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[150125]

ドライブ・レコーダに「リセットSW」を、足した

先般、ドライブ・レコーダが異常動作(フリーズ)して、バッテリを外さないと、元に戻らなかった(前の記事)のだが、これに「リセットSW」でもあれば、処置が簡単なのだが...と思っていた。

幸い、リセット端子」らしい箇所が見付かったので、予備機でテストしたら、(“フリーズした状態”からの復帰は未確認だが、)一応、(強制的に?)“電源OFF状態”にはなるようだ。
・・・ ま、これでも、OKだ!

「リセットSW」は、赤外LEDの一個を外した場所に、詰め込んだ。
上下カバーの一部と、基板の一部を少し削り取って、SWがピタリと嵌るように加工したら、接着剤を使わずにそのまま固定出来ている。

この予備機(不要輻射対策なし)を、取り敢えず、現用中のと入れ替えて使ってみようと思う。(勿論、現用機も改造するつもり)
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SWの嵌めこみ
6mm角の「プッシュSW(タクトSW)」を買って来た。(1個\35税込み)
キートップは、(加工も考えて)長め(約1cm)のものを選んだが、実際に組み付けてみたら、長さは半分以下でも十分なようだ。

通常なら「リセットSW」などは、うっかり触ってしまってはいけないから、隠して置いてあるのだが、このドライブ・レコーダでは、むしろ「リセットSW」は触り易い方が良いだろうと思うので、キートップはこのままにした。
(尤も、美観上からは、もう少し短い方が良いかも。笑)

当初、「リセットSW」は、基板に接着剤で固定することを考えていた。(図4<クリック>
だが、(足ピンの切り間違いがあって取り替えようとした時、)接着剤よりも、周辺材で押さえ方が効果的だったので、それだけにした。(図3)
周辺を丁寧に削って、SWの形状に合わせれば、ちゃんと固定出来た!

リセット端子との接続
この「SW」と「リセット端子」を細リード線で結んだが、果たして、その端子を「SW」で“ショ−ト”して良いものかどうか?(ほんの少しだけ)迷った。(図6<クリック>
常識的に考えれば、そのはず!なんだが、油断は出来ない!
(というのは、「設定メニュー」の日本語表示が、どれも逆だったこともあるし)

でも、回路図から考えれば、ショートしても、+電源とは20KΩか22KΩを介するはずだから、大きな被害は無いだろうとみた。

「SW」は、小さくて軽量なので、細いリード線でも“中空保持”が出来ている。(図5)
後は、周りで「SW」が挟み込めるかどうかだったが、それも上手く行った!
リセットの確認
仮組みの状態で「リセットSW」の効果をみた。(図7)

結果は、“リセット”で(単に)“電源断”になるだけようだ。
現状に自動復帰する効果は無い。

動画撮影動作中にリセットするとどうなるのか?分からなかったので、やってみたら、「SDカード」に“内容ゼロ”の3個のファイルが出来るだけらしい。(図8<クリック>

設定済みの各種モードや日時の方にも、影響は無いようだ。
これなら、問題なし!
(こうした、機能が限定の機器は、至れり尽くせりの機能があるものよりも、むしろ、自分で改造・付加出来る方が、面白いし有り難い!と思う)

余談
蛇足だが、“リセット”に関して。
昨日まで、“「イスラム国広報」(?)の人質殺害警告”で、日本中が騒々しかったが、大変、気になったことがある。
それは、“身代金を何とかして払えば、、二人の人質が自動的に解放される(はずだ)と思い込んでいる連中”が多かったことだ。
私も物事を短絡的に考える悪癖が抜けない方なのだが、この事件では、彼・彼女らが、なぜ、そんなに先に身代金を払いたがるのか、不思議で仕方が無かった。

つまり、脅迫でも、侵略でも、(人質解放でも、)簡単に“リセット”出来ると思っているらしいのだ。
だけど、人質が今の二人以外に幾人も居たら?そして順番に出して来られたら?彼・彼女らは一体どう対応するつもりなのかな?
(要求されれば)直ぐに“身代金支払い”という浅墓な発想になるのは、やはり私達日本人が極め付きの“お人好し”(別称、愚か)だってことなんだろうな。
...でも、それでは、皆が損をするばかりだ。善意はあっても、もっと“強か・したたか”にならなければ!と思う。


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