[030830]

拡張メモリ-コレクション.

PC110本体への手入れ失敗以降、本体を触るのは手控えて、専ら(より安全な?)拡張メモリの改造・増強に情熱を注いで来ました。
成功例が増すに従って、段々欲が出て色々な種類を作って見たくなり、その結果コレクションも増えて来ました。それを、整理(?)しておこうと思います。

数百円で拾って来たデスクトップ用メモリ・モジュールの5V仕様チップなども使ってみましたが、特にトラブルも無く使えています。
また、64Mbチップの二段重ね(亀々)で32MBも作れます。しかし、これはメモリ・チップの足ピンと本体基板上パーツとの接触を避けるために、絶縁シートが不可欠で、板が浮くし、チップ搭載作業も大変面倒な上、郵送時半田外れの実績(?!)も出て来たので、どちらかと言えばあまりやりたくないタイプですね。

作業性やベンチマークなどから考えると、改良型16MBが一番作り易くて効果もあると思うのですが、未知の効果を期待するなら、矢張り128Mbチップを使った後期型32MBでしょうか。

サイズ別.

上の写真、左側は、PC110-YD1PC110-YDWなどに標準装備されている4MB拡張メモリ。(自作拡張メモリは、すべてこの板を流用)
中央は、市販品の16MB。(これは、頂き物。見えている配線は、パターン断線の補修線)
右側は、4MB上に同種のメモリ・チップ二段重ねで作成した8MB

16MB品.

上の写真、左側はEDO型チップ(M5M465165)を使った16MBで、「FDへの異常書き込み」対策をしたもの。対策用ANDゲートとしてHC08を使用。
中央も、同じく対策済み16MB。ANDゲートにVHC11を使用。
右側は、FP(ファスト・ページ)型チップ(HM5165160)を使った16MBで、本来はこのチップを使ったものが一番素直なメモリ増大方法。(尚、周りの余分な配線は、パターン剥がれの補修線)

左写真は、二段重ね式拡張メモリ20MB
下は、標準の4MB基板で、その上に64Mbチップを重ねたもの。高さが一杯々々なこともあって、「FDへの異常書き込み」対策はしていません。搭載した64Mbチップは5V仕様品(K4E641611C)。
これは、一番手抜きができて、容量も大きくできるはずだったのですが、立ち上がり初期に16MBを確保するためには結構配線替えが必要でした。
それに、初期通過抑制回路/補償回路も必要なので、どうせなら全部剥がしてから、32MBに作り替えた方がよかったかも。(でも、コレクションでは一応20MBの現物も必要なので...)
(尚、白文字「30」付近で配線がとぐろを巻いているのは、初期4MB/16MB変更用に長くしてあるせい)
拡張メモリを生かす設定方法のひとつは、下記で述べるような補助プログラムを使って、
  over16s /0 (ゼロ)
ただし、ものによっては、次のようにしないと駄目な場合もあります。(理由は、不明)
  over16s ///b

32MB品(初期通過抑制回路/補償回路付き).

上の写真、左側は、初期に製作した128Mbチップ(HM5113165)を使った32MBで、立ち上がり時は拡張メモリがゼロ(トータル4MBのみ)なので、補助プログラムでメモリ・レジスタを書直して28や32MBにしないと使えない方式のもの。
  over16s //d/c (あるいは、//d/d)

右側の2種は、何もしないでもトータル20MBは確保できますが、
中央は、デスクトップ用メモリ・モジュールから剥した5V仕様の64Mbチップ(K4E641611C)を使った二段重ね式の32MB。これは、本体基板上パーツとの接触を避けるために、絶縁シートが不可欠。
16MB以上のメモリを活かす場合の設定方法は、
  over16s ///c (あるいは、///d)
右側は、128Mbチップ(HM5113165)を使った最終版とも言える後期型32MBで、「FDへの異常書き込み」対策をしたもの。(これは、二段重ね式で必要だった絶縁シートなどは不要)16MB以上のメモリを活かす場合の設定方法は、
  over16s ///c (あるいは、///d)

20MB超と補助プログラム.
トータル・メモリ量が20MB(?)を超えると、BIOSがメモリ量を正しく認識できなくなるようで、立ち上がり時にループに入ったまま進まなくなるケースが殆ど。
そのため、超えたメモリ分は初期(コールド・ブート時)には認識させないようにしておき、立ち上がった後でメモリ・レジスタを実装値に書直して、(ホット・ブートして)再設定する方法を採っています。

そのレジスタの書直し用補助プログラムとして、over16s.comを自作して使っています。
これは、通常autoexec.batの先頭に入れていますが、テストの時には手(?指)入力コマンドにもなります。
今の処、当苑で使う以外に、他の方達にも使って頂いていますが、特に不具合もお聞きしていませんので、多分問題は無いだろうと思っています。(高々1KB程のプログラムで、CD-ROM入れはないだろう!って、まあそうなんですが、最近の流行に遅れまいとしただけでして(^-^;?)

尚、16MB以上の拡張メモリを載せる場合は、前もってBIOSのパッチ当てが必要ですが、これに関する情報に限らず、
きしもとさん処PC110リンク集の改造系などを訪ね歩けば、大方の問題は片付くので、有り難いことです。

道具・材料類.
「何は無くとも、先細半田鏝とルーペだけは!」と、早くに揃えましたが、微細接続にはやはり極細半田が大変重要でした。現在は、ヤニ入りの0.3mmφと0.6mmφとを使っています。

配線は、(昔トランスからほどいた線だと思うのですが、)0.2mmφのもの。細過ぎるのか時々曲げた所で切れる事があります。(でも、一番使い易い!)

以前使っていたヘッド・ルーペは、夏場は汗が垂れてくるので使っていません。今は専ら、フレキ・パイプを利用した自作自在ルーペ(?)を、前のラック棚に固定して使ってます。

作業では、ジャンク箱にあったアルミ板を敷いています。メモリ板は、このアルミ板の上に両面テープで貼り付けて配線作業をします。だから、サイズが大き過ぎもせず、小さ過ぎもせず、という感じのを使っています。
これは、静電破壊防止も兼ねていると(勝手に?)思っています。(チップの足曲げなどは、この上でやりますので)

部品の変更.
或る時、行き付けのパーツ店でリード線付きの1MΩ(1/6W,1/8W)が品切れだったので、これ幸い?とチップ抵抗に切り替えました。
これの方がコンパクトだし載せ易かったので、それ以降ずっとこちらを使っています。

ORゲート(VHC32など)は、単ゲート入りの超小型品があるのですが、作業性などの点から、これの方が気に入ってます。(4ゲートの内、1ゲートしか使っていないので、ちょっと勿体無い気もしますが...)

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