導育甘言集 2012.06    我楽多苑 別亭 (真面目な愚痴)]へ      表紙頁]へ

国家と神の [0630]
『国家と神の資本論 竹内 靖雄著 講談社 1995年1月 1刷 \1,800税込み』 (購入\105税込み)
この本にも、『国家』や『政府』について、色々考えさせられるテーマが沢山あります。
『国家』とは、個々人の力ではどうにもならない、恐るべき“無敵の暴力団”らしい。
しかし、それも内向きの話であって、外向きには、日本国などは、「子連れの母親型国家(=母子家庭国家)」だそうです。(左写真クリック)
東京都の石原知事などは、盛んに、日本も「父親型国家」にすべきだと主張されて居られるし、私などもそれを望んでいますが、既に人口の半分以上が女性化(!)して来ている現在では、もう少々抗っても無駄かも。(苦笑)
この“母子家庭型国家”への変身・傾斜は、どうやら世界的な風潮らしく、文明社会の“福祉国家”への降下は留まる処を知らずのようですが。。。
その話と同時に、この著者は、“日本国憲法の第九条”について、妙に説得力のある分析をされています。
これ(平和憲法≒第九条)は、マッカーサーから頂いた!)お守り”みたいなもので、これがあるために(?)今までは国際的暴力沙汰に巻き込まれずに済んで来たと、多くの人達は考えている。(尤も、いやいやながら、幾つかに参加させられはしたが)
こうした“お守り”や“魔除け”は、本当は効かないかもしれない。しかし、「効かない」として捨ててしまうのも、(証拠が無く)合理的ではない。
だったら、当てにはしていない“お守り”だけど、何時までぶら提げておいても損にはならない ・・・ というのが、分析の結論だそうです。
うーん?なるほど!“第九条”ってのは、婦女子の“お守り・アクセサリ”みたいのものか! ・・・ しかし、そんなものを憲法として守れ!なんて、大の大人が真面目にやることですかねぇ?

免疫の意味論 [0628]
『免疫の意味論 多田 富雄著 青土社 1995年6月 27刷 \2,200税込み』 (購入\105税込み)
この本は、素晴らしい!!
...難しい内容なのに、素人の私にでも、『免疫』の何たるかが、ある程度分かり、面白く読めましたから♪
専門用語も、整理されていて、多くても20〜30種くらいの言葉(例えば、T細胞、B細胞、インターロイキンIL1・・・IL11、免疫グロブリンIgA・・・IgMなど)と、それらの働きを覚えれば、何と無く「免疫反応」全体の様子が分かったような気がしました。(勿論、岡目八目で!)
で、大変興味深かったのは、『免疫』における「自己(無視対象)と「非自己(攻撃対象)の区別は、アプリオリに決まっているわけではなくて、状況(地域や時代)によって変わるという点で、“味方”と“敵”といった単純な仕分けでは、直ぐにワケワカメになるんだそうです。
例えば、“アレルギー”などは、“アレルゲン”(非自己)がマクロファージ(自己)に喰われた後、突然その「自己」の中から「非自己」が現出することによって、自分自身の「免疫反応」で攻撃?(過剰反応)されるらしいのです。「非自己」単独だと攻撃はしない、ってのが不思議!
アトピー性皮膚炎などでは、そうしたアレルゲンが、実際には何なのかが良く分からないらしい。(つまり、何でもあり!ってこと?)
現実には、何らかの「非自己」が生成され、IgE抗体が異常に生産されて皮膚に沈着して、炎症や痒みなどの原因になるらしいが。
また、IgEの生成量は、実はほんの微量なのに反応は激烈で、時には死に至るそうで、アレルギーは決して“死なない病気”ではないそうです。油断大敵!
昔、子供が青洟を垂らしていた時代には、多数の細菌が居て、それに対してIgG抗体で応戦していたから、今のようなIgE抗体の生産はむしろ強く抑制されていたのではないか、そして、近頃の“衛生状態の改善”や“抗生物質の普及”で、無菌状態に近くなり、IgGは減って、IgEが生産され易くなったのだろうというのが、この著者の見解です。
となると、近頃スーパマーケットの入口で見掛ける“手の消毒剤”などは、実は“余計なお世話/要らぬお節介”なのかも。(苦笑)

免疫 [0626]
『免疫 生体防御のメカニズム 奥村 康著 講談社選書メチエ 1994年7月 1刷 各\1,500税込み』 (購入\105税込み)
もう、20年も前の「医学的?知見」なのでしょうが、随分細かい所が分かって来ているようです。そして、2012年の今だと、もっと広範囲に分かって来ているのでしょうね。
でも、最近流行の“アレルギー症”や“その対処方法”については、百家争鳴の状態ですから、患者としての私達は、自分達に適した治療方法を求めて、右往左往!
ですから、そうした「知見」も、あまり直接役に立っているような感じがしません。反って、混乱を招いているだけではないのかな?と思います。
やがては、症状別、患者別に医者達が必要だとか何とかで、色々拙い面も増えて来るでしょう。(医師の乱立、医療費の増大など)
この本を読みながら、痛切に感じたのは、“個々人の症状に応じて、適した医療機関や医療方法を、適切なアドバイスや紹介が出来る総合診断医師(例えば、アンドルー・ワイル医師のような方)達が是非必要だ!ということ。
“今の貴方には手術がベストだ!”とか、“貴方は精神療法だけで十分では?”とか、“これの治療は、あの医師が上手だから、彼と相談しなさい!”などのアドバイスや指示が貰えると、随分助かるはず。
(今は、患者や親自身が走り回り、試してみて、医師・医療の“良し悪し”や“適不適”を決めなければならないし、“藪”に恩に着せられながら、不満足な診断と治療で我慢させられているのが現状ですし、それに日本人は、“医者のはしご”は、やはり苦手ですからねぇ)
(因みに、私は、8〜9軒ほど歯科医を替えて来ましたが、まだ、満足の出来る(歯を大切に思ってくれる)歯科医には出遭えてはいませぬ)


覇王 不比等 [0624]
『覇王 不比等[一、ニ、三] 黒須 紀一郎著 作品社 1996年6月 4刷 各\2,500税込み』 (購入 第1,3部\105税込み、第2部\415送料込み)
ひゃー、驚きました!...
私は、大海人皇子が、黒岩版=天智天皇の弟”だったとか、≒“淵蓋蘇文”らしい?とかしか知らなかったのですが、この黒須版で、大海人皇子=金多遂(新羅の重臣)、中臣鎌子=余岐味(唐の朝散太夫、実は百済王家の末端貴族)だ、との説/話を始めて知りました!
これは、色々な資料群を元に、著者が構築された話/小説ですが、真実味がありますね。
また、中大兄皇子=天智天皇=翹岐(ギョウギ “蘇我家の主筋に当る百済王家”の第三王子)だとの話も、“なるほど!”
(素人の)私にとっては、この説も“ひとつの本当の話”のように思えます。
で、本論は、倭人/日本人としての意識に目覚め、諸外国(唐、三韓/新羅・高句麗・百済など)覇権勢力を積極的に排除しようとし始めたのが、中臣鎌子藤原鎌足)で、その仕上げをしたのが、この藤原不比等だそうです。(となると、渡来系の人達ではあるが、“日本建国の父子”か?!)
(昔は、こうした色々な話/異説が出て来ると、面倒で鬱陶しくて、“一体、どれが真実なんだ!早く決着してくれっ!”って思ってた口ですが、今は、好奇心一杯で、もっもっと“他の捜索/創作話”も知りたいと思うようになってます。喜)

怒りを発する [0622]
『怒りを発する者は愚(ぐ)か 児島 仁著 (インタビューア:山口 哲夫 産経新聞社 2004年4月 1刷 \1,524+税』 (購入\63税込み)
当初は、ご自身の筆になるものだとばかり思っていたのですが、途中で注釈が入ったので、別人の筆だって気が付きました!
いずれにせよ、ご本人の“実像”も、その“描き方”も、どちらも真面目で、気に入りました!
ただ、表題の“怒り”が、あまり鮮明に描き出されていないのが、私としては少々不満ですが、もう今更、それらを表に出しても無意味なのかもしれないな、と思いました。
しかし、こうした“優れた企業人”の持ち味は、常に組織の「効率化・安定化」を考え、それらの「改善」を、具体的に「実践・実現」して行こうとされる点でしょうね。
それに引き替え、今の民主党や野田首相の考え方や動きは、目を背けたくなるものがありますね。「筋道立った改善策」も出さずに、“消費税増税”ばかりを言う。
智恵を出すべき財務省役人の方も、“税収確保一辺倒”なので、当然暗愚な政治家達に、それ以上良い智恵が出せるわけもないでしょうけど。
日本国の財政改善の手段が、もう増税だけしか無い!と思い込んでしまっているのも、愚かな話です。例え、一時増税しても、“焼け石に水”なのが明白なのに!

三文小説 [0621]
『北条早雲[1,2,3,5] 早乙女 貢著 文春文庫 1985年1月 7〜9刷 各\500税込み』 (購入\250/4冊税込み)
この本も、あほらしくて、始めの1冊を読み切れませんでした。残りは全部放り出しました。
出て来る事件々々(エピソード?)の話が、どれも作り話が出来過ぎで、鼻白む思い。
偶々、泊まった女将の家の隣家=金貸し業(持ち主は同じ女将)に、タイミングよく(!)二十人ほどの強盗団(!)が、押し寄せるが、主人公の活躍であっさり撃退!? ・・・ それに、全編、色っぽい女性が絡む話が多いのにも、ウンザリ!
これなら、主人公が、伊勢新九郎でなくて、別に“信八郎”や“新十郎”であっても構わないわけで、実像としての『北条早雲』を描いたものを期待して買った私の方がマヌケだったわけです。
この著者は、単なる“大衆小説作家”のようで、史実に合わせて北条早雲像を描く事よりも、北条早雲を出汁に/つまみ食いして、大衆が喜ぶような話を作っただけってことのようです。
それなら、マジで『北条早雲』の題名は止めて欲しかった!
(悔しいのは、余分にこの著者のを1冊買ってしまったのですが、これも女忍者への集団強姦から始まっていて、やはり三文小説でした!もう、こんなのは二度と買わぬぞ!)

八州廻り桑山十兵衛 [0620]
『八州廻り桑山十兵衛 佐藤 雅美著 文藝春秋 平成8年5月 1刷 \1,700税込み』 (購入\105税込み)
これは通常の時代小説ですが、なかなか面白かった!
これまでは、“歴史上の(優れた)人物の生き方や考え方”を知りたいと歴史物・時代物を、主に追っ掛けて来ているのですが、偶にはこんな息抜きもいいですね。
主人公は、関八州を取り締まる役人で、一応は真面目なのですが、その時代にあった“汚れ”にも、結構馴染んでいる侍のようです。
話の区切り区切りにある結末は、必ずしも“甘い大成功”ではなくて、(現代感覚風の)“苦い、うやむや終了”などもあって、『話が上手い!』と、つい感心させられました。
会話部分が多く、話がテンポ良く進み飽きさせないので、丸一日で、一気に読んでしまいました。
それで思い出したのですが、これまでに幾冊か女流作家の小説を買って来ましたが、どれも緒戦で投げ出しています。
“あれっ?これは誰のセリフだったかな?”と、後戻りして確かめながら読んでいた文章、小説もあり、流れが澱んでいて、とてもではないが付き合って居れない気がしたものです。

北条早雲 [0617]
『北条早雲 物語と史跡をたずねて 土橋 重治著 成美堂出版 1989年7月 22刷 \1,000税込み』 (購入\105税込み)
この土橋早雲公(伊勢新九郎長氏)は、四十四歳の高齢で世に出て、広げていった所領下に善政を施し、時代に似合わず八十八歳まで長生きされたようです。
この著者の見解では、早雲は、果たして「北条」を名乗ったかどうか疑わしいが、通称名通りの「北条早雲」とするとのこと。きっと、本人は「北条」姓を名乗りたかったのだろうけど、それをしなかったのは、当人の慎ましさではなかったかと書いておられます。
同時代の人物としては、太田道灌公が居たそうですが、道灌公の方は、主君に陥れられて早世されていますね。
この早雲公は、良い政治家ではあったようですが、戦争上手な武将とは言い難かったそうで、それにしては、“良施政のお蔭”や“運”もあってか、当時の戦乱の世で良く勝ち延びられたものです。しかし、氏綱氏康の後は、凡庸な将ばかりになり、秀吉公が攻めて来た時に、“何も決まらぬ、小田原評定”をやったらしい。
早雲公はなかなか、魅力的な人物らしいので、別の著者の「北条早雲」も読んでみたいと思いました。

3日でよくなる [0614]
『アトピー性皮膚炎が3日でよくなる美肌水 医師今井 龍弥著 マキノ出版 平成10年7月 1刷 \1,200+税』 (購入\105税込み)
近頃は、せっせとBOOK-OFF通い。(近郊に、3軒あるのを確認)
それは、子守の空き時間に読むための本探しや、題目に「アトピー」と付いた本を片っ端からさらって来たり、読み終えたり、読むに値しないものを即刻、売り払うためです。
その中に、日田天領水」と「アルカリ・イオン水」などがあったのですが、最近見付けた本がこれ!(左写真&クリック)
この本には、“完治する”などとは書いて居られませんが、評価のために3日(間)もあれば、良くなるか否かの兆候が見られるから、良くなるようならその方向で続けるべきだし、そうでなければ手法を変えてみるのが良い!とのことで、治療材は家庭で簡単に安全に作れるらしいので、大層気に入りました。
治療材料の一つは、「尿素(\420/50gx3パック)」と「グリセリン(\450/200g)」と「水道水(\?)」など。(全部、薬局で買えました!でも、尿素は、薬用なので?肥料用に比べると随分、割高?)
その他、「茶ガラ」や「洗濯ノリ」なども利用出来、色々試み易いのが、この著者の手法の特長!
それに、「整腸剤」も有効らしいので、やはり『消化吸収』は重要項目らしい。
他方、当の筆者(医師)は、各自家庭で簡単に作れる治療材の紹介をしたばっかりに、患者が(治ってしまって、)来なくなり、“医院経営”が苦しくなったそうで、失礼ながら、思わず笑ってしまいました。
(患者思いの)真面目な医者ほど儲からない!って事実/真実を、素直に吐露されていますね。
もう、これらに関しては、私自らが作って実験する時間的な余裕が無くなったので、孫娘の親達に実験?!を頼む事にしました。
(親達は、これも対症療法の一つだ、とあまり乗り気では無さそうですが、再発したとしても直ぐ対処出来るのがメリットだと思います。さて、どうなりますやら...尚、「アルカリ・イオン水」の1.5週間の私的評価は、“効果無し!”でした)

幼児用絵本群 [0611]
孫娘に本を読んでやろうとして気が付いたことが、幾つもあります。
聴き慣れない言葉には殆ど反応しないが、日常良く眼や耳にする絵や言葉には、興味を持って反応します。(孫娘は、お父さん・お母さん・姉・弟など、「家族の振る舞い」の説明に、大変興味を持ちました。何度も、思い出しては、“あの本を読め!”と求めて来ます)
気が付いたのは、(あっさり見過ごしてしまうことなのですが、)本を読んでやる時、例えば、“普段は関西弁”なのに、“本の時だけ標準語”ではダメだってこと!
年齢が上がれば、聴き慣れる語彙も増えるから、標準語でもよくなるでしょうが、低年齢だと、周りの親や大人達が日常使う語彙量で、理解や興味の幅が制限されてしまっているようです。それに、時間幅もあまり広くない!“さっきのこと”や“これからのこと”は、殆ど認識外だし、“昨日のこと”や、“明日のこと”は、理解の外です。
(出来るのは、「(今のは)良く出来た!」や「まだ待て!」くらいで、それらも個別的!
だから、何を言うにしても、早期教育関係の資料などで使われている、シンプルな絵とそれを説明する言葉や文字、分かり易いパターンなどを沢山見せておいて、素地を作っておく事が、是非必要です。
逆に、登場人物のちぐはぐ関係や筋書きのめちゃくちゃな(幼児向け)TV番組などは、最悪ですね!子供達の頭の中には、“支離滅裂な言葉や絵やキャラや人物”がスポットでしか残っていない!
絵本にしても、絵の汚い絵本絵の下手な絵本や、ごちゃっごちゃで何が描かれてあるのか、説明を読んで始めて分かる絵本などは、正に悪書か害書ですね。(大人を喜ばすためだけの児童用絵本!)
BOOK-OFFで探して来た数冊(\105〜\650)の内、興味を持ってくれたものを分析して、更に追加で選んで買って来たものの半分が、左上写真の絵本群です。ただし、これらは、まだ、当人が興味を持ってくれていないグループのものです。私の期待だけは強いのですが。(苦笑)
ポイントは、“見て、即座に分かる内容”や“絵が丁寧に描かれていて綺麗なもの”で、その例が左上写真<クリック>
読む側が、感動・感嘆しながら読める絵本でないと、気持ちも伝わらないですからね。(通り一遍な読み方をすると、直ぐ興味を無くしてしまいますし)
(内緒ですが、BOOK-OFFや世の中の評価価格が私と違うので、これは良い!と思うものが廉価だったり、中には価値相応に高価だったりして、可笑しいですね)

「支える手」より [0608]
『「支える手」より「育てる手」 佐藤 栄太郎著 小学館スクウェア 2000年4月 1版 \1,619+税』 (購入\105税込み)
この本は、子供の早期教育・導育に関心がある私にとって、大変値打ちがありました!
啓蒙的であり、ほんのり詩的/芸術的な香りがしますが、言われている内容は、ずばり教育・導育側に対する厳しい批判であり、改善の要求でもあるようです。
そのひとつに、
 (1−9)「今日学べ」とは、明日に甘えるなということです。
 (4−2)(親や教師が子供に対して)自分の都合で、ものを言うのはやめましょう。
いずれも、子供の教育は、結局は、“親の(自主)再学習そのものだ!”ということ。
親や教師の方がどんどんリアルタイムで学んで行かなければ、子供の教育なんて出来るわけがないってことだと思いました。
他方では、そんな意識の無い、無関心な親や教師達が大勢居るのも現実ですから、もう少しその辺りまで啓蒙出来る書籍が沢山あればいいのですが...(といっても、本も読まない親たちが増えているから)無理か!

韓国は日本人が [0605]
『韓国は日本人が作った 朝鮮総督府の隠された真実 黄 文雄著 徳間書店 2002年4月 1版 \1,600+税』 (購入\105税込み)
この本は、大変興味深かったです。
以前から噂としてしか知らなかったのですが、やはり『韓国』という国家が形を成した/出来上がったのは、明治時代の日本が手を貸した/育て上げたからだそうですね。
それまでは、清王朝の属国として、身も心も中華へ恭順し続けていたらしい。
韓国人の意識としては、“小中華”だったそうで、“中華”は偉いが自分達も一応は偉いんだ!周りの国は、更に自分達より下なんだ!と考えていた/いるらしい。
まぁ、日本の武士のように、「自尊心」があって、それなりの「矜持」を持っているのなら結構な話なんですが、どうもそれが怪しい/皆無だから、周りの国の人間も困っているわけ。
「創氏改名の被害話」や「商売慰安婦問題」などの嘘の作り話を、平気でするし、居丈高に日本に銭をせびることも苦にしないようです。日本が、相手にしなければいいのですが、やはり親切心/親心が捨て切れず、ずるずると?!
日本としては、反抗期の息子や娘を持った“親の立場”って処でしょうか...言わば、(産んで貰った感謝の気持ちなど毛筋ほども無くて、)気に食わないからと、親を悪し様に罵るバカ息子/バカ娘を見る思いですね...かと言って、知らぬ顔も出来ず。

ちょっと待って? [0602]
『ちょっと待って!早期教育 保坂 展人著 学陽書房 1996年5月 4版 \1,400税込み』 (購入\105税込み)
何だ?この、お粗末な本は? ・・・ と見たら、1996年発行だから、この著者も、もう少し新しい情報を仕入れて、もう少し賢くなって、改心しているでしょうから、恐らくこの本を出してしまった事を、今では恥ずかしく思っているのでは?(いやいや!こんなのを“買う人達の世界”があって4刷まで行ってる程だから、印税収入ウハウハ♪で、もう止めらないか?!)
いずれにしても、この内容は、「葦の髄から、天覗く」って類の、狭い観察範囲で見た内容を、大袈裟に小説風に書いたものに過ぎないですね!
偏執狂的母親達(俗に、ヒステリー型教育ママ群)が、「早期教育方法」を採用したら、こんな拙いことが起きる”という説明に、大変多くのページ数を使っています。
(そうした母親達が、『従来式教育方法』を採用したらどうなるのかの検証は?無いの?)
結局、この著者は、(無知な)母親達が採用すると、“こんな悲惨な?結果になりますよ!だから、早期教育はダメなんですよ!”...“(無知な)母親達は、今まで通り何もせず、無為に遊ばせているだけで、(良い子は)必ず良い子になります!”という解説に終始してますね。
で、今以上に工夫や努力しないで、気楽にやるのが、一番良い方法だ!と思ってしまう。だから、“待って!”ということらしい。(苦笑)
そりゃ、怠惰な親なら、何も苦労しなくて放っておいても「賢くて、元気な子供」が自然に得られるなら、そっちの方が嬉しいわなぁ!。。。でもねぇ、そんなのは、(夢見は、楽しいんですが、)宝くじを買って1等賞を当てるほどに、難しいんですよ!
いわば、この本は“愚民煽て記事満載の悪書”だと思いますね。(購入費百五円でも惜しいが、反面で、こんな風に煽ればいいのか!?と、参考になりました)

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