[050622]
DynaBook SS3330Vジャンクを、補修しました.
表示不良を治す気は無かったんだけど捨てられなかったジャンクSS3330V C33/1A8、結局は部品取り用ジャンクを買い足して補修してしまいました。
これまで広薄型ノートの類として、TP560/E/XやTP240Xなどもあるのですが、ちょっと片手持ちしてキー入力するにはやり難い感じで、それらは殆ど机上でしか使っていませんでした。
で、軽便さに惹かれてSS3010のジャンクに手を出したのですが、このSS3010_東芝ハードウェア仕様_は、キー入力は酷くやり難いものの結構可搬性・携帯性が良くて“ちょこっと取り上げては、ちょこちょこ書き込む”のに、意外と便利なのが分かって来ました。
こうなると、休眠状態のSS3330V_東芝ハードウェア仕様_の方も何とかしてみたいと思うようになり、先日、大阪・日本橋で偶々SS3300のジャンクを見付けたので、液晶パネルを採るつもりで買って来ました。(\3,150税込_
幸い、液晶パネルの表示はそこそこ明るかったので、ホッ!
他方、これのバッテリ、セルを入れ替えたけど動作不良で10分ほどしか保てず、弱ってます。
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液晶パネルの交換.
実は、前に一度、SS3330Vの縦線模様の表示はインタフェース基板の不良が原因ではないか?と疑って、ガラス割れ&パスワード・ロックのジャンクを買って来て_\2,000税込_基板だけ入れ替えてみたのですが、不良箇所は違ったらしい。どうやら、パネル上の部品の不良のようで、修理はほぼ不能。
_蛇足:このインタフェースは本体からの画像信号をLVDS経由で受けているので、線の本数はかなり少なくて、すっきりしていますね。写真上部右方向への線群_
それで、液晶パネル部、開けたり閉めたりの経験を積みましたので、どの部分から交換してもOKだったのですが、土台のキーボード・フレームごと外して交換するのが一番簡単なようでした。
ただ、それだと前フレームのロゴが「SS3300」のままになり本体番号と矛盾するので、前フレームは「SS3330V」のに交換しました。
ドライバ類.
例によって生HDDに、Win98の動作品をFMV-5233上で準備して、SS3330Vに移転。
後から、ディスプレイ・ドライバなどを、dynabook.comサイトで「DynaBook SS PORTEGE シリーズ内」SS3300用のを頂戴して組み込みました。
モデムのドライバは、どうやらTOSUTILの中にあるようで、これを一旦Setupしたら_何やら勝手に?_充当されたようです。_ホントかなぁ?_
_わざわざモデムを活かそうとした理由は、また別途_
けど、このユティリティの方は、Win98の立ち上がり時に、ハイバネーション・ファイルがどうのこうのと五月蝿いので、後でアン・インストールしました。
比較.
動き出したSS3330Vを、前のSS3010と比べて見たら、画面が少し大きくなった分、文字も大きくなったせい?か、かなり見易くなりました。_SS3010より液晶パネルが明るいのも助けになっているのかな?_
実装済みメモリが64MBなのも助かります。_拡張無しでも何とかなりそうなので_
それに、CPUクロックが333MHzのお蔭でしょうか、Win98の開始や終了が随分速く感じられます。_メイン機TP600(E)300MHzなどかなりモタモタしているのに、これはスイスイ!_
しかし、ほんの少しですが厚みや重さが増えていて、SS3010の軽快さがやや失われたような感じです。
SS3010ではPCカード・スロットが1枚ずつの左右振り分けになっていますが、SS3330Vでは上下2枚挿し。でも、これは考え物です。むしろ、左右1枚ずつの方が何かと便利。
それに、左手元にPCカード・スロットが来るのも頂けません。無線LANカードなどは掌で覆うようになってしまいます。水気の多い手や超合金製の手(?ん)だと電波が遮られてしまう可能性も...それに、如何に微弱とは言え、電波の発信源の直ぐ傍に手など置きたくはないですねぇ。
ダメダメ・バッテリ.
手元には何故か?SS3xxx系の_死に体_バッテリが3種3個あります。_1300mAh,1700mAh,2600mAh_
これらの中身_セル_を取り出して活きていそうなのは残し全く電圧が出ないものを、活きたセルと入れ替えました。
前に、この方法で補修したSS3010用のバッテリは小1時間保っていますが、今度の3個はたったの10分しか保持出来ません。
容量にして約10%。放電は100%から約90%になると警告音の後シャット・ダウン。それを充電しようとすると、いきなり3%辺りに落ちてから充電が始まり、10〜14%の辺りで何かの拍子に突然100%になります。_セルと制御回路の特性不一致?やれやれ..._
SS3300のジャンクには、偶々でしょうが2600mAhの長時間バッテリが付いていました。これには17670型が3個x2列で計6個入ってます。
_長持ちするのはいいとして、入れ替えるセルを沢山用意しないといけない者にとっては、かなり有難迷惑_
しかしまぁ、どのバッテリ・ケースも、大変開け易いですね。ケースを両手で握って、右回し左回しに捻っていると、内側のフックやガム状ノリが外れて、無理なく殻割りが出来ます。
小評.
見易さや処理の高速性ではSS3330V、軽便さではSS3010が勝ち。机上での使用なら前者ですが、手持ちするなら後者ですね。
でも、机上でなら競合機種が沢山ありますし、キー入力の難しさの点ではかなりマイナスなので、当苑内のその分野で、果たして勝ち抜けるか/生き残れるかどうか難しい処です。
で、SS3330Vの広画面・高速性に惹かれながらも、つい手に取るのは上のSS3010になりそうな予感。
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