[二〇十七年三月二日]
PC110用LCDの表示、劣化進行中
ふと、思い立って、PC110群の(液晶表示の)様子を見てみた。
相変わらず、液晶の劣化が進んで来ているようだ。(図1)
このマシン達が、まったく使い物にならないか?と見ると、一応、OSはちゃんと立ち上がるし、壁紙のパターンは分かるし、書き込んだ文字なども読めるので、“ダメ”というわけではない。(図2<クリック>)
だが、残念ながら“美しさ”という点では、もう落第点だ。
既に、廃品にしてもいい状況なのだが、やっぱり棄て難い魅力がある。
「液晶表示」さえ何とか出来れば...と思うのだが、何とかするには、素人の趣味の範囲を超えてしまうから、そうも行かず。
その内、技術が進み、大衆的で簡単な方法で「表示」を改善出来れば、復活も可能ではないか?!と夢見ながら、保存に励む昨今だ。(苦笑)
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改造品の現状
先般、液晶パネル劣化の原因になっている腐った「補正偏光層」を取り除いて、素のSTNパネルだけに改造してみたのが、1台ある。(図4<クリック>)
これは、気温が低いと表示が出なかった。
(・・・もう、そろそろ春ですねぇ〜♪と、時々、電源を入れて見るのだが、まだまだ春は浅いようだ)
写真に綺麗に撮れる程のコントラストは、出ない。(図3)
これは、“画像後処理”で、かなりコントラストを強調しているのだが、まだこの程度。
もっと気温が上がれば、更に良くなるだろうとは思うが。
これをもっと改善するには、量産・生産用に使われる「補正偏光板」を「液晶パネル」の前後にあてがえば、良い事が分かっているのだが、特殊な材料なので、素人が(安価に)入手する事は極めて難しい。
(金に糸目を付けなければ、可能かもしれないが、それは、出来てもやりたくないし、愉しくもない)
劣化は進む
現在、手元の5台の中で、まだほぼ正常に近いのは、僅かに1台のみ。(図5)
だが、これも、既に劣化が進み始めている。(図6<クリック>)
こうした劣化の進行を遅らせる方法として、“低湿度・低温度環境での保存”があるのだが、“普通に使用することが主目的のマシン”を、“飾り物”的に保存するってのも、なんだかなぁ...と、当苑では敢えて、普通環境で保存している。
難病患者が、新薬や新治療法を期待して、長期冷凍保存を望むというSFチックな話を思い出すが、そこまでの執念は無い。(苦笑)
でも、百均ショップの品物を流用して、“液晶表示”が改善・改良出来れば面白いがなぁ!と思いつつ。