[070508]
8mmフィルムのDVD化を、試してみました.
懸案だった「8mmフィルムのDVD化」に、やっと取り掛かれるようになりました。
準備として、映写機の整備、撮影機の確保、キャプチャ・ボードの購入、書き込み用DVDドライブの購入などをしていましたが、作業用の物が一通り揃ったので、どの程度のものになるのか取り敢えずやってみました。
しかし、原版の8mmフィルムの傷みや内容が思っていた以上に酷くて、変換したデジタル・データの修正・編集が大変そうですし、キャプチャ・ボードの上位機器への入れ替えなども慎重に考えてみないといけないようです。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
映写機の補修.
実験を始めた直後から、映写機(COPAL SEKONIC製 290 DUAL S)の動きが悪かったので中を覗いてみたら、ゴム・ベルトが切れ掛かっていて、随分伸びていました。
今更、(有っても高いであろう)パーツを取り寄せるのも煩わしいので、ホーム・センタで網戸用細ゴム・チューブ(2.5mmΦ \115税込)と速乾性瞬間接着剤(\98税込)とを買って来て、それで代替ベルトを(沢山)作りました。(左写真の<クリック>で、作ってみたベルト群)
繋ぎ目がどうしてもずれてしまうので、綺麗に出来て使えそうなのは僅かニ、三本でした。(左写真は、自作ベルトで駆動中の様子)
映写画面.
光学像−電気信号変換は、一番簡便な「反射型スクリーンを介して行う方法」にしました。
その際の映写用スクリーンは、PPC用紙でも良いのでしょうが、“どうせやるなら!”と、古い10.4型液晶パネルを剥がして、その反射シート(22cmx16cm)を使いました。(やはり、只の白紙に比べるとかなり明るい!)
横幅20cm位の投影像になるように、映写機との間隔を約100cmにしました。(左写真<クリック>で、投影中の画面)
撮影機(ビデオ・カメラ/カム・コーダ)の方は、約140cm程離した所に置いて、少しズーム・アップで撮影。
問題は、フィルムが途中(昔の繋ぎ目)で頻繁に切れること。その度ごとに、幅15mm程の(普通の)セロテープで、(両側突き合わせて)それらの両面を覆うようにして繋ぎました。(送り孔は、細手のナイフで切り込みを入れて、突き破っておきます)
DVD化の道具.
当苑には、ビデオ関係のPCツール類が殆ど無く、また十分な知識もありません。従って、最初から高価なものを揃えても無駄になる恐れがあるので、先ずは中古/ジャンク品で様子見する事に。
出来ればノートPC用にしたかったのですが、どうやらコスト面からは、デスクトップ用がずっと有利(安価)の模様。
で、買って来たのは、次の中古品2点。
*ADPTECH製 AVC-2010/JA VIDEOh!DVD PCIボード
*LG電子製 GSA 4082B(DVD±R/±RW,CD±R/±RW)
どちらも奇妙な一致で、\2,980税込。
(両方で六千円弱ですが、新品だと片方の低位機種の値段くらいかな?)
DVD化作業.
これらを、当苑唯一の(性能・機能を満たせる)デスクトップ機に搭載/入替して使いました。
この「AVC-2010/JA VIDEOh!DVD」は、“これ一つで、取り込みからDVD作成まで”との謳い文句通りで、(付属のソフトで)キャプチャしたものをそのままMPEG-2ファイルに変換してくれるし、DVDへの書き込みもスムーズなので、なかなか便利です。
取り敢えず、フィルム1巻ずつをDVDディスクへ移して/写して/焼いてみました。(左最上部の写真)
一応、焼けたDVDは、普段の手順で再生出来たので、やれやれと云った処ですが、やはり明るさの揺らぎ(フリッカ?)がとても気になります。もし、フィルムを廃棄するとしたらその前に、これなどは何としても直しておきたいものです。
となると、フリッカ抑制機能が付いた高性能なキャプチャ・ボードに替えないとダメかも知れませんが、先ずはこの編集ソフト操作に慣れてみないと...
[表紙頁]へ 関連記事の目次へ [一言板]へ