[030103]

タッチ・パネルを、表示部に付けてみました

先回の実験後、ZAURUS用のタブレット(別称:タッチ・パネル)が手に入ったので、PC110の液晶パネルの手前に装着してみました。

サイズ的には少し小さ目で、上下の電極がはみ出ますが、横は広くてなかなかいい具合です。(MI-610の画面サイズは、ネットで漁ると4.3型との事。因みに、PC110の表示部は4.7型)

しかし、実際に装着・動作実験をしてみると、表示のコントラストは落ちる(表面反射が多い)、ノイズ除去が面倒そう、ペンの絶対位置指定では右上の位置ズレが大きい(過ぎる!)などなど、問題が山積。

タッチ・パネル
部品注文の経緯などは、下段に書き出しましたが、MI-610(廃止予定品種?)用タブレット(\4,000+送料+税)を1枚。(その他、試しに小サイズ品も2枚購入。でも、使わず)

このタブレットの裏面の上下左右に余計な(?)図柄シートなどが貼り付けてありますが、これらを剥がすと、スッキリしたパネルが採れました。


PC110の表示部の背蓋を外し、液晶パネルの4箇所のビスを外して開けて見ると、タッチ・パネルを挟む余裕は十分ありました。

ビスの長さにも、余裕がありますし、タッチ・パネルからのリード部も、後ろに覗かせられます。
タッチ・パネルの上下位置合わせがちょっと面倒かも知れませんが、右横側には壁があって、ちょうど位置も良いので、横方向のズレ止めには好都合。

配線と結線
4ピン・コネクタからのフラット・ケーブルは、取り敢えず本体底を這わせて、後ろに引き出しました。

この状態で、裏蓋は殆ど問題無く閉められます。(多分、もう、かなりゆるゆるになっているせいでしょう)
フラット・ケーブル同士を上手く結合する方法を、他に思い付けなかったので、あっさり半田付け。(拡張メモリ換装用などに使っている)細線と先細の半田鏝で、ササッと!(片面はフィルム・ベースなので、時間を掛けていると融けるかも知れませんから)

後は、結線部の絶縁用として、厚紙(?んなもんで、いいのか?)で挟んで、各所をセロテープで固定。

状況
表示面でペンを使うのに、WMousePdの「Relative」モードではどうも格好が付きませんから、「Absolute」モードにして試験。ノイズ対策をしていないので、マウス・カーソルが飛び回りますが、一応、左上と右下で位置決め。

これで、左下は大体合いますが、右上がかなり外れていて、位置が合いません。(ノイズを除いても、こりゃだめだ!)
これは、パネルのサイズ、抵抗値などが大き過ぎるせいかも。本来なら、ペン・パッドの印加電圧、抵抗値、WMousePdの電圧分解能などがマッチするものを選ぶべきなのでしょう。(現実は、タッチ・パネルを選べる立場にはありませんけど)

設定の問題
今後どうするか?ですが、表示品位が落ちる事、ノイズ対策が厄介そうな事、ペン指示位置補正などが問題です。

ノイズ抑制や位置補正などは、やれば何とか改善できるかも知れませんが、表示品位の方はパネル次第だし、透過型ではこれ以上はまず無理でしょう。これで使えない事はないのですが、"表示品位"と"位置指定"を秤に掛けるとすれば、現状では表示を優先したいですね。


部品・注文と注文
通販サイトに細かい価格表が出されているのを見て、この値段なら実験用に購入してもいいな!と注文を出しました。
ところが、在庫切れのため代替品となり、その値段が上がるとの連絡を頂く。
サイズ的によさそうなMI-610用\2,800が\4,000、MI-500用\2,800が\5,000との事。
"嫌なら、止めればいい!"のですが、1歩も2歩も踏み出しているものですから、なかなか断念し辛いわけ。これは、気分的によくありません。(懐具合にも、よくないですね)
部品点数が多いとサイト更新は面倒なのかも知れませんが、注文してからの価格変更が無ければ、大変有難いのですが。

(以前、中古計測器店で、「サイト更新前」に注文したら在庫が無くて値段の高い型を薦められ、「更新後」に同じ型のを発注したらやはり在庫が無くて、また高い機種を薦められた事がありました。同じ事が2度!せめて、在庫の有無くらいは、更新して欲しいと)

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