[080905]

バッテリLi-12B/10Bの劣化状況を、調べてみました

最近、風景撮影にC-770をよく持ち出すのですが、バッテリが、カメラ内置分の1個は勿論のこと、予備の2個までもが、途中で瞬く間に空っぽになるので、往生しています。(ナマダブ!d(x_x;?)

使用直前に充電したものまでが、そんな状況になるので、これらは、もう寿命ではないかと考えました。左写真の下段左側3個

そこで、試しに充電後から毎日、端子電圧を測ってみました。やはり、それらしい兆候が見えます。(物は、台湾製セルの廉価版新品)

(上側4個の内右側3個は日本製中古品、左端は台湾製新古品で、継続測定は未だなのですが、買ってから半年ほど放置していたのに、現時点でも4V前後)
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変化の様子
左図が、下段4個のみ、満充電からの自己放電による電圧低下を調べたもので、明らかに3個は、自然自己放電率が高くなっていて、劣化が認められます。(測定点のばらつきは、多分気温・湿度の影響)

どのバッテリを、何時購入したか明確ではありませんが、最も初期に購入したものは、最初にC-770入手した時期(2007/8頃)で、使用期間約1年間になります。
その時期から勘定すると、総撮影枚数は約3,600枚で、実際には38回撮りに出掛けています。(左写真<クリック>で、その例)

持ち出し前に充電したのは、殆ど3個か、時には2個だったので、充電した回数は1個当たりの平均値で、38x0.8=30回位になりそう...で、寿命が来たわけです。
(しかし、一般的には、充放電可能回数は300回以上らしいので、これでは明らかに少ないですね)

標準品(国産)との比較
寿命が短い/充電許容回数が少ないと言っても、価格との対比で考えないといけませんが、標準品の実測データが無いので、取り敢えず数値だけで比較してみました。
充放電回数バッテリ単価償却費(円/回)
台湾製セル30回約550円18円/回
標準型セル300回約4,000円13円/回
台湾製セルは標準型セルに比べて、償却費?はおよそ1.4倍程高く付く事になります。
結局、桁違いではないけれど、“安物は、初期コストは低いが、トータルは高く付く”と言えそう。

予備バッテリの充電.
しかし、今般の台湾製セルの「充電可能回数」が、吃驚するほど少ないのに驚きました。
が、購入価格からすれば、“割高ではあるが、眼を剥くほどでもないかな?”と云う結論になりそう。

でも、こんなに「許容回数」が少ないと、予備に持って行くバッテリは同時期に同回数充電してはいけない、つまり極力充電回数を減らす工夫をしないと、同じ時期に全滅の憂き目に遭います。
(ここ数回の(家人も知っている)当方の大声ボヤキは、“なんで?3個共ダメなんだぁ?”でした)

そんな時は、止むを得ず(何時も入れてる)胸ポケット予備機(Optio S4)で代用しますが、やはり3倍ズームでは不足に感じる事もしばしば。(左上写真<クリック>で)

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