD11-H1CPUファン・レスにしてみたのですが、あれ以降「CMOS Setup Utility」でCPU温度を時々チェックしていると、実は、時に50℃を超える事が!
マシンは黙々と動いてはいますが、これでは幾ら何でも可哀想過ぎますね。(左写真は整備完了状態。<クリック>で、整備前のCPU温度)

そこで、やはり空冷をする事にしました。以前に買った「CPU冷却ファンFireBird R5を活かしたいと思ったのですが、そのまま使うと殺人的騒音発生源になります。

以前から少し興味があった「サーマル・コントローラ」を買って来て、(MA10T/MA56Hなどで試してみていましたが)これと騒音ファンとを組み合わせて、もう少しマシな(静かで&冷える)空冷システムにならないだろうかと、やってみました。

取り敢えずCPUファン系にはダイオードを2個直列に入れて回転スピードを落としてみましたが、最終的には、静かなままで温度は多分所望範囲内に抑えられるだろうという状態に出来ました。(まだ、検証は冬場だけですが)b(^o^;

据え付け
この「サーマル・コントローラ(ENERMAX UC-A5FATR2)」は、ファン用電源出力が6chもあってそれぞれに回転数調整ツマミもあるのですが、回転速度の表示や温度の検出表示は2chだけの構成。
実際に据え付けた時、2ch+1chしか必要無かったし、“そんなに沢山のファンを付けてどうすんのよ!”・・・と云う事もあって、他の線は邪魔!
(これなら、むしろ2ch品を探した方がよかったかな?)

温度検出用サーミスタは、取り付け方が難しいので、本当の胴体温度が測れていません。銀ペーストなどの熱伝導性接着剤などで、きちんと留めればいいのでしょうが、そこまでする気力もないので、こちらの表示は目安/無視。以後は、BIOS側の表示を参考にします。
(左写真の黄色丸部が配線群、黄色角部が温度センサ挿入部)

回転数の低減
動かしてみると、CPUファンの最低回転数は、3,600rpm以下には出来ないようです。
そこで、無理矢理でも「制御する/横車を押す?」ために、最低回転数を低くする細工をしました。(つまり、整流用ダイオード2個を、電源配線に直列に挿入。左写真の<クリック>で、その写真。緑色円内)
これで、2,700rpmにまで下げる事が出来るようになりました。

(しかし、何ですねぇ。このコントローラの回転数表示は、実際の変化に対して反応が至って鈍いんですよ。微調整も難しいが、更に精度も低い。だから、表示は2.7Krpmとすべきでしょう!・・・これ、やっぱ、XXですかねぇ)

効果・結論は?
当然ながら回転数を下げ過ぎると、静かにはなりますが、温度上昇は抑えられないようです。
本体を常用場所に据えて温度(今は44℃)の変化を見ていると、CPUファンが或る回転数(今は3,600rpm)以下だと徐々にCPU温度が上昇しています。当然、室温(今は22℃)が上がるともっと上昇率は大きくなるでしょうね。

現状の筐体とその置き場所で、外から聴いてCPUファンの音が識別・我慢出来る限界は、およそ3,700rpmですが、これ位で回せば冬場なら45℃前後で維持出来そう。しかし、夏場はどうでしょう?(やってみないと、分からな〜い♪)

でも、使用時間が3時間以内だと考えると、取り敢えずは「CPUが燃え出す前に、このAD11-H1での作業は、静かに終えられるだろう!」と。
(近頃はまぁ、何でも使い捨ての時代ですから、もし今のジャンクCPUがいかれたら、そいつをちょいと交換すればいいだけなんですよねぇ?・・・って、まったくもって世も末です。はぁ)

先日のMebiusと同じパターンになってしまいましたが、いやぁ!それにしても、実に静かになったもんです。
(これで、心静かに/な正月が過ごせそう!?)
ついうっかり、これが動作中だって事を忘れて、大もとのAC電源の方を先に落としてしまいそうになりました。

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