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[二〇十八年十月二十三日]
PC110 TFTモジュール化 7 選別 

(往年の名機)「PC110」の劣化した液晶を(最新の)「TFTモジュール」に置き換える検討をして来て、やっとそれが可能だと分かったが、実際にそのモジュールが「PC110」の表示枠内に組み込めなければ意味が無い。
実験中の6型TFTモジュールでは、表示領域の位置合わせが、上手く行かない。

そこで、5型TFTモジュールを探す準備を始めたが、生憎、(格安)ジャンクで入手出来る“ナビ機のモジュール”では、表示解像度/ドット数が分かるものが多くない。
それに、手持ちのモジュールの中にも、素性が良く分からないものがある。
そこで、現物モジュールの解像度を“簡単に調べる方法”が無いかを考えてみた。

その方法で、これは横800ドットは可能ではないか?と思ったモジュール(図2<クリック>)が!?...残念ながら、ただの横480ドットだったりしてガックリ!(図1)

知識不足なので確たることは言えないが、もしかしたら、モジュール自身にはその能力があっても、駆動側でわざと能力を落としているのでは?などと、邪推中。
今回は、上手く行かなかったが、別方法があるか否か、考えてみたい。

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+++ 1ドット表示 +++

上記(図2)のように、幾つかのサイズの枠取りをした画像を用意してみたが、“画像表示ソフト”の縮小・拡大能力が高くて、“モジュール解像度”の確認には役に立たなかった。

(苦し紛れに、)1ドットずつを並べて斜め直線を描いたBMP画像を作って、それが1ドットずつで表示出来ていれば、モジュールにその分解能はあるのではないかと予想した。(図3)
図3は「YUPITRU YPL502si」(ナビ機)本体の画像表示機能を使って、表示させたもので、1ドットずつの点画像がちゃんと描けているし、縦方向に並んでいる480ドットも、ボケたり、滲んたりすることなく表示出来ている。(図4<クリック>
図4を見ると、横800ドットも可能なように思えるのだが...

しかし、「PC110」で駆動してみると、やはり横480ドットらしい画像にしかならず...(じっと手を見る?じゃなかった。じっと画面を見る)(図1)


+++ 別の5型モジュール +++

素性不明(多分、KAIHOUSP-501用)のモジュールは、上記の方法では調べられなかったので、直接「PC110」の実験用(TFT変換駆動)回路に接続してみた。
早い話、これだとこのモジュールが使えるかどうかが直ぐ分かるわけだ。
しかし、未だ、これ用の(レジスタ設定)ソフトが完全かどうか自信が無いので、決定的なことは言えず。
兎に角、現状では、このモジュールも640x480ドットの表示は、出来ないだろうと分かった。

余談だが、こうした一部しか表示されない画面を見ると、つい、カーソルを下へ上へと押し続けても、画面が、なぜ、自動でスクロールしないの?と期待したりして。(するわきゃ無いのに!)




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