[070725]
OLYMPUS μ-10の電源SWを、補修しました.
“デジカメ 修理”で、web検索していたら、
「ジャンクカメラ?ぶっ壊し?」さん処の記事、「olympusu μ20メインSWの破損」と出逢って、“(修理したくば)これこそ、そよ!”と閃いて、参考にさせて頂きました。感謝!m(_"_)m
それに拠れば、μ系の故障は、電源スイッチ(SW)不良が多いとの事!なので、それらしき症状のジャンクをオークションで探し出して、μ-10を2台入手。(総費用\2,250送料・手数料込み)
超小型スイッチを自作してみるなど、難行苦行の末(でもないけど)、2台共、正常動作させられるようになりました。
(このモデル、つるつるで少し持ち難い感じはありますが、デザイン・雰囲気が気に入った!これの一台は外観も良なので、CoolPix3700の好敵手になりそう。ちぇっ、またバッテリが別種だ!LI-10Bかぁ)
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分解と確認.
何はともあれ、“修理には、分解”ですが、これはそれ程難しくはありませんでした。でも、ステンレスの帯は糊付けされていて、強引に引き剥がしたら、少し皺が寄ったようです。
それと、バッテリ・カバー内側の角にも、留めビスが1本あったのですが、最初、これが分かり難かった。
開けて見ると、問題のスイッチは直ぐ分かりましたが、これが途方に暮れる程小さいのです。約4mm角!厚みは1mm位?
そして、あったはずのスイッチ側レバーが折れて無くなっていて見当たらないし、形の見当も付かない!
左/上写真<クリック>で、その超小型スイッチの場所と上に被せてあったのを剥した蓋。
相手側(レンズ蓋側)レバー.
他方、その超小型スイッチを操作する相手側レバーの方はかなり頑丈そうだし、ストローク幅も7mm強あります。
左写真は、レンズ蓋を開閉した時の(黒)レバーの動き。
(はて?梃子の原理だと、逆ではないのか?距離で補うのは、力の弱い方なんだが...超小型スイッチ側レバーは1mm前後しか動かさなくていいのに、7mm近くも力任せに押されるのだから、製品出荷後、直ぐに折れないのが不思議だ!よくワカラン!)
それは兎も角として、筐体を合体させた時、実際には、このレバーは超小型スイッチに精度よく接近・接触するんでしょうね?
(でも、もし、まだスイッチ側レバーが生き残っていて、レバーONの状態で合体させようとしたら、何が起きるか悪魔的な興味が頭をもたげて来ますねぇ)
自作スイッチ板.
現状のスイッチの残骸は、もう使い物にならないので、ピンセットで抉(こじ)って取りました。(呆気ないほど、簡単に取れた!)
改めて、ここに付けるスイッチの適当なのを、あちこち探してみたのですが、思ったようなのが見付からず。
わざわざ日本橋で探して来たマイクロ・スイッチも、手元にあったリーフ・スイッチも、大き過ぎ!で使えず。
結局、リーフ・スイッチを改造。この上下板から2枚の接点付き小板を切り出して、スペーサなどを挟みながら半田付けで固定。
左/上写真の<クリック>で、自作スイッチを固定した様子。
寸法設定がいい加減なのですが、これの山の高さがおよそ3mmだと、少し捻れた様子が残っていて高いかな?という感じがあるし、電源の切れもやや鈍感なので、もう少し低く出来ればよいかも。
(ま、多少余分に力が掛かっても、“押え付け”だけなので、多分、強度的には問題無いでしょう)
現状は未だ(?!)、電源スイッチとして、ちゃんと働いています。(蓋の二段戻しが、必要ですが)
もう一つのSW.
実は、最初に挙げたサイトには、“ナイス・アイデア!”が示されていました。
それは、CAMEDIA C-40 ZOOMの電源用リーフ・スイッチの流用です。(幸い、当苑には沢山の死物?があるので、即利用可)
左写真は、それを使った様子。写真の<クリック>で、そのリーフ・スイッチの付いていたC-40 ZOOMの該箇所。
これの固定は、レンズ部のビスを利用すれば済んだし、配線も無理なく出来ました。
これで、“電源が入らなかったμ-10”2台が、正しく電源が入るようになりました。(フムフム!)
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