[2018年01月03日 (2018/01/03)]
BuildFuture L80 新古品を、落札
昨年末に、ヤフオク!で、「1円開始 ノーブランド ミニノートPC」が数台出展されているのを見て、少し心が動いた。(詐欺手口風“最低落札価格”も付されていず、良心的!)
“赤色”と“黄色”に目を惹かれたのだが、“黄色”が最近子供達に人気らしい建設機械“はたらくくるま”に何となく雰囲気が似ていて、それでズズッと心が動いてしまった。(笑)
結局、争って、¥1,300〜¥2,300(税・送料込み)内の1台を落札した。
幾つかの欠点・欠陥はあるようだが、何せ“箱入り新古品”は魅力的♪
1GB-メモリや160GB-HDDはそのまま入っていたが、「無線LAN機能」は内蔵されていない。(必要なら「WiFiドングル」を自ら挿せ!ということらしい)
「有線LAN」はあるので、OS(Win7にした)の組み込みには困らなかった。
働かせて見ると、CPUクロック1.6GHz並みの性能ではある。(図1)
+++バッテリのこと+++
問題は“不良化バッテリ”で、こいつは完全に死んでいた。
分解して、中身を見たら、セル1個が完全に腐食(図2)していて、また制御回路も傷んでいるらしく“残量表示”が出なくなってしまっている。
セルを全部入れ替えたら、充電・放電は可能になったが、残量表示が出ない“眼暗運転”しか出来ないので、これの解決が次の課題。
尚、(これも放出品になった要因と思える)キーボードの右端の“誤コード・キー群(¥→」、む→Home、ろ→End)”は、「KeyboardTest」、「KeyCtrl051」というソフトを使わせて貰って、“コード確認”や“置き換え”をし、対処している。
(作者:Okayaさん、DSSさんに感謝!)
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+++付加物+++
ジャンク・ノートPCを買う時、メモリは沢山買い置きがあるから、然程気にならないが、HDDの方は“どう手当てしようか?”と、毎回悩む。
他の休養中のマシンから外そうか、あるいは新たに買い足そうか?と、考えるのだが、今回は160GBが内蔵されたままなので、その気遣いが無用で、良かった!(図3)
(“休養機”の方は、電源を入れればすぐに動くようにしておきたいから、あまりHDDを外したくないし、このマシンには160GBもあれば十分だ)
裏蓋を開けた際、「無線LANカード」の有無を探ったが、どうも載せられていない感じだ。
「ミニ・ノート」では不可欠だろうと思うのに、載せられていないのは、妙な気がした。
「WiFiドングル」を使えば済むが、「USBポート」が2口しかないから、ちょっと「USB」が手狭になる。
+++危険物+++
...そんなことを思いながら、筐体表面を布で拭いていたら、突然、“イタッ!”
見ると、(貼り付けられていた)エンブレムの尖った部分が起き上がっていて、掌を突き刺してくれたようだ。(図4<クリック>)
癪に障ったので、ニッパーで先をちょん切っておいた。
これで、新古品から中古品乃至はジャンク品に変わったってこと。(苦笑)
蛇足だが、ヤフオク!などで、時々見掛ける表示“中古品”は、実は殆どが“ジャンク品”ではないかと思う。
“中古品”は、付属品、説明書、外箱などが全部揃っていることが条件だが、本体だけなのに“中古品”と称しているものがある。もう、それは“ジャンク品”だ。
私も昔は“本体だけでも中古品”と思い込んでいたのだが、ある時、中古リサイクル店に“外箱も説明書も無い品物”を持ち込んだら、“ウチでは扱わない”と嘲笑われてしまったので、違いを知った次第。
+++性能は?+++
この機種は、本来、WinXPを載せるらしいのだが、当苑の「ホームグループ」に入れ易くするために、OSとしてWin7を載せた。
しかしまぁ、そのインストールに時間の掛かること掛かること!優に半日仕事だ。
(殆ど放っておけるからいいけど)
HDBENCHのALL値は28Kで、DELL mini 910の24Kとほぼ同じくらいで、まぁそんなものか!といったところ。
これで、「You Tube」の動画を見ても、それほどもたつくことはない。
ただ、画面が1,280x600というやや古式・変則的なものなので、“シアターモード”の画面下がちょん切れるのは、ちょと面白くないが。
+++特性など+++
CrystalCPUIDを見ると、CPUが2個あることが分かる。(図6)
不勉強なのだが、これは“Core2?"などとは、呼ばないのかな?と疑問が湧いた。
ま、2個を働かせていたとしても、HDBENCHのALL値を見る限り、大したことはないようだが。
+++バッテリ残量0%+++
一応、正常に動くようにはなったが、長時間電源を入れておいても、バッテリ残量は、変わらず0%のままだ。
念の為、色々なバッテリ・チェッカで調べてみたが、いずれも同じ結果。
(ポピュラーだそうな(「BatteryBar」でも試してみたが、やはりダメだった。(図7)
また、富士通の“強制放電式”のプログラムを組み込んでみようとしたが、機種が違う!として断られてしまった。(残念!)
(バッテリが無い状態で)ACアダプタを抜くと、いきなり“電源断”の状態になるので、部屋間の移動などは、思うに任せない。そこで、バッテリの改善・セル(18650)交換を試みた。
ケースの殻割りをして、中身を取り出したら、酷い泡/粟立ちはセル1個だけだったが、交換するなら、やはり全セルの特性が同じで、揃っている方が、安全だろうと思う。
+++入れ替え用セル群+++
全セル入れ替えることにして、先日買ったジャンク「モバイル・バッテリ ANKER 79ANM-WA(7800mAh)」(¥464送料込み)をバラして使った。(図8)
これら3本とも元気なようで、交換要員としては十分なので、事前に1本ずつ充電しておいて、元のケース(殻)に組み込んだ。
その殻を、セロテープを巻いて開かないようにして、本体に装着。
そのバッテリだけで動作させたら、1時間以上は保つ。
また、本体からの充電も出来るようだ。...しかし、“残量表示”は相変わらず0%だ。
約2時間充電−約2時間放電を2サイクルほどやって、ちゃんと充・放電はしているのは確認したが、“残量表示”が無いと、“充電自動停止機能”も失せているはずなので、過充電→異常発熱→爆発が怖い。
+++制御回路が問題+++
目下、この“残量表示”を出させる方法をあれこれ、模索中。
因みに、中の制御基板上のTP(テスト・ポイント)の表示電圧は、その表示値通りに出ていることは確かめた。(図9)
ただ、バッテリの外部端子本体との結合部には、11.1V(端部)と4.7Vx2箇所(内側)という妙な電圧が出ているのだが、それが何を意味するのかが分からない。(これらが、“残量表示”に関係するのか?しないのか?)
もっと、詳しく知りたいと思っているのだが、なかなか必要な情報が拾えないので、長期戦になるだろうなぁ。