[070209]

ADSLの経路を、変更しました

これまで、フレッツ経由でISP(KCN)のADLSサービスを使っていたのですが、もうプロバイダを替えたり増やしたりする必要も無いし、年間一億二千万円(?)程の節約が出来るので、直接ISPのADSL接続を利用する事にしました。(月約三千五百円 ⇒ \2,310税込)

何が何でもMN7530該社型録)を、PPPoAモデムとして使おうとしたのですが、始めはどうやっても繋げられず、何度もやり直している内に、一度繋がれば後は安定に通信出来るようになりました。

しかし、どうも最初の接続(多分、認証?)の調子が良くありません。一度電源を再投入しないと、ダメな場合が多いようです。
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経緯
今回の主目的は経費節減ですが、現用のMN7530で、
 1.モデムが8Mbps対応なのに、10Mbpsに対処出来るか?
 2.上手く、ISP(KCN)のPPPoA接続に出来るか?
の2点が課題で、かなり不安もありました。

当然、ISPには“そんな(怪しげな)機種だと、接続の保証は出来ません!”と言われたけど、「不安に満ちた自信」(?)で突っ走りました。
ところが、(やっぱり)繋がらない!PPPランプは点灯しても、赤!(左写真)

これは認証などが上手く出来ていないせいらしいのですが、暫くすると、このPPPランプ、自動的に再接続動作に入るため消えるので、余計に焦りました。
交信は出来るのに、ISP側で認証されなければ、繋がった事にはならないんですねぇ。(当然でしょうが)

何時間もトライしたのに、一向に改善される様子が見えませんでした。

焦った挙句、翌日ISPから推奨モデムをレンタルする事にしたのですが、まったく「泥縄」です。取り敢えず、急ぐ処置はそのレンタル・モデムで済ませました。
(でも、最終的には返却しましたが、何しろ、このルータ・モデム、2台も買ってあるので、これをおいそれと諦めるわけにも行かないもんで!)

非標準の設定項目
解決へのひとつの突破口は、MN7530の箱に入っていた「補助説明シート」にありました。
「ATM仮想伝送経路」はデフォルト(標準設定)のままでよいが、「ATMカプセル化方式」が一般ISP(イー・アクセスJ-DSLなど)では、デフォルトと異なっているそうです。
 * ATMカプセル化方式=VCマルチプレクス

これで少し前進しましたが、まだこの先にも問題があって、「電源投入後、全然繋がらない」事があります。しかし、電源を再投入すれば、大抵繋がるのです。
その際、「オプション設定」の「PPP設定−認証方式」を、CHAPPAPに設定しておく方が多少良いようです。

下り伝送速度
 MebiusTP600EFLORA270
CPUクロック366MHz500MHz750MHz
LAN伝送系有線100Mbps無線11Mbps有線100Mbps
Flets ADSL(8M)2.7Mbps2.5Mbps2.7Mbps
K-Broad(10M) MTU調整済3.0Mbps2.9Mbps2.9Mbps
初期の繋がり難さを何とか解消したいと、色々やってみましたが、何ともならず。
一旦接続出来れば、後は切れる事は無く安定しているんですがねぇ。(持病だとして、諦めるかなぁ?)

色々やってみたおまけとして、MTUの調整(EditMTUHENさん作)で「伝送速度」が意外な結果になりました。
11Mbpsの無線LAN経由のメイン機TP600Eが、当然一番遅いだろうと思っていたのですが、予想外に健闘していました。(10回計測の平均値)

蛇足
色々やった(探索作業?)中に、内部を見るのもありました。
何処かに「Mbps切替隠しスイッチ」などは無いものかと中を開けてみましたが、(当然ながら)それらしい物は見付かりませんでした。

まぁ、これ位の機能を持った装置だと、とても素人の手に負えるものではないようで、一瞥後、直ぐに閉じてしまいました。
これを見て、何か問題があるとしても、殆どはソフト的なものだろうなと感じました。

しかし、このモデム、電源投入時に即、認証して貰えないってのは癪ですね。多分ISP側窓口のガードが堅いせいなのでしょうけど、有り難いような有り難くないような...
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