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[令和元年(2019)六月二日]
PC110 TFT化 20 金 Win95-CF 奇怪 

「金カバーPC110」の“5型TFT化”が上手く行って、Webブラウザを入れようとしたら“容量が足りません!エラー”が出て、容量が小さい(256MB)CF(コンパクト・フラッシュ)を使っていたことに気が付いた。
CFを容量2GBに替え、「Win95」をインストールして起動させたら、奇妙なことに画面がゆっくりゆっくりズリ下がって来る現象が発生!何だ、これは?(動画1<クリック>

てっきり、中継結線部だろうと、裏蓋を開けて確認をしたが、特に異常無し。
(もしかしたら、この辺りの“線の長さ”が、関係するのかな?...でも、そんなに長さが違うわけもなし)
更に、「ct65535 /t」を書き込んである「AUTOEXEC.BAT」を見直してみたが、其処も異常無し。

元の256MB Win95-CFに戻すか、1GB Win98-CFに替えると、“ズリ下がり”は起きず。
また、別機で使っている1GB Win95-CFで試すと、起きない。

だが、“ズリ下がり”の起きる2GB Win95-CFのクローン/コピーを、1GB Win95-CFで作ってみると、これも同じように“ズリ下がり”が起きる。(図1)

その現象の解消方法は簡単なのだが、発生過程・原因が良く分からないので、ここに記録しておく。

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+++ 他機では?Win98-CFでは? +++

一番疑わしいのは、2GB Win95-CFそのものだろう!?と、これを別マシン(6型機)に差して様子を見た。
だが、そのマシンでは、“ズリ下がり”など、まったく起きない。(図3)
だから、その2GB Win95-CFが悪いというわけでもなさそうだ。

元のマシンに戻って、容量の異なるCF 4種(256MB-Win952GB-Win95|クローン1GB-Win95、1GB-Win98)を差し替えてみた。
やはり、256MB-Win95、1GB-Win98では“ズリ下がり”は起きない。(図4<クリック>
結局、最初に作った2GB Win95-CFが問題だってことらしいが。

+++ 本来は垂直同期のズレだが +++

本来、画面の“ズリ下がり”は、タイミング信号系の問題であり、垂直同期信号の少しのズレ(多分、一水平同期分の遅れ?)に因るものだろう。
例えば、垂直同期信号の間隔が、480ライン分のはずが、479ライン分の幅しか無いといったことなのかもしれない。
しかし、それが、“CFの違い”や“デジタル値の違い”に因るものか?と問われれば、返事に窮する。
しかも、再現性が良く起きるから、尚更に始末が悪い!?(苦笑)
まぁ、正常動作させたい時には、他のWin95-CFで間に合うから、これはこれで置いておこう。その内、原因を考え付くかもしれない。


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