[080522]

バッテリ充電用ヘッドの自作に、再挑戦しました.

以前に、デジカメのバッテリ充電用アダプタを作ってから、もう丸2年になります。
それを騙し々々使いながら凌いで来ましたが、端子が合わないバッテリに苦労しているので、今回思い切って新造しました。
まぁ、一からはとても無理ですので、使えそうな材料を組み合わせて作る方法で、ヘッドだけを用意して、例に拠って電力は、既成の直流安定化電源から供給します。

主材料は、伸縮ピン(\185/本だったかな?を2本)とコンパス・カッタ(\420/個を2個)、それに葉書ケース(\105)とMDF板(\105)、DCジャック(\15)。

部材の出っ張りを切り、板を切ったら、万能型いや十能型充電ヘッドが出来上がりました。
(まだ、不備な点や冗長空間も多くて、満点からは程遠いのですが、及第点はある?!)
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挑戦理由.
(見境も無く!)色々なデジカメを修復していると、その機種数だけ、異なるバッテリが必要になります。(左写真)
また、それ用の充電器も、無しでは済ませられないのが実情。

製造・販売する側は(シッチャかメッチャか)多種・多様なバッテリで攻撃してくるのに、受けて立つこちら側としても、適当な自衛策を講じないと、(ノートPCのACアダプタのように?)充電器でダンボール箱が満杯になる日も近い!

以前作った充電用アダプタは、接点用舌片の弾力が落ちて、震動などで接触が外れ易くなって来ました。(左写真の<クリック>で、以前のアダプタ)
で、もうこれは、お払い箱にして、次の充電ヘッド作成に挑戦してみたってわけ。

バッテリの電極位置.
(何時まで経っても、工作は上手くならないのですが、自分が必要な物くらいは何とか自分で作りたいものです。
上手く出来ない原因のひとつに、寸法取りを目分量で済ませてしまうのが、よくないような気もします)

今回は、バッテリ端子位置などの採寸を丁寧にやってみましたが。(左図、及びそれの<クリック>で、採寸表)

でも、物が出来上がってみたら、最大幅・最小幅以外は、大して有効でもなかったかな?って感じ。
多分、可動部分の幅が充分に取れるからでしょう。

接触子、台座など.
バネ内蔵の伸縮ピンは、片方は既存の金具を利用して止め、もう一方は細ヤスリで溝を作り、そこへピンを加熱しながら埋め込んで、上から瞬間接着剤で固定。

最終的に、2本のピンを並行にするために、金具側を少しヤスリで削って合わせました。(左写真)

バッテリの“置き台”と“尻押え”は、端板を使い、“尻押え板”は瞬間接着剤で接着し、“置き台”は両面テープ止め。(左写真の<クリック>で、それらの様子)
尚、手前のスライド桟は、今の処両端を両面テープで固定。様子をみて、いずれは接着剤で固定するつもり。

組上がりと使用.
このヘッダでなら、手持ちの(ガム型以外の)どのバッテリも、接触不良や震動での外れは無さそうです。
ただ、これ全体が嵩張るので、置き場所の算段が難し。

実際の使用は例の如くで、かなり無謀な方法でやっています。
およそ1C(表記されている、1時間当りの電流値の事だそうです)が流せる(安定化)電圧を印加して放置。
約1〜2時間後、その電流がゼロ近くになれば、“充電終了”とする、と云うやり方です。

実は、これまでは殆ど、実験用のバッテリにしか使って来なかったため、常時使うバッテリで充電量が充分かどうかは、未検証。(その内、ちゃんとやらねば)

専用充電器が問題か?
最近、C-770用のLI-12Bの調子が良くありません。
まだ、バッテリは新しいはずなんですが、自己放電が速いのか、専用充電器(LI-10B)が良くないのか、使う段になって、どのバッテリも直ぐにへばります。

順番に撮影に使って(通常なら1個で済むのに)3個で約150枚少々ですから、何処かに問題がある!

どうも、充電器が臭いと睨んでいるのですが、ちゃんと調べて見ないと確かな事は言えません。
その内、今回の“充電ヘッド”と“無謀充電方式”を使って、比較検討して見たいと思ってます。

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