[131010]
鳩追い光線銃を、試作してみた
近くの電柱や電線に来て、朝っぱらからポポーポポーと五月蝿く啼きやがる“野生鳩”を追うのに、「レーザーポインタ」や、「エアガン」などを試しているが、下や後ろが人家の場合、「エアガン」が使えないから、必然的に「レーザーポインタ」を使うことになる。
これも、(色々狙う工夫はしているが、)空が明るいとターゲットに当てるのが、なかなか難しい。粘っていると、最後は慌てて逃げて行くから、多分当たったのだろうとは思うが。
そんな話から、「一言板」での魔流さんや鍛冶屋さん等のご教示もあって、狙いが付け易い“光線銃モドキ作り”に挑戦してみた♪
概容は、mWクラスの「緑色レーザーポインタ」に“銃把”と“照準器”を取り付けたようなものだが、作って見ると、結構狙い易い事が分かった!(左写真)
これなら、無理に単眼(望遠)鏡などを載せなくても使えそう。(左上写真<クリック>)
まだ、近くに来た1,2羽だけしか試せていないので、良否の判断は先送り。
この後で、あるサイトで、巧みな応用作品を拝見して、“目から鱗”で、直ぐご指名の“百五円鉄砲”を買いに走った。尢.....
...その鉄砲を使って、“改良版光線銃”を造ったが、それは次回に!
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押しボタンと筒内収納
土台にした鉄砲は、COLT.M2005TMと刻印がある中華製で、先般買ったエアガン類の中に“オマケ的”に混じっていた、壊れていてコッキングが出来ないジャンク。
既に“廃棄予定袋”に放り込んであったのを、拾い上げて来たもの。(笑)
「レーザーポインタ」の方は、2本ある「緑色」の内の1本を使うことにしたが、これは、再生可能なように使うつもり。(つまり、壊さないように組み込む!ってこと)
一番の問題点は、「押しボタン」をどのように押し続けるか?だったが、この鉄砲に内蔵されていた“ピストン外筒”と“切り出した小片”を利用して、「押しボタン」を押したままにすることに成功!(左写真)
これを、鉄砲鞘内に入れたら、ちょうど良い具合に納まる。(左写真クリック)
(問題は、“軸合わせ”だが、この後どうなるやら?...)
電極部の工夫
「レーザーポインタ」を再生可能にしておくには、接点などに細工をしては駄目だから、ミノムシ・クリップなどを使いたいが、空間容量的に2個は使えない。
そこで、外筒側(+側)に、“鉄砲内蔵のバネ”が使えないか、調べてみた。何と!誂えたように、ピッタリ!(左写真クリック)
更に、そのバネは、弾性のある材質(鋼材)なのに、何故か半田付けも左程難しくなかった。(尚更、結構! 左写真)
「レーザーポインタ」の“バネ状の端子(−側)”には、ミノムシ・クリップを噛ませる。
さて、これに繋がるリード線の処理だが、少し工夫が要るようだ。
外部端子
このジャンク鉄砲には、マガジン(弾入れ)が残されていたので、それを何とか利用したいが、電池を入れるほどの余裕は無いので、“リード線通し”と“外部接続端子”しか思い付かず。
マガジンの尻に、ホチキスの針を加工して、半田鏝で加熱しながら通して、“外部端子”にしてみた。(左写真&クリック)
・・・ ふむ!なかなか良く出来た“端子”ではある!...なんちゃって♪
尚、リード線は、マガジンの長さ+αだけにして、マガジンを入れる時は下へ引き出しておいて、マガジンを入れた後、リード線を、そろりそろりと中へ押し込んで仕舞い込んだ。でも、少し輪っかが残った。(左写真クリック)
(まだ実験はしてないので、マガジンを引き出すと、リード線がどう出て来るかはワカラン!笑)
外部電源(バッテリ)
外部電源として、固定場所なら「直流安定化電源」が使えるが、彼方此方の窓へ移動しなければならないので、容量の大きなLi-ionバッテリを使うことにした。
ジャンク品を壊せば、色々なのが利用出来るのだが、偶々廃棄予定だったムービー・カメラのバッテリを壊してみたら、使えるのがあった。(左写真クリック)
でも、これは、電圧が3.7Vで、「レーザーポインタ」に必要な約3Vより、電圧が大幅に高い。
このまま使うと、「レーザーポインタ(内蔵のダイオード)」が過大電流で壊れるはず。
で、流せる電流を約0.2A〜0.3Aと見て、約0.7Vドロップさせるために、保護用ドロッパ(抵抗)2.9Ωを直列に入れた。(左/上写真)
しかし、(世の中なかなか、こちらの思惑通りには行かぬもので、)、テスタで各端子電圧を測ってみると、このドロッパで、約0.3V〜0.4Vほどしかドロップしていないことが判明。(実は、0.5V〜0.7Vほどドロップして欲しかったのだが)
となると、“ダイオード電流”は、約0.1Aのはずだが?抵抗値の読み間違いか?...でも、点灯してみた明るさ/輝度は、かなり十分!
単4型アルカリ電池2本よりもずっと明るいが、ま、「ダイオード」が壊れることもなかろう!...と、あんちょこな判断で、作業続行♪
(後で調べてみると、どうもダイオード電流値は、250mAを越えているらしい。ギョ!危険度抜群!)
実用性は?
この「レーザー銃」の照準器(?!)で狙いを付けると、割合狙ったところに当て易いことが分かった。(左写真&クリック)
いままで、「緑色レーザーポインタ」の筒のままだと、屋外が明るい時には、何処に向けたら良いのか判然としなかったのだが、これだと、軸を合わせておけば、狙いが付け易い!
但し、その「軸合わせ」がかなり厄介!
...実は、あまり大きな声では言えないのだが、両面テープを貼った綿棒などを突っ込んで、軸調整をしているので、“コトッ!”と置いたりすると、軸が動いてしまう問題が残っている。(笑)
使う時には、近くの壁へ照射して“当たり位置”を見定めてから、遠くを照射することにしているので、何とかは、なる!(左上写真&<クリック>)
レーザー点灯も、ミノムシ・クリップ(の外してある片側)を繋げば良いだけなので、(格好は悪いが)手間は何ほどのことも無い。
まだ1,2羽しか試せていないので、実績は不十分だが、今までの単なる棒状の「レーザーポインタ」よりは、当て易く、追払いは楽そうだ。