[091121]
FinePix M603ジャンク、中身を入れ替えました
ニ年ほど前に買ってあった液晶割れFinePix M603ジャンクの為ですが、先日“レンズ不良・液晶割れ無し”のジャンクを見掛けたので、“何はともあれ、補修してやろ!”ってんで、思わずポチっ♪と。(総費用\760。ホント、物好きですねぇ)
割れていた液晶の入れ替え作業が主ですが、ついでに傷のあったケース前部も入れ替えました。
これで、通常の使用が、可能になりました。v(^^;
更に、“レンズ不良”ジャンクの方も、調整してみたら直った!
主基板のレンズ・バリア開閉が不良なだけで、レンズの伸縮と(盲的)撮影は可能になりました。
(割れ液晶&基板一部不良なので、これ以上の補修は無意味。ただ、“治った...”と呟(つぶや)くのみ)
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液晶の状態と使用
左写真は、保存していたM603(左)と今回購入したジャンク(右)で、購入品は元々レンズが出ていました。(押し込んだ後、撮影)
左写真<クリック>は、液晶パネルが割れていて表示が出ない状態。これでも撮影は出来たのですが、表示が出ないと、当然ながら実用にはなりませんね。
元々この機種は実使用よりも、形状・形態があまりにもユニークで気に入っていたので、ずっと保存していたのですが、勿論使えるに越した事はないので。
液晶部の取替え作業
液晶表示部を取り外すには、4箇所のビスを抜いて裏カバーを外すだけでいいのですが、厄介な事に、Y型ビスがあります。
(左写真。外すべきY型ビスは、取り敢えず、全4個中の1個)
裏カバーを外すと見えますが、液晶部の接続コネクタは2箇所あり、これらで主&副基板と接続。どちらも接続部も、外すのは簡単でした。(左写真クリック)
(尚、「A/V OUT,DC IN 5V」端子間のビスは、外す必要は無かった!でも、外してしまったけど)
液晶部を入れ替えたら、正常に使えるようになりました!v(^^) (前カバーの交換などは、省略)
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“レンズ不良品”の点検
液晶部を外したついでに、今回購入した“レンズ不良”品の方の不具合を調べてみました。
分解時、主基板は「A/V OUT,DC IN 5V」端子の引っ掛かりに注意しながら、引き出すと抜き出せます。(左写真)
いや、その前に、レンズ・ブロックのフレキ・コネクタ2箇所、他3箇所を、外しておきました。
レンズ筒駆動モータ部は丸出しだったので、その端子に約4Vを加えてみたら、少し重いけど、ちゃんと伸びました。
その後、数回プラス・マイナスを入れ替えて印加していたら、伸縮が段々スムーズに。(左上写真<クリック>)
(後で、組み付けてテストしたら、正常に撮影出来る事が、確認出来た)
レンズ・バリアの開閉
他方、レンズ・バリアの方は、独立したモータで開閉するようになっています。
これも、駆動モータの端子に約4Vを直接印加すると、“シャキッ♪”と開閉!(左写真クリック)
...ところが、主基板に接続し制御させようとしても、全然動かないですね。(勿論、正常な主基板では動くのですが)
恐らく、主基板の不良化(駆動用トランジスタでも壊れている?)でしょうが、残念ながら、ちょっと見た位ではどれが悪いのか分かりませぬ。(で、深追いは止め)
最後、レンズ・バリア開放状態のままにしました。こうしておけば、レンズは自由に伸縮出来るので、撮影は可能。(尤も、割れた液晶が付いたので、“通常使用”は不可ですが。(^^;?)
余談
残った半壊状態のジャンクは、早目に捨てた方が後の憂い?が無くていいのですが、このままでも使い道があるかな。
このFinePix M603には、使用バッテリNP-60を、直接充電出来る機能があるので、一度の数枚を充電したい時の応援用に使えるかなぁ、と思ったりしてます。(でも、そんなに頻度は高くないでしょうし、無理な“理由付け”のような気がしないでもない)
(左写真<クリック>は、撮影例「干し柿」)
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