[030921]

拡張メモリの"怪"を、探ってみました  *追記あり

PC110用の32MB拡張メモリは、本体のBIOSにパッチ当てをしても、Win95などでは、256色で使おうとすれば、通常24MB分(つまり内蔵4MBと合わせてトータル28MB)でしか使えない事になっています。
ところが、PC-DOSでは32MB設定にしても(表面上は?)問題無さそうに見えるのです。
WebBoyは、256色で正常に働きます)しかし、これは怪しい!本当なのでしょうか?

そこで、拡張メモリをRAMDISKにして、テストしてみました。

そしたら、どうやら二段重ね式32MB(左上写真左側 亀々型)の方は、DOS上で32MBでも使用可能なようです。
5113165チップを使った後期型32MB(左上写真右側)の方は上限が約27MBでした...これは、別の意味で、怪しい!
(尚、呼び方は拡張メモリ-コレクションの項も参照
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RAMDISKにして調べる
拡張メモリが、正常に使えるかどうかを調べる方法をあれこれ考えていたのですが、以前みみラボ!さん処で拡張メモリの有効利用で「RAMDISK」を提案されていたのを思い出して、RAMディスクでやってみる事にしました。
(メモリは捕獲が難しそうだけど、ディスクにすれば比較的不具合を捕まえ易いかな?)

PC-DOS Ver.7にも、ramdrive.sysがありますので、これを使いました。(Win95内のramdrive.sysでもやってみましたが、同じ結果)
当然、前提として、over16sで、メモリ設定は32MB分有効にしてあり、メモリ・カウント表示は、32,386になっています。

config.sysに、下述のような行を加えるのですが、できるだけ多くのメモリをRAMディスクにするようにしました。

そして、このディスクにjpg画像データを満杯まで書込んで、異常の有無をファイラFILMTN(石田さん作)や画像表示MJLL(石尾さん作)、或いはCHKDSKなどで調べてみました。(左写真、及び<クリック>)

二段重ね式、初期型では?
  devicehigh=c:\dos\ramdrive.sys 32000 /e (二段重ね式用の最大設定)

上記のような設定で、画像を表示させて確かめましたが、二段重ね式では、全ファイルがOKでした。
下図の左側はRAMディスクの構成、右側はCHKDSKのレポート。
念のため、二段重ね式は、2枚(3.3Vタイプと5Vタイプの2種)で確認しましたが、どちらも同じ結果(32MB可)でした。

更に、5113165チップを使った初期型32MBも調べたら、二段重ね式と同じようにDOSでは32MB使用に耐えられるようです。

後期型では?
devicehigh=c:\dos\ramdrive.sys 27023 /e (後期型用の最大設定の例)
ところが、同じように51131656チップを使った後期型では、上限がおよそ27MBにある事が分かりました。それ以上にすると、書き込んだデータが壊れます。で、その境界を細かく追い込んでみました。

結果は左図の如くで、左側:27023KBではセーフ、右側:27024KBでアウト

つまりは、後期型32MB拡張メモリは、ほぼ27MBまでしか使えないってわけです。

まあ、最後に書込むファイルのサイズによって、この値は多少違います。後刻、最後の方で書き込むファイルのサイズを違えてみたら、やはり最大値は27095KBなどと変化していました。

(FD異常書き込み回避対策もしてあり、後期型=最終型と思っていたのですが、この結果を見るとそうでもなさそう...むしろ、二段重ね式の方がましだったりして)

その理由は?
実のところ、まったく分かりません。考えていても、頭が痛くなるだけなので、現象の記述だけに留めておきます。

(もし、上手い説明がありましたらお聞かせ下さい)

左写真は、後期型32MB拡張メモリ板。<クリック>で、初期型32MB板。


兎に角、接続図



*追記 [0921]
一言板」で、Bubbleさんてーとくさんに教わった(どうも![(_~_)])、Memtest-86 v3.0を使ってテストしてみました。
そしたら、何だか妙な結果が出ました。(尤も、まだ使い方がよく分からないので、あやふやなんですが)
メモリ・サイズ異常箇所
亀々型32MBナシ
初期型32MBナシ
後期型27MB/32MB21MB
メモリ・サイズに関しては、やはり亀々型(二段重ね式)、前期型ともに32MBらしいです。
が、後期型は、27MBか32MBか、よく分かりません。
テスト方法には、[BIOS-std]と「Probe」の2種があるようで、後期型を前者でテストすると、28MB以上がエラーになっていますが、後者では33MB以上がエラーと出ます。
それに、後期型は、どちらのテストでも21MB領域がエラーになります。("all 0"を書くと"all F"が、"all F"を書くと"all 0"が返って来るらしい...これは、ちょうど20MB超の境目ですが、何故ここが抜けるのでしょう?本体のMMUのマネージング・ミス?それとも、拡張メモリの不具合?A11に*RAS2を使っているせいかなぁ...)

よく考えたら、反って"怪"が増えてしまったようです。いずれにしても256色と32MBの関係を、もう少し詳しく知りたいものですが、まあ、のんびり追っ掛けてみましょう。


DOSではFDは壊れない
"未対策拡張メモリでのFD異常書込み現象"が、DOSでは起きないらしいので、ついでにこれも、二段重ね式32MBで確認してみました。

画像ファイル群を、DOS上でFDに転送した後、足したり引いたりしてみましたが、まったく正常で、一向に変な現象は見られませんでした。

(そこで、これらのファイルをWin95で眺めてみました。観ているだけでは、変化はありませんでしたが、ディレクトリを増やしたり深いディレクトリを作ると、やはり異常が発生しました。左図は、壊れてしまった例)

これから、未対策の拡張メモリでも、DOS上でなら"多分、問題は無いかも知れない"と言えそうです。ただ、調べたケースや回数がまだまだ少ないので、「起らない」と言い切るのは難しいのですが。

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