我楽多苑 CDラジカセ カセット部 破損部品交換
[130529]
CDラジカセのカセット部を、修理しました
CDラジカセの廻らなくなったモータを調べたら、内蔵の「レギュレータAN6651」が不良らしいことが判明。
その名称でネットを調べると、価格の安いのが簡単に手に入りそう!早速発注。(2個\100税込み、下記「回転計」と同梱)
ちょうど、「非接触型回転計」の特価品があったので、それも一緒に注文しました。(費用\1,699送料、手数料込み)
レギュレータICを取り替えたら、モータは廻るようになったけど、元々あった「テープ巻き取り軸」の歪み|傾き不良に気が付かずに散々梃子摺りました。
それを直したら、ばっちり!...今、快適にテープを再生しまくっています。w(^^;w
(左上写真&<クリック>)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
モータの分解−裏蓋
モータは、じっくり眺めていると、何処を外せば中が覗けるか、何と無く分かって来ます。
これは、裏側が1枚板の鉄板のようで、これを持ち上げれば良さそう!
ドライバなどを突っ込んでこじてみたのですが、下の基板を傷めそうなので止めて、先細ペンチで掴んで、強引に引っぺがしました。(笑)
基板の上に乗っていた丸いクッション材を除くと、基板の半田付け面が見えます。(左写真<クリック>)
この基板を、うっかりそのまま引き抜き掛けたのですが、気が付いて慌てて中止。
どうやら、モータ端子が基板に直接半田付けされているようです。(矢印箇所)
(危ない、危ない!)
モータの分解−基板
端子部2箇所のハンダを、吸い取り器(スッポン)で吸い取って、基板を抜き出しました。(左写真)
念の為、モータ端子に直接10Vほどの電圧を加えてみたら、ちゃんと廻りました。
つまり、モータ自身は生きているって事!(ここで、一安心?...してる場合か!)
基板上の回路は、(単純な)電圧可変安定回路で、半固定抵抗で出力電圧を制御して、モータの回転数を変化させるようです。
基板上の(4端子)レギュレータAN6651を新しいのと比較して眺めると、やはり焼けたような感じがありました。
兎に角、それを新しいのと入れ換える♪(左写真クリック)
軸の傾斜と再生音
本格的に架台に取り付ける前に、一応モータの回転は、確認しました。
そして、大変やり難い状態だったのですが、何とか裸の架台の上にカセットを乗せて、曲を試聴してみました。
ところが、音が捻(ひね)くれるわ!時々テープが絡まるわ!で、聞くに堪えない酷い状態!(げーっ!なんだこりゃ? 左写真<クリック>)
問題箇所を探すのに、かなり苦労しましたが、どうも、テープ巻き取り軸がヘッド側に少し傾いていたのが原因のようです。
これを手で強引に!曲げ戻したら、素直な音が出るようになり、テープの絡みも無くなった!(左/上写真)...バンザイ!
モータ回復
それらしい音が出るようになってから、大きい回転伝達盤(ホイール 左写真)の回転数を、「レギュレータ」と一緒に買った「回転計」で計ってみました。
半固定抵抗の調節で、およそ230rpmから660rpmくらいまで変化させられます。
最終的には、どれくらいが正解値が分からないので、また“五輪 真弓さん”に御出まし頂いて、その歌声が一番快く感じる速度にしました。(現実的かつ実用的♪ 笑)
それは、およそ400rpmでした。(左写真クリック)
これは、勿論モータの回転数ではなくて、伝達盤の回転数ですが、それらの減速比で見ると、およそ1/8から1/10くらいでしょうか。(テープ走行速度などは、計算もしていないし、良く分からず)
再セットした後、延べ24時間ほど聴いていますが、音には問題なし!稀に、自動的に「再生ボタン」がポッポアップするけど、以前ほどで頻繁ではないので、これでいいでしょう!
回転計
小物(IC)を買うついでに、(この店は、以前から送料が固定で、小物だと勿体無かったので、)同梱出来そうで必要なものを探していたら、この「回転計」が特価で出ているではありませんか!
どんな物かは分からないけれど、今回の仕事に使えるし面白そうだ!と思って、同時購入。(でもよく見たら、今は、小物はメール便で発送可能だとか。苦笑)
届いた物をみたら、これ、結構大きいですねぇ!
軽いけど、邪魔になる時もあるので、もう少し小型の方が有り難いなぁ。
尚、回転物を計る時は、約1cmx1cmの反射テープを貼れって書いてあって、それ用のテープが同梱されていました。(20cmx2枚 左/上写真<クリック>)
これだと、有限回数しか測定出来ない事になりますね。でもまぁ、無くなっても、アイデア次第で何とかなるでしょう。 ・・・ 例えば、台所用艶消しアルミ・ホイール+両面テープとか?(笑)
[表紙頁]へ 関連記事の目次へ [一言板]へ