[090415]

スキャナを、使ってみましたが.

先般、NetVistaの修復をした時、電源部を自分で修理が出来ないかと、少し基板の回路を追っかけてみました。(左写真)

回路図を描き始めた時、配線を追うために「配線パターン(左写真<プッシュ>)」の見易いハードコピーを作ろうと、スキャナを使ってみたのですが、どれもこれも不満足で、むしろデジカメで撮ったものの方が一番良かった!
次にマシだったのは、JX-320Mと云う旧世代のスキャナでした。

結局、回路図は描き切れませんでした。
それは、“スキャナの良し悪し”や“パターンの見易さ”の問題と云うより、やる気力維持の問題だったのかも。orz
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細パターンとスキャナ使用.
基板は、単純な片面基板なので、回路を調べて描き出す事は比較的容易なはず、と始めたのですが...

細かいパーツやシルク印刷が密集している箇所へ来て、ルーペで眺めても良く分からないし、パーツを剥すのも難しくて、“回路図描き”が難航し始めました。

そこで、(本当は、中まで見透せるX線撮影機でも欲しい処ですが)ルーペ導通テスタ以外の手段として、(溺れる者は藁をも掴む!気分で)スキャナで撮ってみたわけです。

逆に、結果は悪くて、あれこれ試している内に、スキャナ連の品評会 をやる事になってしまいました。
試したのは、当苑所蔵のJX-320MN1220UDCP-155CとデジカメDMC-LZ2

状況.
左下の白く丸い部分は、基板浮かし用スペーサ。

これの平頭部は、ガラス面に密着しているので、いずれも、鮮明に写っています。

尚、スペーサ厚は、約4mm。


結果、やはりデジカメには“歪みを許す故のメリット”があるようで、焦点深度分解能は充分でしたが、スキャナの方は思っていたよりも、ずっと焦点深度が浅い!(上写真&上写真<クリック>)

それに、光の当たり方が固定的になるし、基板を動かす際も半田面の尖った部分でガラス面を傷付けるのが心配です。また、スキャンに時間が掛かるのも煩わしさのひとつ。

あれやこれやで、スキャナは、こんな用途には、“実は、不向き”だったと納得。
やはり、薄いシートを歪み無くコピーする用途で我慢すべきようです。

(皮肉な事ですが、例の“税金で賄う定額給付金”を返して貰うのに、極秘?資料のコピーが必要らしいので、これらが、大いに役立つでしょう)

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