[030607]

5Vチップで、16MB拡張メモリを作ってみました

先日買った72ピン32MBのEDO DRAm(5V仕様)、ドジな買物と悔やんだのですが、"でも、CMOSなら3Vでだって動作するはず。単に、応答スピードが落ちるだけだ!"と思い直しました。
要は、クロック40MHzのCPUのアクセスに応答できるか否かが問題なわけです。
もし、メモリ・チップの設計・製造品質が良くて、3.3Vでもそれ程スピードが落ちなければ、PC110の拡張メモリとして、使えるかも知れません。

試作してみたら、あっさり16MBとして動きました。残る問題は、機体の違いや暑さ寒さに対してどれ位マージンがあるかって事でしょうか。

50ns 32MBモジュール
近頃は、ジャンク屋巡りをする時は、メモリ・モジュールが置いてある棚を、無意識に覗き込んでいます。時には、チップを見せてくれるよう頼む事も。
(でも、チップ上のラベルや貼り付けられた値札で、チップ名が見えない事も多いので、常に欲求不満)

このモジュールは、32MBなのにチップが4個しか乗っていないタイプでした。(なら、きっと16ビット幅の64Mbitsだ)それに、値札には(FP)の文字が!(これは、後で間違いと分かりましたが)
チップ名は、K4E641611CSAMSUNG製のチップ名にはあまり馴染みがないので、少し迷ったのですが、最近罹っている拡張メモリ製造病(?)のせいで、つい買ってしまいました。(\1,480+税)

買った後で、5V仕様なので駄目かも知れないと思ったのは、既述の通り。思い直したのは、上述の通り。
しかし、物事には直感と確認が大切って事で、一応チップを外して空きメモリ板に乗せ、配線してみました。

結果
組み立てた後、PC110の装着し、電源を入れたら、素直に20MB表示が出て来ました。(思わず、"やった!これで、名誉挽回だ!"...って、何の?)

季節や機体によっては不安定あるいは非動作になる可能性もありますが、今の処気候も良いらしく、当苑の3台では、Win95で問題無く動いています。

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