[071130]
C-7070水没品を、買ってみましたが.
オークションで、デジカメのジャンク品を眺めていたら、OLYMPUS C-7070の何とも厳(いか)つそうな機体が目に留まりました。
“水没品”らしいのですが、ちょっと興味を惹かれたので、“動かなくてもいい”と云う前提で、安値で落札。
(でも、例によって、他の経費の方が高かった!総費用\1,538送料、消費税?、手数料込み)
外観は結構綺麗でしたが、中は確かに酷い状況でした。それに、フレキの千切れや電極取れなどがあって、途中で戦意喪失。
また、手に持った感じが重過ぎて、何だか“戦艦大和”みたいな...(飾りにはしても、あまり実戦では使いたくない)
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状態.
これは、ビスを全部外した状態でも、なかなか外皮が剥がれません。そこで、木の棒(金ブラシの柄)で筐体をコンコン叩いてみると、出るは出るわ!白い粉や粒が止め処も無く。
叩いたり抉ったりしている内に、後蓋が外れ、やがて前蓋も外せましたが、零れ落ちていた腐食粉(アルミ酸化物?)の元凶は前蓋の方でした。
しかし、よく見るとアルミ・ダイカスト部の所々が腐食しているだけで、全体がやられているわけでは無さそう。
レンズ胴などは、その腐食粉を被っているだけのようです。(左写真<クリック>で、火の粉?を被ったレンズ部)
これは、もしかしたら動くか?...と期待したのですが。
全分解.
左写真は、三枚下ろしにした状態。
ここまで分解すれば、光学ファインダやフラッシュなどの窓汚れは、直接拭って掃除できます。これらに汚れがかなり着いていましたが、再生紙巻紙(トイペ)で拭って取りました。
CCD面には、幸い殆ど汚れが付いていませんでした。
それより問題は、フレキの電極部の腐食や基板上のパーツ類の腐食ですが、生存確率は?(80%以上?)
鉄製の支柱などはかなり鉄錆が付いていましたが、基板上のパーツ類はそれ程傷んではいないような風情。
基板は、“あるいは、活きているかも?”と、念入りに歯刷子掛けをしておきました。
致命的打撃.
途中で、“わっ!フレキの欠片が落ちた!”(でも、よく見ると、それ程致命的な経路でも無さそう)
で、一応磨き終わってから、各フレキを戻そうとして気が付いた。
ガーン!“シャッタ&ズーム関係の青色フラットケーブルの電極部が、所々剥がれてる!”(左写真は、そのケーブル。所々剥がれている黒い部分が、電極)
これは、以前修復に失敗したC-40 ZOOMと同じ関係(シャッタ&ズーム)の同種類の(カーボン電極が欠落する)フラットケーブルでした!
ここが拙いと、「引き金の無いピストル」?同然です。
これで、完全に修復意欲を喪失してしまいました。
最後に.
これの修理は、早々に諦めた。それに、ズームが最大4倍らしいので、(当苑では)実用面からはマイナ・グループですね。(負け惜しみかな?)
でも、この肩肘張った“厳つさ”は、なかなか面白いので、飾りにしておきましょう。w(^o^;
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