[080920/23]

バッテリLi-12B/10Bの劣化状況、その後.

先般から、Li-12B/10B自然/自己放電の様子を調べて来たのですが、直ぐに捨てて終わってしまうのは惜しかったので、更に継続して測ってみました。

やはり、30回近くも充放電をして酷使(?)した(台湾セル)3個は、もう保存が利かず、自然放電だけでゼロまで落ちる/だろう事が、はっきりして来ました。

これを測りながら、寿命に調べ方について、もっと簡便で確実な方法は無いものかと嘆息。

また、ノートPCのジャンク同様に、「中古バッテリの良品」に当たれば、安物新品 よりも長持ちするのではないかとの希望も!
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更なる変化の様子.
左グラフ上は先回からの継続データですが、これから、黄1、緑1、青1はどんどん自然/自己放電が進んでいる様子が分かります。
(尚、ピョコンと測定電圧が跳ね上がる日は、やはり気温が上がっていました)

緑1と黄1は、3V以下に落ちたので、この間、一度再充電をしましたが、また急速に落ちて来ています。

もう、これらは負荷を懸けたら、直ぐ電圧が落ちてしまうから、使えませんね。

他方、左グラフ下は、中古で買ったバッテリ(追加充電はせず)のデータですが、赤2を除けば殆ど変化は無い感じ。

赤2の減少の様子が少し気になりますが、これは中古品で購入したものなので使用頻度が不明だし、順当な変化・劣化なのかも知れません。

廃棄予定.
上記のデータから、緑1、黄1、青1の3個は、未練を残さず思い切って廃棄します。
(幸い当地では、まだ“小電池類”は「有害ゴミ」として数ヶ月毎に収集してくれるので、助かります)

しかし、金属資源問題を考えると、本当はちゃんと“リサイクル・ルート”に乗せるべきでしょうね。今度、日本橋へ行く時に、持って行って、「リサイクル・ボックス」へ入れて来ますか。

寿命・コスト・残量の考察.
貧乏ジャンカにとっては、初期コストが低いので、短寿命でも安価新品の方が良いかなと思っていたのですが、先回の計算では、やや割高でした。(これらは台湾セルの方。中国セルは、未購入・未検討)

充電可能回数が300回(以上)の「標準バッテリ」の使用頻度について考えてみると、“撮影熱心な人”が毎週日曜日毎に撮影に出掛けるとして、月4〜5回でしょうか。
年間では50〜60回、同じカメラを3年使い続けたとしたら、「充放電回数」は最大180回程。
それだと、この中古バッテリは、充放電残り100回、後約1年は使える勘定になります。

中古バッテリの再利用.
実際には、(“携帯電話”ならいざ知らず)デジカメを、こんなに使う事・人は少なくて、残存充放電回数は、もっとあるのではと睨んでます。

だから、旧型機種や壊れたデジカメから取り出された、中古バッテリの中には、結構長く使えるものもあると思いますので、是非、世の中に出して貰って、(資源リサイクルではなくて、そのまま)再利用したいものです。

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