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[二〇十六年四月八日]
PC110用LCDを、探す(1)

今まで、「AV信号モニタ」を用意するために、「小型DVDプレーヤ」を物色して来たのだが、いずれもLCD表示は「ワイド型」だったので、PC110表示への利用などはあまり意識してなかった。(尤も、気にはしているのだが

ところが、偶々、ZTO−1105ジャンクを見て、その可能性を考えた。(¥380税込み)
この画面のサイズ(5・6型)なら、何とかPC110に入りそうだ。(図1 )
まぁ、解像度が異なるはずだから、まともな表示は期待出来ないだろうけど。(苦笑)

これは、映像は正常に出るのだが、「音声が出ず」と「LCD(液晶)の横輝線欠陥」でジャンク品になったようだ。(図2<クリック>
この値段なら壊しても痛くはないから、調べるのにはもって来いだ♪

一応LCDの「入力信号群」を動作状態で調べてみたのだが、現段階では、まだ流用可とも不可とも分からないが、このままでは、多分無理だろうな。

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調べた箇所
この「DVDプレーヤ」は、基板とLCDだけを取り出して展開出来るので、調べ易い点は私にとってはメリットだ。
(でも、製品としては、冗長で無駄な個所もあって、何だか“量産前試作品”のような感じ)

LCD用信号群の何処を切って調べるか?だが、主基板に近い側は、「YUV0〜YUV7信号」だそうで、良く分からないのだが、ここで切るわけにも行かないだろう。(図4<クリック>

YUV信号のRGB信号への変換を、BJ1201SというLSIでやらせているらしいのだが、このLSIの資料がネット上では見付からないので、パス!
そこで、LCD端子に近い処の「コネクタ部」(30ピン)で調べてみた。(図3)
此処なら、もう少し分かり易い信号が出ているだろうと踏んだのだが。

尚、以前に調べたPC110のLCDへの信号は、比較的シンプルだったけど、R,G,B信号の振り分けは未明。
ところで、それの「02」、「06」のHighの意味は、今となっては定かではないが、多分「20V」辺りではなかったかと。

入力信号群
この系の特徴は、電源を入れると、「ロゴ表示」が出て来て、その画像が静止していることだ。

背景が「青色」なので、その信号が主だが、白文字個所では、全色(RGB)出ているはずなのだが、それは確認出来なかった。

配線が、3本ずつ固まっているので、それらを仮にR,G,Bに割り当ててみたが、正しいかどうかワカラン。(図6<クリック>

で、「1」と「29」は、周期約120μsec の連続矩形波だが働きは不明。「8」はHsync 信号、「10」はVsync 信号だろうと思う。

PC110側から、こうした信号を供給することは出来るはずだが、問題は、その振幅を+4Vに制限したパルスや、別途必要なマイナス10V(DC)などをどう供給するか?だが、良い智恵が未だ無い。

実際の波形
これらの内、R,G,B信号が、それぞれ3本線で、3ビット(8階調)分しか無いとしたら妙だ。
が、B信号を見ると多段になっているから、既に、それに信号自身に階調が含まれているような感じ。(図7)
因みに、R信号と見た信号波形は、狭いパルス(幅約50nsec )の繰り返し(周期約0.18μsec )だ。(図8<クリック>

さーて、PC110から、どうやればこんな信号が出せるかなぁ?
まぁ、無理だったら、また別のモデルを探さないダメかもしれない。

取り敢えず、(木に竹を繋ぐ話かもしれないが、)何とか、水平同期(Hsync )、垂直同期(Vsync )、R、G、B信号群だけでも接続して様子を見てみたいものだ。


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