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[151129]

PC110群メンテと液晶表示不良を、修理

今回、14年目のメンテ(保守点検)をした。(図2<クリック>
先回のメンテ・レポートから言えば1年越しだが、その後も、随時各機種のチェックや作業はして来たつもりだった。
ところが、今回チェックしてみたら、2台も表示不良が出て来た!ギョギョ!

1台は“液晶パネル・偏光板腐食”なので、もう手の施しようが無い。
他の1台は、“コントローラ不良”と分かったので手当(基板交換で修理)をした。(図1)
幸い「コントローラ基板」は、液晶パネルを剥がしたマシンのものを、こちらに転用して、修理したのだが、結果は、好!だった。

これで、3台だけは正常に動作するものが残せたが、これから先が思い遣られるなぁ...
まぁ、維持出来る限りは、してみようと思っている。
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問題発生!
何時もは一番先にチェックするマシンだが、今回は一番最後だった。
でも、一番ショックが大きかったので、先に記録しておく。

このマシンは、「みみラボさん処(リンク無)からの頂きモノ」で、ゴールド・カバー付きで、筐体カバーも一緒に頂いた“値打ちもの”(図4<クリック>)なんだが、最後に電源を入れてみて、吃驚!!!
液晶画面に、大斑点が発生していた。(図3)
確か、これは半年くらい前に、働かせてみたことがあって、その時には正常だったのに!

この大斑点は、液晶パネルに張り付けられた(「偏向板」+)「色補正板」の変質(ビネガー・シンドロームとか)が原因で、その層を剥がせば、大斑点は無くせて、素の液晶パネルが採れ、改めて両側を偏光板で挟めば、一応の表示は出来る。
しかし、表示が出来ても、STN特有の色ズレは除けず、色味の悪い画像表示しか出来ない。
...のはずなんだが、現実のこの液晶パネルは、それ以上に表示も出ない程悪化しているようだ。もしかしたら、コントローラもやられているかも。・・・ これは、このまま継続保存だ。

そうした不良化液晶パネルで、一連の(改良を目指した)作業をやってみていたのだが、結局は、成功せずだった別話もある。

コントロール基板の差し替え
今回発生した表示不良は、バックライトは点灯しているが、画像が出ない状態だ。
多分、「コントロール基板」が原因だろう。
そう思ったわけは、一度、それを交換した前科があるからだ。(図5左側)

修理するために、上記の改良作業で使っていたマシン用の「表示コントローラ」を、これに転用することにした。(図5右側)
その「コントロール基板」は素性が分かっていて、正常動作はまず間違いないものだ。(図6<クリック>

コントロール基板の差し替えなどは、以前の作業通りだが、やはり裸眼での「リード線半田付け」が煩わしくて、ヘッドルーペを使って作業をした。

接続を終えた時点で確認したら、表示OK!だった。バンザイ!
これで、一台だけは復活させられた♪

2016バッテリ
表示が出るようになったのはいいが、なぜか「BIOSエラー」が出る。
163の「日付未設定エラー」だから、直ぐに直ると思ったが、これがなかなか進まず、入力を完了しても、またエラーで同じ画面へ戻って来る!?(図8<クリック>

一度バッテリを確かめたが、そこそこ電圧があるので大丈夫!...と思ったが、実は大丈夫じゃなかった。
買い置きの(新しい?)2016バッテリと置き換えたら、素直に通るようになった!メデタシ!
(カシイナァー!以前は、こんなに厳しくなかったと思ったのに...)

実は、こうした保守作業を続けている理由の一つは、液晶表示部に(新しい)代替品で、何か使えるものが見付からないか?それと置き換えられないか?と探しているからだ。アイデアは色々あるのだが、高く付いたり、手に余る作業が必要なのはダメで、安価で簡便な方法を模索している。ポケコンZAURUSなどの流用も考えたが、やはり高度なスキルが無いと難しいようだ。

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